2011年06月
2011年06月30日
実行委の木下朋代さん、お誕生日おめでとうございます!
お誕生日が続きます!
めでたいっ!
7/1は、実行委の木下朋代さんのお誕生日です。
おめでとうございます!
第一印象は、とても線が細く、繊細なイメージでした。
しかしイベント準備作業などでは、とにかく何でもこなすのです!
いったいどこにこんなパワーが?!
力仕事もこなすし。
何かを作ったり、書いたり、レイアウトしたり。
職業柄もあってか、小さい子から高齢の方までどんな世代にも人当たりが良く。
10お願いしたら、20くらいにしてしまう仕事っぷりなのです!
たとえば夜勤明けで、帰宅して眠りたいだろうという状況でも、人手が足りないと知ると率先して現場に立候補する方。
そしてなんと。
実は夫婦で実行委に参加しつつ、挙式はこれから、という状況だったのです。
式はクランクアップから1ヶ月も経たない日程。
おそらく、結婚式のためのとってもたくさんの準備をしながら。
仕事や家事もこなしながら。
そして、あの怒涛の撮影期間でも現場フォローにフル回転していただいたのです!
現在も、やはり時間がない中をツイッターなどで映画告知していただいております。
ほんとにこの頑張りには感涙!
ただただ感謝!
すごいっ!
これからも末長く、よろしくお願いいたします。
お誕生日おめでとうございます!
そしてっ!
昨日のクイズの答えです。
「玄関」でした。
げんかん(厳寒)っていうくらいですもの、ね。
はいっ、次っ!
「あれっイスが空を飛んでる!
さて、どんなイス?」
答えは明日のブログにてっ!

2011年06月29日
照明の藤井勇さん、お誕生日おめでとうございます!
6/30は、「海炭市叙景」照明チームを率いた藤井勇さんのお誕生日です!
おめでとうごさいます!
まったくど素人の私としては、失礼ながら照明がどのくらい重要な役割を担っているのか・・・なんとなくしか理解してませんでした。
今回、藤井さんの現場での動きを見て、その照明のマジックに驚き、更に完成作品を見て「スクリーンに映し出された映像の輝き」に更に驚いたのです。
立体感だったり。
生命感だったり。
人の肌のぬくもりだったり。
そして、光を当てていない影の部分の存在感だったり。
これまでは、カメラマンの力量だと思っていた多くの事が、ライトマンのとても微妙な調整との共同作業だと気付かされました。
そして藤井さんは、それぞれの範疇のスペシャリストがそれぞれの仕事をきっちり進める中で、そのスぺシャリスト達に別な角度からの提言をする方でした。
それはすべて、作品のため。
「門外漢が何を言ってるんだ」という目線を恐れず、よりよい作品製作のために、時に憎まれ役を買って出る事を少しもためらいませんでした。
そしてそれは、照明チームの若きスタッフにもまったく同じこと。
毎日、どのチームより先に準備し、現場を去るときも撤収は一番最後で、そのあと更に翌日の準備のため機材車の備品積み下ろしをしてやっと終わる1日。
藤井さんの指導は、全部を指示するのではなく、考えさせ自ら動くように最低限の助言をする事でした。
そのほうが目が離せず、体力も精神力も消耗が激しい日々だったかと思います。
それでも、人を育てる事に力をそそいでいるのは、誰の目にも明らかでした。
藤井さんが所属する照明スペシャリストの会社「映像集団 照太郎」のHPブログは、藤井さんが書くことが多いようです。
照太郎HPはこちら。
http://www6.ocn.ne.jp/~showtaro/
藤井さん、お誕生日おめでとうございます!
これからも、末長くよろしくお願いいたします!
そして。
昨日のクイズの答えです。
クジラ(9時ら)の4歳下なので「ゴジラ(5時ら)」でした。
すぐに次っ!
「かなり暑くなってきたな。
家の中では、ここが一番気温が低いな。
さて、それはどこ?」
答えは明日のブログにてっ!

2011年06月28日
足跡その14
ニュースがたくさんあって、足跡を振り返るのは2週間ぶりくらいになります。
パソコンでご覧になっている方は、右側のリンク集の下のほうにある「カテゴリ別アーカイブ」で、足跡のみまとめて見る事ができますので、おさらいにどうぞ。
さて、2009年になって2回目の集り。
映画を作ることに決め。
そのために、まずやるべき事を考え。
どんどん具体的な話になっていきました。
1,000万円を募金で集めるという事は、1,000人の方から1万円づつ・・・という事になります。
1,000人に協力してもらえるか?
たとえば5千円だったら、2,000人。
ますます現実感のない人数になってきます。
まずは知人・友人に声をかけ、佐藤泰志を知らない方にもアピールしていき、それを市内だけでなく全国に広げていかなければ。
平均5千円としても、2,000人に協賛していただかなくては成り立たないのです。
そして、気が早いと思いつつも。
協賛いただいた皆様のお名前を映画のエンドロールに載せたいけど、それはどのくらいの分量になるのか?
「お名前が作品にクレジットされます」と言っておいて、「膨大だったのでやめました」とは言えません。
一般からの協賛がない映画でも、エンドロールでは製作に関わった大勢の人や団体が紹介されるイメージです。
我々がやろうとしているものと、同じ形態の映画製作の作品を調べました。
エンドロール終了後にまた別な音楽が流れて協賛者を紹介したり、色々な方法があると知りました。
あれこれ考えて、ある一定金額以上なら「エンドロールにお名前」という事で告知しようと決めました。
どのくらいの賛同を得られるかわからないのですが、1万円以上などでエンドロール、更に金額に応じて特典をつけるというイメージです。
でも、結果的には。
とても嬉しいことに、ものすごく多くの協賛をいただく事となりました。
銀幕の下から上に流れていくエンドロールではなく、何秒かごとにパッと画面が切り替わる方法での皆様のご紹介としなければいけないほどに。
個人的には、映画「海炭市叙景」で一番ぐっと込み上げるのは、このエンディングの膨大な人名と団体名です。
これはまだ、客観的に作品として見る事ができていない証拠とは思いますが・・・。
でも、ひょっとしたら、どれだけ年月が経っても、やはりこの想いは変わらないという気がしております。
それだけの意味が、あの人名と団体名にあるのですから。
「あたしたちは、ただあたしたちの理由だけで海炭市へ行けばいいのよ。
そこに住みついて三人で愉快に暮せばいいんだわ。」
(この海岸に from「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして、昨日のクイズの答えです!
