2011年08月03日
足跡その31~撮影に必要なものの確認
はじめての撮影では、色々な事を山のように気付かされました。
まず、「これがあれば良かった」というアイテムが、ものすごくたくさんあったのです。
いちばん欲しかったのは「防寒具」でした。
5月の函館。
このくらいの気温だろうな・・・とわかりきっていた地元チーム。
けれども我々は、函館ドックを吹き抜ける浜風の冷たさを理解していませんでした。
初日は曇り空で、たまに小雨が降る天候。
そこに強烈な風が吹いて、体感気温がぐっと下るのです。
せいぜいバスタオルくらいしか持ってなくて、ブルブル震えながらの初日でした。
翌日以降、車にはあたたかい上着・セーターなどを常に積むようになりました。
ほかに常備したものは。
・懐中電灯
・傘
・電池式の携帯充電器(まあ、携帯電話を使う頻度の高いことといったら!)
・ガムテープやロープや工具箱
・カイロ
しかし何より必要性を感じたのは。
困ったときに頼りになる知人・友人でした。
あれが欲しい、これが欲しいという時に。
あの人なら何とかしてくれるかもって存在。
全ての工程が終了するまでずっとそうでした。
いや、ひょっとしたら今でも。
そういう存在に助けられています。
実行委メンバーの人数分だけ、そういった心強い存在に助けを求める選択肢が広がったのだと思います。
我々の財産は、やはり”人”なのです。
とても強く実感した映画製作の日々でした。
「トキは、そうだ、そうだ、と嫁の言葉に頷いた。
いい嫁だ。
昨日の会話をきいて、トキはひどく安心した。」
( ネコを抱いた婆さん from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志 )
(続く)
そして!
前回のクイズの答えです。
「むすこ」でした。
お子さん(起こさん)ですものね。
さ、次っ!!!
「その部屋に入ると、スキンヘッドになってしまうんだって!
さて、どんな部屋?」
答えは次回のブログにてっ。