2011年09月01日
足跡その50~海炭市イヤーの夜明け
2010年。
1月に急ピッチで撮影準備が行われ。
2月にクランクイン。
3月にクランクアップを迎え。
4月に編集作業が行なわれ。
10月の完成試写会。
11月の函館先行上映。
12月の全国順次ロードショーの、スタート。
春から秋にかけても多くの出来事がありましたが。
あえてお伝えするものでもない、または我々だけが知っているにとどめるべき事もたくさんありました。
秘密があったほうが、想像力を働かせる楽しみがあると思っております。
あと2ヶ月の間に、映画作りの舞台裏をご紹介しつつ、想像にまかせる部分も護っていきますね。
とりあえず、2010年(そんな物語がありました!)の夜明け。
まさに海炭市叙景の映画化にとっての、待ちわびた夜明けでした。
それは、猛吹雪でした。
ああっ!
これは何かの象徴ではない!
絶対ない!
と思いこみました。
熊切監督、近藤撮影監督、そして実行委メンバーで1月1日の夜明け前に歩いて登った臥牛山。
あとから考えると、あの天候で歩いて登ったという事実が、登らなかったメンバーに火をつけたのだと思います。
中には、飲食店経営で大晦日の夜もずっと働きっぱなしで登山に参加したメンバーも!
その元旦の初日の出は、祝福するかのように。
下山したあとにメンバーを照らすべく姿を見せてくれました。
函館の様々な場所で、そして札幌で、東京で。
各地で初日の出を見たみんなが、2010年の始まりの日に「海炭市叙景」の事を思っていた。
これは素晴らしい事でした。
願うという事は、結果的に叶うこともそうですし、願ったみんながつながったと感じられるのが素晴らしいことだと、今でも思っております。
吹雪で山頂からの日の出を体感できませんでしたが、まぎれもなく、この上ないスタートになったのです。
(続く)
そして!
前回のクイズの答えです。
「東」でした。
英語にすると「HeがShe」ですものね。
さあ、次っ!
「1個でちゃんと役立ってるのに、半人前と言われてしまうものってなーんだ?」
答えは次回のブログにて!