「ダイヤモンド」でした。
野球のベース4つぶんのスペースを、そう言います。
興味のない方は、まったく知らないですかね・・・とほほ。
気を取り直して、すぐに次っ!
「クジラ君が小学5年生になりました。
おおっ、弟が新入生として入学してきました。
さて、何て名前でしょう?」
答えは明日のブログにてっ!

2011年06月27日
実行委の児玉絵理さん、お誕生日おめでとうございます
本日6/27は、実行委の児玉絵理さんのお誕生日です!
おめでとうございます!
ロケ中は様々なフォローをしていただきました。
「急募!明日の朝8時に、空港にスタッフを迎えに行ける方はいませんか?」
なんてお願いを前日の夜に一斉メールしても、たいてい真っ先に来るのが絵理ちゃんの「わたし行けます!」という猛スピードのお返事。
これに何度助けられたことか。
臥牛山の登山も、先頭をきって道案内までしながら歩き。
「この時間でも開いてる、食事が出来る店は」・・・なんてスタッフの質問にもスラスラ答え。
とにかく函館の様々な事にとっても詳しいのです!
撮影前の一連の活動では。
クリスマスファンタジーの巨大ツリーの前で「海炭市叙景という映画を作ろうとしています」と、大勢の観客の前でスピーチしたり(そのイベントでは、そのまま優勝しました!)。
映画製作PRイベントで、たぐいまれなヴォーカルを披露したり(市内のアマチュアミュージシャンの中で、リスペクトされまくってる方なのです!)。
ロケハンで訪れた廉売でタケノコを買って、その夜の飲み会でささっと料理して出したり(これがまた絶品でスタッフみんな絶賛!ごちそうさまでした)。
撮影前、撮影中、そしてその後も。
とっても頼りにしていた方なのです!
大感謝っ!
これからも、末長くよろしくお願いいたします。
お誕生日、おめでとうございます!
そして、昨日のクイズの答えです。
「クッション」でした。
くしゃみが出ますものね。
はい、次っ!
「野球場の中で、一番高価なものは何?」
答えは明日のブログにて!
2011年06月26日
ゴライアスがなくなって2年です
函館の長い歴史から見ると、わずか40年ほどの立脚期間という見方もあります。
建設するときは「函館の海の景観が変わってしまう」という意見も多数あったと聞きます。
個人的には、物心ついた時にはすでに風景の中の存在感ある建造物として、しっかりと函館の街を作り出す要素のひとつでした。
いま、あの辺りの海を見るとき、やはり目に留まらずに函館山(臥牛山)を目で追ってしまうのは、2年たっても喪失感まじりの想いになります。
逆に言うと、その喪失感を失わずに持っているのがまっとうなのかも。
昔は、春という季節は雪解けの水たまりがあちこちにあって、ズボンを汚さずにはいられないイメージでした。
今はすっかりあちこち舗装され、春は希望の季節に。
でも、あのズボンのすっぱね(泥はねのシミを函館ではこう呼びます)は、便利すぎる時代が忘れてしまった象徴のひとつのような気がしております。
解体される前のゴライアスクレーンを、フィルムに収める事ができた映画「海炭市叙景」は、そういう事を常に思い出させてくれる側面も(個人的には)持っているのです。
そして、昨日のクイズの答えです!
「寄せ鍋(よせ、鍋)」でした。
暑い時期の、熱い食べ物っていいですよね・・・え、そういう話じゃない?
さあ、次っ!
「花粉症の方にはつらい季節になってきました。
さて、季節を問わずいつもくしゃみしてる家具があるぞ。
それは何?」
答えは明日のブログにて。

埼玉県で1日だけの上映!
1日だけ!
来週の土曜日に、埼玉県で「海炭市叙景」が上映されます。
撮影・編集・発表まで、この場所ですべて行なえるという「SKIPシティ 彩の国Visual Plaza」での上映っ!
http://www.skipcity.jp/
「海炭市叙景」関連でなくとも、ぜひ入ってみたい施設!
とってもとっても興味をそそります。
7/2(土)14:00からの1回上映です。
なんと!
前売りだと高校生以上600円、3才~高校生未満は300円なのです!
定員321名で締切ですので、来週土曜に行けるという方は、ぜひ前売り券を入手して下さいませ。
【前売取り扱い】
■彩の国ビジュアルプラザ4階・県民交流プラザ
チケット取扱い時間:9:30~16:00
休館日:月曜日定休・祝日の場合は翌平日が休み。
■川口リリアチケットセンター/前売り券のみ
チケット取扱い時間:10:30~19:00(年中無休 ※休館日除く)
電話:048-254-9900
■インターネットでの購入
e+(イープラス)/前売り券のみ
http://eplus.jp/ (パソコン&携帯)
※当日:上映当日の13:00から映像ホール受付にて販売。
お問い合わせはこちら。
「彩の国ビジュアルプラザ」 Tel.048-265-2591
電車だと
という距離のようです。
くわしくはこちら。
http://www.skipcity.jp/access/
ちかぢか、このあとの海外での上映もまとめてお伝えいたします。
そして!
昨日のクイズの答えです。
「そっくり」でした。
まあまあ、だじゃれですから、ね。
さっ、すぐ次っ!
