2011年10月23日
岡崎武志さんの言葉
書評家の岡崎武志さんが、またも海炭市に来てくれます。
「海炭市叙景」の映画化のためのイベントとして、我々はいくつかの講演会イベントを開催してきました。
その一番最初となった2009年6月の講演会の主役が、岡崎さんだったのです。
明日にもゴライアスクレーンが解体される、という日でした。
その講演会の中で岡崎さんは、本で描かれた場所に行き、その場所でその本を読むのは特別な体験とおっしゃっていました。
この「海炭市叙景」を読みながら、ロープウェイで山頂に向かうその瞬間。
ここに住んでいる我々でも、それは特別なものになります。
ぜひ、11/3にまた味わっていただきたい。
それは、海炭市以外の場所から当日来ていただける皆様にも。
様々な場所で、佐藤泰志についてお話をしていただいている岡崎さん。
佐藤泰志関連の書籍から、そのお言葉を一部ご紹介させていただきます。
「冬の薄日の中から、暖かな光が射すように、映画『海炭市叙景』には明日も生きていく者への救済がある。
それは監督・熊切和嘉さんの人間を見つめる眼差しの反映であろう。」
(「あなたがたは最後まで立ってはならない / 映画「海炭市叙景」パンフレット)
「おそらく佐藤は、最後の一行まで、全体の構成をよく考えながら、文章と文章を緊密な緊張関係において書くタイプの作家だった。
初期作品では、それが魅力であり、また息苦しく感じられる時がある。」
(小学館文庫「移動動物園」解説)
「最後にもう一度だけ言う。
これほどの作家を忘れさせるわけにはいかないではないか。」
(「海炭市叙景」について / クレイン社「佐藤泰志作品集」別添 「佐藤泰志作品集によせて」)
11/3に再び海炭市に降り立つ岡崎さん!
ぜひ、このイベントを楽しんでいただけますように。
そして!
前回のクイズの答えです。
「ユニコーン(湯にコーン)」でした。
まあまあ、とるにたらないダジャレってことで。
ならばすぐに次っ!
「おいしそうなのに、パン屋でお客さんに見てもらえないパンってなーんだ?」
見てもらえないというか、お客さんがあえて見てないらしいです。
「・・パン」なので、「・・」してるんですって。
答えは次回のブログにてっ!
そうそう。
急遽、来ていただける事になった映画「海炭市叙景」プロデューサーの星野さんのお名前が入った最新ポスター&チラシが完成しました。
こちら!
kaitanshi at 21:23│TrackBack(0)│
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