2010年09月24日
10/7の試写会は定員となりました
文庫本「海炭市叙景」の発売まで、あと12日です。
北海道内での、ここまでの予約はびっくりする冊数なのだそう。
言葉を慎重に選んで紡ぎだされた物語を、ぜひ堪能していただけると幸いです。
そして。
文庫発売の翌日となる10/7に東京で行われる無料試写会は、申し込み数が定員を超えました。
ここで募集終了とさせていただきます。
たくさんのお申し込み、誠にありがとうございました。
文庫化に伴い、質問も頂いております。
「最初の単行本の帯に書かれたコメントは、どなたでしたっけ?」
このお二方でした。
立松和平氏 評
沈黙のうちに自死をとげた佐藤泰志の謎が、遺作「海炭市叙景」を読むと解けるような気がする。彼の描く風景は淋しさの中にたぐいまれな透明な光を放っている。時代の底の底に冷えびえと流れる触れてはならない悲しみに、彼は触れてしまったのだ。悲しみのために私の目も澄んでくる。
辻仁成氏 評
佐藤泰志さんの小説に一冊でも多く出会いたくて、僕は近頃彼の小説を探し回っています。彼の残した過去をなぞることしかできない僕は、この未完の作品の中で魂を削る思いで書き続けた孤高の作家その人に触れることができました。
kaitanshi at 21:36│TrackBack(0)│
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