もう、しばらく食べ物なぞなぞかも。
「注文すると、店員さんに”やめた方がいい”とアドバイスされちゃう冬の料理ってなーに?」
答えは明日のブログにて。

2011年06月24日
「鈴木先生」が最終回を迎えます
2011年としては、そろそろ折り返し地点。
最初の3ヶ月は各地で次々と「海炭市叙景」が上映され。
次の3ヶ月は映画に加え、佐藤泰志作品が次々と出版され。
本も映画も一区切りとなり、次の3ヶ月を迎えようとしています。
新年度に始まったTVドラマ「鈴木先生」は、次の月曜で最終回を迎えます。
放送がまだの場所や、少し遅れてのスタートとなった場所もありますよね。
ネタバレはしないように気をつけます。
このドラマに出演している海炭市民が小山燿(こやま・よう)くんです。
「海炭市叙景」ではガス屋の2代目社長(加瀬亮さんが演じています)の息子として、とてもデリケートな演技を見せてくれました。
あの撮影時は、もうすぐ小学校を卒業するという時期。
そしてこの「鈴木先生」最終回は、14歳の誕生日を迎える1週間前のオンエアとなります。
鈴木先生が担任を務める2年A組の生徒の1人、野呂光輝くんを演じています。
なんとクラスの座席は一番前の中央、先生のまん前!
http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/cast/index.html
最終回は特殊な座席構成になり、窓際の真ん中あたりに変わってますが、単独のセリフもあり!
実はこの最終回の収録は、最後の4日間を生徒全員がホテルに泊まりこみ、朝から深夜までの撮影の日々だったそうです。
クランクアップの瞬間はあちこちで号泣。
演じる側も、極限の精神状況を表現しなければならない場面も多かったと思います。
ぜひ、その結果がどんな物語になったのか、ご覧くださいませ。
「鈴木先生」はTV東京系で月曜22時の放送、別な日時の地域もあり。
そして7/2(土)からはBSジャパンで放送スタートです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/
そして、昨日のクイズの答えっ!
誰もが賞賛の言葉を口にするので「ステーキ(素敵)」でした。
すぐに次っ!
こりずに食べ物なぞなぞ。
「栗が山盛りに!でも、ぜんぶ大きさや色が同じって、これは何て栗?」
答えは明日のブログにてっ。

2011年06月23日
連続上映の最終日です
6/24(金)で、昨年11月からの連続上映のフィナーレを迎えます。
210日間におよぶ「海炭市叙景」の上映。
とても多くの皆様にご覧いただく事ができました。
劇場に来ていただいた皆様に感謝申し上げます。
最終日となる劇場は東京・渋谷のユーロスペースです。
http://eurospace.co.jp/detail.html?no=328
12:45からと、18:00からの2回上映。
行けるという方は、ぜひ銀幕での「海炭市叙景」をご堪能くださいませ。
そしてこれは、とりあえずの第一幕終了。
今後また、上映を検討していただいている劇場が各地に!
あとは劇場への「上映して」コールが後押しとなるはず。
第二幕に向けて、当ブログもあと少し毎日更新を続けて行こうと思っております。
デジタルではなくフィルム撮影にこだわった本作。
劇場のスクリーンが最もふさわしいと感じております。
そして。
昨日のクイズの答えです。
「そば」ですよね、やっぱり。
さあ次っ!
またまた料理シリーズ!
しかもまたまた直球勝負!
「誰が食べても喜んでくれる料理って何?」
答えは明日のブログにてっ。

2011年06月22日
シンガポール日本映画祭まであと10日
あと10日で、シンガポールでの日本映画祭が開催されます!
「Japanese Film Festival Singapole 2011」
http://sfs.org.sg/japanesefilmfestival/jff2011/
そして!
「海炭市叙景」も上映されるのです。
しかも7/2~7/10の映画祭のフィナーレを飾る、クロージング・フィルムとして!
http://sfs.org.sg/japanesefilmfestival/jff2011/sketches.html
1月から12月まで常に平均気温が25~30度というシンガポールの皆様に、真冬の海炭市を舞台にしたこの物語がどう受け止められるのか、とても楽しみです。
さらにさらに!
今回、熊切和嘉監督がゲストとして映画祭に出席いたします。
実は「Focus on KUMAKIRI Kazuyoshi」として熊切監督の3作品が上映されるのです!
すごい!
SKETCHES OF KAITAN CITY
ANTENNA
GREEN MIND METAL BATS
「海炭市叙景」
「アンテナ」
そして「青春☆金属バット」は、英語表記だとこうなるのですね、なるほど。
ほかにも「飢餓海峡」や、函館生まれの高峰秀子さんトリビュート特集や、加瀬亮さん出演作がたくさんあったり。
函館の我々としては、狂喜乱舞なセレクションです!
http://sfs.org.sg/japanesefilmfestival/jff2011/schedule.html
映画祭に行けるという皆様。
ぜひぜひ、楽しんできてくださいませ。
そしてっ!
昨日のクイズの答え・・・の前におととい。
まちがえて、同じ答えを2日連続で書いちゃいました・・・すみません。
海より深く反省。
おとといの答えは「ボタン」でした。
そして昨日は。
「サンタさん(3、足さん)」でした。
てへへ、笑って許して!
さて、次いってみよう!
「海外でも、日本をすぐ近くに感じられる食べ物と言えば?」
答えは明日のブログにて!
2011年06月21日
熊切監督と脚本の宇治田さんの事務所HP開設!
少し前に、熊切監督と脚本の宇治田さんが所属する事務所「有限会社ニコロ」のホームページが運営スタートとなりました。
有限会社ニコロHP
http://nicolo.jp/
気付いてなかったのですが、4月末から5月にかけてドイツのフランクフルトで開催された「第11回ニッポン・コネクション」で上映されていたのですね。
http://www.nipponconnection.com/
最新作となる来年2月公開予定の「莫逆家族-バクギャクファミーリア-」でもコンビを組んでいるお二人。
これからのニュースは、このHPがいちはやく教えてくれそうです。
このコンビによる映画「海炭市叙景」は、7月にはシンガポールでの映画祭のほか、ニューヨークでも上映が決まっております!
近々、詳細をお伝えしますね。
そしてっ。
昨日のクイズの答えです。
「天才」でした。
それでは次っ!
「足し算の勉強で、3を足す問題がどうしてもできないのは誰?」
答えは明日のブログにてっ!
シナハン時に、記者さんの質問に答える熊切監督(左)と宇治田さん(右)です。

2011年06月20日
川本三郎さんと岡崎武志さんが語り合う夢のイベント開催決定!
