2012年01月15日
再び映画を作ります
今朝の北海道新聞の第3社会面に記事が掲載されました。
佐藤泰志「そこのみにて光輝く」を映画化という話題です。
われわれ「映画『海炭市叙景』製作実行委員会」の製作実行委員長である菅原和博が、昨年末に取材を受けました。
結果から言いますと、「映画化される」のではなく、映画化に向けて動いております!
映画になるよう鋭意調整中!
ただ、現時点ではスタッフ・キャストの決定どころか、脚本すらもなく。
すべてはこれからです。
計画としては、この夏に函館など道南圏(北海道の南の地域のことです)で撮影をしたいと思っております。
脚本が完成しないとなんとも言えませんが、その予定ですすめます。
そして2013年に上映。
このスケジュールに沿うべく、動き始めた・・・というのが現在の状況です。
まあ、1年繰り越しって事も、更にって事も、様々なことがあるかも。
映画にしようとしているのは、佐藤泰志「そこのみにて光輝く」です。
主人公が出会った青年、そしてその姉。
海の近くに立つ彼らの家や、夏の町を舞台にしての物語です。
小説は河出書房新社から文庫本として発売中です。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309410739
また、クレイン社から発売されている「佐藤泰志作品集」にも、前半となる第1部が収められています。
http://www.cranebook.net/archives/post-2.html
文中に「函館」の文字は出てきませんが、地形など明らかに佐藤泰志の故郷である函館をモデルにしています。
「海炭市叙景」の季節とは逆の、真夏の物語です。
佐藤泰志作品は夏を舞台にしたものの方が多いのです。
その函館の夏をフィルムにおさめたいな、と思っております。
監督を始め、スタッフ・キャストの決定はまだこれから。
昨日スケジュールが埋まってしまっていた方が、明日には大逆転で参加可能に・・・なんて事も不思議ではない世界です。
いまのところの予定は未定、すべての可能性はゼロではありません。
詳細が決まり次第、随時お伝えしていきますね。
映画「そこのみにて光輝く」が製作され、上映されるよう進んでまいります。
ご注目いただければ幸い。
そして応援いただければ、こんなに嬉しい事はありません。
末長く。
よろしくお願いいたします。
「誰かが追いかけてくる足音が聞こえた。
拓児だろうと思った。
振返ると千夏だったので、まぶしかった。
大急ぎで追いかけて来たのだろう。
花柄のブラウスのボタンをはめながら、草の中に入って来る。
達夫は、外へ一歩出た時から、拓児の家を見捨てるように歩いて来た、と思った。」
(そこのみにて光輝く / 佐藤泰志)