2011年08月10日
足跡その35~イベント会場
2009年6月の岡崎武志さんの講演会の会場は、海沿いに建っている函館市勤労者総合福祉センター、通称「サン・リフレ函館」に決定しました。
労働を描き続けた佐藤泰志をテーマにした講演会にはぴったりかと。
大森浜は、砂山やバラックがあった場所。
そこにある啄木小公園から、もう少し函館山方面に進んだところにサン・リフレは位置しています。
以前、とある中学校があった場所です。
佐藤泰志が通った函館市立旭中学校は、1947年(昭和22年)という戦後間もない頃に建てられました。
1992年(平成4年)の3月末に、周辺の潮見中、新川中と統合され、1年後に新川中の校舎を使用しての新しい名前「宇賀の浦中学校」としてスタートする事になります。
佐藤泰志はその旭中に通っていました。
読書クラブに所属していて、3年生の時の部長時代に読書感想文を書きました。
その、「『赤蛙』を読んで」が、第10回北海道青少年読書感想文コンクールに入選したのです。
平成の時代に入り、統合後。
旭中の校舎は取り壊され、その場所には新しい建物が作られました。
それが、函館市勤労者総合福祉センター、通称「サン・リフレ函館」です。
佐藤泰志の母校があった場所。
そして、その母校は当実行委の菅原実行委員長の母校でもあったのです。
我々は、その場所を会場に選びました。
その建物での、「海炭市叙景」の映画化のためのイベントが実現したのが2009年6月。
実行委発足から3ヶ月目でした。
「この辺一体はバラック群がひしめき、周囲は砂山だったのだ。
子供の頃には近づかなかった。」
(そこのみにて光り輝く / 佐藤泰志)
(続く)
そして。
前回のクイズの答えです。
「白」でした。
だって城(しろ)ですものね。
さあ、次っ!
「びっくりするくらい軽量化された電灯。
ほかにどんな特徴がある?」
答えは次回のブログにて。