ただいま我が家には。
「佐藤泰志作品集」
「海炭市叙景」
「移動動物園」
「そこのみにて光り輝く」
「黄金の服」
「きみの鳥はうたえる」
「佐藤泰志初期作品集・もうひとつの朝」
「大きなハードルと小さなハードル」
という佐藤泰志作品8冊が存在感をもって語りかけてきています。
この他にも。
現在は書店では見ることが出来ませんが「ジライヤ・佐藤泰志追悼特集」なども。
さらに時折、図書館で借りることができた(かなりまれな事ではあります)単行本が加わることも。
映画を作ろうとしている時に「復活!佐藤泰志」というポスターも作りました。
そこには「そうさせてみせる」という想いのほうが大きかったというのが率直な気持ちです。
しかし、いま。
まぎれもなく佐藤泰志の世界がとても多くの方に届いていると感じております。
そして、この状況を語るにふさわしいお二人が、一緒に登場する夢のイベントがついに実現です!!!!!
佐藤泰志 連続刊行記念 川本三郎氏×岡崎武志氏トークショー
「今、佐藤泰志文学を語ろう」
出演
川本三郎氏(評論家)
岡崎武志氏(書評家)
開催日時 : 2011年7月22日(金) 18:30~20:00(開場18:00)
開催場所 : 東京道書店 神田神保町店6階(〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目17)
※JR線御茶ノ水駅より徒歩8分、地下鉄半蔵門線もしくは都営線の神保町駅より徒歩3分
参加費500円(要予約)
ご予約・お問い合わせ
Tel.03-3291-5181
メール tokyodosyoten@nifty.com
ご予約は上記の電話かメールに、件名「佐藤泰志イベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。
※イベント当日と前日は、お電話のみにてお問合せください。
告知HP
http://tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=1068#more-1068
川本さんも、岡崎さんも。
映画化を宣言してから企画した告知イベントのため、函館まで来ていただきました。
岡崎さんは、佐藤泰志が通った中学校の跡地に出来た市民センターでの講演会。
川本さんは、歴史ある古い建造物として知られる公民館での講演会。
このお二方が語り合うイベントとは!
あと1ヶ月で実現です。
行けるという方、お早めにご予約くださいませ。
「海炭市叙景」が完結していたら、こうなっていたかも・・・と、函館ではそれぞれ語っていただきました。
当日は、そんな話も飛び出すのか、想像するだけで楽しくなってきます。
胸を張って言えます。
こう、ご期待!
そして昨日のクイズの答えです。
「天才」
ですよね、やっぱり。
間髪いれず次っ!
「季節を問わずに、ワイシャツに同じ花をつけている人がいるぞ。
それは何の花?」
答えは明日のブログにてっ!
2011年06月19日
ピストルさん海炭市ライヴ、伊藤裕子さんツイッター開始!
咽喉の異変に気付きながら、それでも北海道ツアーを続け、そして回復し。
今夜が北海道ライヴの最終日となります。
ライヴ会場に到着するまでにも、色々な出来事があったらしく。
開場まで1時間ちょっとという時点でも現れないピストルさんに、亀マス(会場の「フォークの魂 亀しょうのマスター」の略です)は落ち着き払って「まだ来ねーな。プカー。」と煙草をくゆらせてました。
さすが、毎年ピストルさんライヴを行なっているだけあって、ギリギリの到着でもなんとかなると頭の中でシミュレーションができているみたい。
さすがです。
どうやら間にあったらしく。
さきほど会場でご自身のブログも更新されてました。
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/f49fbe8448c17b447ab5f9482194f9f4
松本監督の「あたたかい言葉」は、この事ですよね。
http://mantan-web.jp/2011/06/18/20110618dog00m200031000c.html
「才能がある人が認められていない」と、ピストルさんをキャスティングして認められる一助になればと思ったとの事。
勝手に応援団として、感謝です!
「さや侍」、海炭市で上映が実現しますように。
そしてそして。
伊藤裕子さんがツイッターを始めましたよ!
http://twitter.com/#!/kouyuutoi1031
映画「海炭市叙景」で、加瀬亮さんと親密すぎる仲になり、ガス屋一家に大きく影響を与えることになる同級生・千恵子を演じていただきました。
撮影は1日だけで(ああ、残念!)、居酒屋でのひとときでした。
隠し事をしつつ、ある意味それを隠さない覚悟を、あの短時間のシーンでまざまざと感じさせてくれました。
男って覚悟もなく、理由もなく隠し通せると思い込んだりする生き物だよな・・・なんて情けなく感じたのです。
映画の加瀬さんのキャラクターという狭い意味ではなく。
その伊藤さん!
これからのツイッター、楽しみにしております、
もうプライベートでもなんでも、海炭市に帰ってくる日を心待ちにしておりますよ。
そしてそしてそして。
昨日のクイズの答えです。
「ホンコン(本、来ん)」でした。
まあ、ちょっと強引ですよね・・・。
でも正解した方もいてびっくり!
そしたら、次っ!
「今までこのブログで出題したクイズを、すべて一瞬で答えた人がいるんですって!
この人は、いま何歳?」
答えは明日のブログにてっ!

2011年06月18日
谷村美月さんハッピーバースデイ!
本日6/18は谷村美月さんのお誕生日です!
おめでとうございます!
21歳です。
「海炭市叙景」撮影時の昨年3月、あの井川帆波は19歳だったのです。
原作小説では21歳の設定なので、やっと実年齢が役に追いついた・・・まだ若い時分に、すでにその年齢を体現していたという事ですね。
その前に撮影された作品の役作りもあり、ベリーショート(と言うのでしょうか?)で竹原ピストルさんの妹を演じていただきました。
セリフが少ない場合「目力がある」とか「存在感が」とか「オーラが」とか色々と形容詞がありますが。
あの時の谷村さんは、ただそこにいる存在感がすごかった!
まるで「私はここにいて良いのだろうか」というような切なさや、とまどい。
常に何かをためらっているかのような、不安げなたたずまい。
船の出航や、初日の出を見た時の遠慮がちな笑顔。
セリフがないシーンなのに。
ひとつひとつが、見ているこちらに雄弁に語りかけてくるのです。
かと思えば、今後の出演作は。
アクション満載の怪盗とか。
ギャル社長とか。
これからも目が離せません!
末長く、よろしくお願いいたします。
お誕生日おめでとうございます!
「タクシーが繁華街のほうに姿を消してからも、わたしの笑いはおさまらなかった。
二十一回のわたしの正月のうちで、一番いい正月だと思った。
今でも、そう思っている。」
(まだ若い廃墟 from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
そして、昨日のクイズの答えです。
「こてん(古典)」でした。
さて、またまた図書館シリーズです!
「図書館にない本を注文しても、ぜんぜん入荷しない都市はどこ?」
答えは明日のブログにてっ!
撮影から8ヵ月後の、完成披露試写会で海炭市に帰ってきてくれた時の写真です。
2011年06月17日
土曜日はネット中継であがた森魚さんライヴ
まもなく今年も折り返し地点になろうとしております。
この土曜日は。
函館競馬がスタート!
馬主として数多くの競走馬を育てている小林薫さんは、今年も海炭市に帰ってくるだろうか。
どこかの焼き鳥屋さんで、ばったり会えるだろうか・・・なんて空想しております。
あの兄妹が初日の出を見るために登った臥牛山(がぎゅうざん)。
6/26(日)の最終レースは「臥牛山特別」と名づけられています。
http://www.jra.go.jp/keiba/calendar/2011/6/0626.html
海炭市なだけに単勝で4枠を買ってみたい気も・・・買い単4(海炭市)ですのでねってクイズ問題の考えすぎですね。
最も歴史が古い競馬場。
そして、場内から海も見えるというロケーション!
函館競馬場は昨年リニューアルしたばかり。
以前の姿は、石原裕次郎さんの「夕陽の丘」などで見ることが出来ます。
そんな函館競馬場の歌を作ったのが、あがた森魚さんです。
あがたさんは、6/18(土)のライヴをインターネットで同時中継!
月刊TV『Qpola Purple Hz』(USTREAM)第6回
「ジャニーギター 川口元郷芝川鋳造編#6」
http://www.ustream.tv/channel/qpolapurplehztv
土曜日とはいえ、17:00からのスタートです。
その時間に見られるという方は、ぜひぜひ。
海炭市民としては喫茶店のマスターで、豚屋の匂いに悩まされ、浄水器のセールスに困ってしまっているあがたさん。
このライヴは「深夜食道」の登場人物である”流しのゴロー”として歌います。
深夜食堂を切り盛りする小林薫さんと、色々な点でつながっております!
毎日でもライヴをしていたいというあがた森魚さん!
この土曜は、会場に行けないけどネットで見ることが出来る方々がそれぞれの場所で待っております!
ひょっとして、あがたさんの音楽とは知らずに触れている方は、この曲が代表格かも。
車のCMで、ドラえもんとのコラボでした。
「どこへ行ったのだろう 遠く遠く遠く
誰もが歩いた 夢の彼方の星は
なぜあの日 そこに僕と君はいたの?
離れても 生きる勇気つかむため?
新しい時間を創り出すため?」
(キットキット!!遠く遠く!! / あがた森魚)
土曜の夕方、今のあがたさんの音楽をご堪能くださいませ。
そして。
昨日のクイズの答えです。
「辞典(自転ですものね)」でした。
さあ、もういっちょう図書館クイズ!
「本棚で、すごく古い本が倒れてしまった。
さて、どんな音がした?」
答えは明日のブログにてっ。

2011年06月16日
竹原ピストルさんa.k.a.井川颯太が道内ライヴ最終日に帰ってくる
http://www.sayazamurai.com/
まだ見てないのですが、いやがおうにも期待してしまいます。
竹原ピストルさんは、本名の竹原和生の名前で出演。
ラストに流れるエンディング曲も歌っています。
ただいまピストルさんは北海道の各地で歌を届ける真っ最中。
残るはラストの土曜日の石狩市、そして北海道ツアーをしめくくる日曜日の函館市(海炭市)となりました。
いまは、つかのまの3連休をたっぷり楽しんでおられるはず。
そして土曜日は。
いつものピストルさんのステージとは、かなり異なった感じになりそう。
札幌の琴似工業高校定時制演劇部とのコラボレーションなのです!
以前、舞台で野狐禅(やこぜん・ピストルさんがソロになる前に在籍したデュオです)のナンバーを使用して以来、大ファンになったという琴似工定時制演劇部のメンバー。
その話を聞いたピストルさんからの呼びかけで今回の共演が実現しました。
実は、そのキューピットとなったのは、同じ北海道の留萌高の演劇部の顧問の方でした。
当日は、留萌高演劇部OBらで結成された「演劇集団RE」もステージに立ちます。
彼らの演目は、ピストルさんのナンバー「ブラザー」からインスパイアされた内容。
そして琴似工定時制演劇部は、やはりピストルさんの「糸電話」にインスパイアされた、オリジナルの演劇作品を見せてくれます。
詳しくはこちら。
ご予約・お問い合わせ : Tel090-9089-5984(演劇集団RE 代表ワシズ)
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/38b223844640021c817d5e2303524cc5
そして最終日の函館市(海炭市)は、あの「亀しょう」でのステージです。
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/c1888d1ca748fa1b62dcd9b712b96f40
僕も、はじめてピストルさんにお会いしたのは亀しょうでした。
あの時は、「海炭市叙景」のキャストが決まる前。
「青春☆金属バット」「フリージア」「ノン子36歳(家事家事手伝い)」と、3作品続けて熊切和嘉監督作品に出演しているピストルさん!
「海炭市叙景」にも・・・なんて思いでライヴ会場に行ったのです。
2009年9月でした。
もう「圧倒的」という言葉以外に思い浮かばない、ものすごいライヴでした。
受け取ったものを消化するのに、何日も何日もかかった覚えがあります。
あの時。
「熊切監督に来てもらって、映画を作ります」
「あっ聞いてました。撮影のときは、応援に駆けつけます!」
なんて会話を交わしました。
でも後から聞いたら。
実はその時、すでに「海炭市叙景」出演のオファーがきてたんですって。
まだ確定じゃないから言い出せなかったそうで。
お互い、もじもじしてたのですね。
咽喉の調子も回復してきたピストルさん。
週末はすごい事になりますよ!
ただ、函館ライヴはすでに定員間近らしいです。
行こうと思ってて、まだ予約していない方は急いでお問い合わせくださいませ。
ご予約・お問い合わせ : Tel.090-1387-0363(亀しょう)
「もう二度と泣かないと固く誓ったはずなのに
不意に込み上げてしまう夜があるだろう。
星粒ひとつ見えない空を
見上げなければならない夜があるだろう。」
(やなことあったらウチ来いよ / 竹原ピストル)
そしてそして昨日のクイズの答えです。
「火の横にいたので、ヒヨコ」でした。
すぐ次っ!
「図書館に行ったら、誰もさわってないのにグルグル回ってる本があるぞ!
さて、どんな本?」
答えは明日のブログにて。
映画本編ではカットになってしまった、原作を読んでいただいた方にはよくわかる「小銭を数える」シーンです。

2011年06月15日
足跡その13
我々にとって、このプロジェクトを周知し、製作資金を集めるための合言葉は「草の根」でした。
広く知らしめるための予算はないので、メンバーそれぞれのネットワークでいかに広げられるか。
それが現実的な最善策だったのです。
幸い、趣味は共通していても、職業やその他の活動はバラエティに富んだ顔ぶれが集ってきていました。
それぞれが色々な方面で声をかけ続ければ、おのずと輪は大きくなる。
そして実際に我々の仲間も、そこから少しづつ増えていくことになったのです。
まったくつながりのない方々に伝えるために。
どんなアピールがあるか知恵を絞りました。
・メディアに取り上げてもらえるような活動をする
・講演会を開催
・「海炭市叙景」の魅力に触れていただくための朗読会を開催
・ギャラリーでの展示
・PR映像を作製
・地元メディア(ケーブルTV、ラジオ、全道全国メディアのローカル枠)への露出
・書店へのPR
・図書館への佐藤泰志作品集の配置願い
・映画館ロビーを活用してのPR
そして、そのために。
まずはチラシ、ポスター、ホームページなど前段の真っ先に作るべき事項から手がけることにしたのです。
「来年は結婚したばかりの女房が子供を産むだろう。
俺はあい変らずミキサー車の運転をし、たぶん生涯それを続けるだろう。
三十にならない前に、自分の人生が見えてしまっても、もうどうこういうこともないが、朝野球で海炭市一になりたい。」
(大事なこと from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして昨日のクイズの正解っ!
「すずめ(涼め)」でした。
かわいらしい命令系です。
では本日のクイズ!
またまた鳥のなぞなぞ!
「地震の時にはコンロの火を消しましょう。
あら、コンロの横に鳥が!
さて、どんな鳥でしょう。」
答えは明日のブログにてっ!

2011年06月14日
100週間たちました
気がついてみると。
当ブログがスタートした2009年7月15日(水)から、本日でちょうど100週間たちました。
この3月以降、震災や原発被害についても書いてきましたが、ここで原点に立ち返って映画作りのお話のみを語らせてもらおうかと考えております。
とはいえ、公式ブログではなく、映画の公式サイトにリンクしていただいている個人ブログという立場ではあります。
映画作りの現場で、立ちあえなかったり、目撃できなかったことも多数。
そんな個人的視点から。
備忘録を作りたいと思っております。
また、100週間も続ける事が出来たのは、まぎれもなく支えていただいた多くの方々の存在があってこそでした。
映画作りの仲間、協力いただいた皆様、撮影スタッフ・キャスト、関連団体の方々、そして今でも映画に時間を使いながらも我慢して普段の生活が戻るのを待ってくれている家族。
ただただ感謝です。
もう少し。
映画館での上映がいったん終了し。
いつかはわかりませんが、DVDが発売となる頃。
そこまでは日々の更新を続けようかと実行委内で検討しております。
まあ、何年も先ではないとは思います。
たぶん。
クイズは楽しみに待っている方が多いので、もう少し続けますね。
映画「海炭市叙景」と、佐藤泰志作品に興味を持っていただき、このブログを見つける方がいらっしゃれば。
そして、以前からずっと読んでいただいている方がまだいらっしゃれば。
その皆様のためにも、「毎日更新」をもう少し続けたいなと思っております。
のんびりと。
これからもよろしくお願いいたします。
そして、昨日のクイズの答えです。
「2つの内臓、いかんぞう(胃・肝臓)」と言われたのでした。
次いってみよう、おいっす!
「暑い日に、木陰に行くようにアドバイスしてくれる鳥は?」
答えは明日のブログにて!
2011年06月13日
足跡その12
原発をなくしたいなら、代替案を。
それがないのに廃止論を声高に叫ぶのは無責任だ。
そういう意見も多くあります。
間もなく投票が終了するイタリアの国民投票で、原発はいらないという声が高まり。
これまでの国民投票の投票率を上回るペースで多くの人たちが投票所に足を運んでいるようです。
核以外の発電が難しいのなら、電気を使わない生活に。
そういう事だと思います。
電力ではなく、実は交付金が欲しいんだという方は。
ぜひ他のほとんどの方と同じように、交付金がない生活をして下さいませ。
ぜひ。
さて、映画「海炭市叙景」を作ろうと決意した我々。
まずは必要な役割を分担しました。
総責任者として東京チームとの連絡や、各交渉、報道対応を引き受ける「実行委員長」
実行委の運営や連絡、各担当との調整、総務を引き受ける「事務局長」
このほか「事務局」、「会計」、「広報」などを振り分けます。
広報担当はチラシやポスターやHPの作成、PR活動計画の作成、講演会や朗読会などPRイベントの企画立案、募金に関する全般まで幅広く手がけるため、ほとんどのメンバーがここに所属する事となりました。
この時点(2009年2月)での募金の計画は、1,000万円を募金で、残りの1,000万円を企業などからの賛助金や各種助成金、そして自己資金でまかなう計画でした。
自己資金というのは、いわゆる実行委メンバーの持ち出しで負担するという事です。
ただ、この時は「こんな大金を集められるだろうか」との思いもまだまだあったのですが。
結果的には、この倍以上の金額を集めることになるとは、当時は予想だにしておりませんでした。
「『本当よ』
『そうだといいな』
彼は率直にいった。
『おとうさんが話してくれたわ。
息子は頑固者だって。
望んだことは必ずやりとげるって、そういうのよ』」
(青い空の下の海 from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そしてっ!
昨日のクイズの答えです。
一番いい服は「ベスト」でよね、やっぱり。
・・・てへへ。
さあ!次っ!
本日のクイズはこちら。
「病院に行ったら、お医者さんに言われました
『んん、大変だぞお。内臓で2ヶ所も治療が必要だぞう。』
さて、その2つとは?」
答えは明日のブログにて!
2011年06月12日
足跡その11
「限界以上にがんばっているのだから、更にがんばれなんて言わないで」
という状況が3ヶ月以上に渡り続いている。
そういう方が、まだまだとても大勢いるのだと感じております。
「大丈夫」という言葉。
この中には「人」という文字が3人いるのですって。
あなたと、わたしと、そして他にも同じものを一緒に乗り越える人がいるのです。
あなたが「大丈夫」という言葉をかけられた時に、うなずいてくれますように。
そして。
映画を作ろうという準備委員会のあと、1ヶ月もたたないうちに2回目の集まりが実現しました。
「第1回 映画『海炭市叙景』制作実行委員会 発足会議」として。
2009年2月13日。
前回の準備委員会と同じく、雨の日でした。
映画は作る。
そのために、何をすべきか。
何をしなければいけないか。
函館出身の作家・佐藤泰志のことを知らない市民が多い。その方たちにどう認知させてゆくのか?
「海炭市叙景」という小説をどのようにして目に触れさせ、そして手に取らせて読んでもらうか?
2年半たった今は、驚くほど「佐藤泰志」や「海炭市叙景」という言葉をあちこちで目に耳にいたします。
しかし、あの時は佐藤泰志という地元出身の作家の存在も、まして「海炭市叙景」の読み方すらもほとんど知られていないに等しい状況だったのです。
ここをクリアしなければ、映画を作るための資金を市民からの募金でまかなうなんて事は、夢のまた夢です。
資金集めの方法と並行して、「地元での映画化気運の盛り上げ」のためにできる事を全員で考えました。
「その眼を見た時、すっかり僕はあの子にのぼせてしまった。
笑われそうだけど、スクリーンであの子を見た時、僕が感じたのは、世界、という言葉だった。
それは中学生の僕が一度も思ったことのない言葉だ。
今日、切手を買ったあと、もう一度、この海炭市で、セカイを見る。」
(一滴のあこがれ from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして昨日のクイズの答えです!
「わんこそば」でした。
ワンコがそばにいてくれないと、ね。
さて次っ!
本日のクイズです。
「映画のために、東京から大量の衣装が海炭市に運び込まれました。
その中で、一番いい服は、どんなの?」
答えは明日のブログにて!
2011年06月11日
谷村美月さんと函館
本日、とても多くの場所で黙祷が行なわれたようです。
もし目の前に、3ヶ月間ずっと親の帰りを待ち続けている子供がいたら。
なんと言葉をかければよいのか。
いま自分がおかれている状況がいかに恵まれていて。
でもそれは永遠ではないかもしれないという事をまず理解し。
どんな状況になっても絶望せず受け入れる。
そうあらなければ、と思うと同時に。
それと同時に、できるかぎり平和で安心して暮らせる状況を作り上げなければ。
無関心と、行動はしないけれど思ってはいる・・・という事と。
その結果が今の世の中を生み出したのなら。
考え、行動しなければいけませんね。
選択しなければ。
そして。
やっと気付いたのですが、谷村美月さんが函館に関する作品に出演し、5/25に発売されていたのですね。
ああっ!
シンガーソングライター岡平健治(おかひら・けんじ)さんのニューアルバム「ニッポンの唄~あいのうた~」には12曲の日本各地を題材にした歌が収められています。
そのうちの1曲「雪桜~ニッポンの唄 函館~」は、タイトルのとおり函館が題材となっているのです。
そして!
このアルバムの初回限定版は、1曲だけプロモーションビデオを収めたDVDが同封されていて、それがこの函館を題材にした「雪桜」なのです!
しかも!
このPVは、谷村美月さんが主演!!!
このwebサイトで、ワンコーラスだけ見ることが出来ます。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00091/v07916/v0994000000000542060/
函館ロケではなさそうですが。
雰囲気はとっても歌の世界を体現する生活空間!
素敵です!
ちなみに岡平健治さんのオフィシャルサイトはこちら。
http://www.okahirakenji.com/
おおっ。
7/31は、この「雪桜」をひっさげての函館ライヴですね。
まだ初回版CDはレコード店に置いてあるだろうか・・・。
願わくば、いっつもいっつも函館に来ていただければ嬉しいです。
「海炭市叙景」撮影の時にはできなかった色々な美味などのおもてなしを、ぜひさせていただきたい!
海炭市への帰郷をお待ちしております。
そして昨日のクイズ。
ドラえもんが、いやになっちゃう機械なので「ドライヤー」。
・・・なんちゃって。
さっ次っ!
それなら猫ではなく犬で!
「犬が近くにいないと食べられない料理はなーんだ?」
答えは明日のブログにて。

2011年06月10日
足跡その10
2ヶ月の頃は、函館からたくさんの本が被災地に向けて発送され始めたというニュースを聞くことが出来ました。
そしてこの土曜日で3ヶ月。
地震や津波の被害からの復興とは逆に、原子力発電所から漏れ続ける放射線の実情を目の当たりにし続けての意見を表明すべく、海を越えたお隣で建設中の大間原発にNOを突きつける行進が函館で行なわれます。
たとえ正常運転だとしても、海に出される高温の水で海水温度がとても上昇する危険があるのでしょう。
それだけでも充分不安なのに。
最近、津軽海峡近辺での「今までにない大型の魚が釣れた」という釣り人の笑顔のニュースに、「すごいな」ではなく「どうしてそんな大きくなったのか?」という不安がよぎるようになりました。
もちろん考えすぎだと思います、もちろん。
青森で原発を推進する皆様。
原発を推進してきた福島の人たちは、今どんなことを思っているのか。
一緒にきいてみませんか?
そして。
1回目となる準備委員会は、色々な想いを胸にしながら終了しました。
まずは仲間を集める。
並行して多くの事を準備して、どのラインが実現可能かどうか見極める。
「1,000万円を集める」なんて無理ではないか、という気持ちと。
なのに、確信はないけど皆の力を合わせれば夢物語ではないのかも、という気持ちを抱えながら。
それぞれが帰路につき、仲間となってくれそうな人たちに声をかけていきました。
仲間となっていただくために声をかけるのも、「実行委メンバーとして」「募金などの協力をしていただく賛同者として」「このプロジェクトを周知していただく協力者として」などの道があります。
「メンバーとして」のプラスアルファは、この時点ではまだ期待すべくもありません。
しかし、はじめての集りは新聞記事で大きく取り上げられ。
函館を本拠地とする衆議院議員の逢坂誠二さんがいち早く応援を表明し。
少しづつ手ごたえを感じ始めてきたのです。
結果的に1ヶ月もたたないうちに、製作実行委員会が発足する事となりました。
「今夜、大原野町から産業道路を突っ走ったら、教員住宅にいる父の耳に車やバイクの音が届くだろうか。
あの辺は夜は本当に静まりかえってしまうから、しっかり聞こえるかもしれない。」
(昂ぶった夜 from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして昨日のクイズ!
正解は。
「かまめし」でした。
菓子(かし)の中に豆(まめ)をいれたので「菓豆子(か・まめ・し)」ですね。
さあさあさあっ。
本日のクイズです。
「未来の世界の猫型ロボットにも、苦手な機械があるんだって。
それは何かな?」
答えは明日のブログにて!

2011年06月09日
東京でのアンコール上映が始まります
まもなく、あの3月11日から3ヶ月が経とうとしております。
震度4や5のニュースに、以前ほど驚かなくなっているのは・・・。
あまりにその大きさの地震が多かったからか、度胸が据わったからなのか。
どちらにしろ。
物も、気持も、準備は怠らないようにしたいと思います。
何かあったら3日は大丈夫なようにリュックを用意しているか?
真夜中に何かあったら、電気がつかなくても必要なものの場所がわかるか?
その時は、今やってくるかもしれないと、肝に銘じています。
そして。
今週末からは、ついに東京・渋谷でのアンコール上映が始まります!
アンコールの声を多数いただき、ただただ感謝です!
6/11~24
東京都 渋谷区
ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/
そして現在上映中で金曜が最終日なのがこちら
5/28~6/10
山口県 周南市
テアトル徳山
http://theatoku.com/
5/28~6/10
佐賀県 佐賀市
シアター・シエマ
http://ciema.info/
11/27に函館での先行上映がはじまり。
翌月に全国での順次公開がスタートしました。
渋谷ユーロスペースは、その第一陣として12/18から上映していただきました。
3/4までの77日間です。
そしてこれから。
更に2週間のアンコール上映なのです!
昨年11/27からはじまった「海炭市叙景」の上映は、この渋谷ユーロスペースでいったん終了となります。
予定どおり6/24(金)まで無事に上映されると。
昨年から210日間、日本のどこかで毎日「海炭市叙景」が上映されていたという事になります。
ただただ感謝です。
見ていただいた皆様。
そしてアンコールの声を出していただいた皆様。
見に行けなかったけど、気にかけていただいた皆様。
そして、これから見ていただく皆様。
映画「海炭市叙景」にまつわる動きは、この上映終了で大団円というわけではありません。
引き続き、皆様の心のどこかにこの物語の居場所があってくれたら幸い。
すえながく、末永くよろしくお願いいたします。
そしてこちらもまだまだ続くクイズ!
最近、このクイズが楽しみというお声をよくいただきます。
ちょっとしたお役にたてておりますか?
だとしたら嬉しい!
そしてまずは昨日のクイズの正解です。
「リハーサル(リハー猿)」でした。
それでは今日のクイズ!
「お菓子の中に豆を入れました。
さて、どんな料理になった?」
答えは明日のブログにて。
2011年06月08日
足跡その9
メルトダウンどころか、メルトスルーの状況かもしれないとの事。
そういう情報は、ぜひ海外の機関に報告する前に、日本に住んでいる我々に真っ先に教えていただきたい。
そしてこれは、チェルノブイリ級というレベル7の状態が、さらに危険度が高くなるという事でしょうか。
シルベスター・スタローンの映画のセリフ。
「我々は国を愛している。だから国にも我々を愛してほしいんだ。」
この言葉が頭の中で強く鳴り響いております。
そして。
最初の集まりとなった準備委員会では、必要な予算のほかにも様々な事が話し合われました。
・東京サイドには映画製作を責任を持って担当していただき、函館サイドは資金調達や受け入れ協力など現地ですべき事の責任を持つ
・この準備委員会から、映画製作を実行し積極的に参加できるメンバーで製作実行委員会を作る
・その製作実行委員会は、監督サイドで映画化を決断した時点で立ち上げる
・賛同してくれる団体や個人を募る
・函館サイドでまずすべき事
1.資金カンパの要請
2.協賛団体や個人の勧誘
3.関係機関への協力や後援の要請
4.文化や観光などに関連する施設への宣伝と協力要請
5.事務所開設
6.報道依頼
7.協賛金や寄付金の受付準備(口座開設など)
8.原作者サイドとの連絡および調整
考えて決断する事、そしてやるべき事は山積みです。
でも、この時には気付いていなかったまだまだ多くの事が、我々を待ち構えていました。
現実離れした1,000万円という金額を集めることができるか。
その事と合わせて、とても大きな壁がスタート前から立ちはだかるのが見えていたのです。
「『おい、車を買おう。明日にでも買おう。』
満夫は並んで歩く涼子にいった。
『どこにそんなお金があるの。』
『中古のローンなら手に入るさ。』
『いいわよ、買いましょう。』
涼子はむしろ朗らかな声をだした。」
(この海岸に from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして昨日のクイズの正解です。
「かんガエル(考える)」でした。
はからずも、時事ネタっぽいニュアンスでもありますね。
さあ、次!
それでは今日のクイズ!
「撮影で、本番ではいなくなるのに、その前に現れる動物は?」
答えは明日のブログにて。
2011年06月07日
足跡その8
函館は本日、ついに今年初の最高気温が20度を超える日となりました。
なんと一気に23.2度を記録!
よい季節です。
でも。
被災地でも夜の寒さを凌ぐため早く暖かくなってほしいと思っていましたが、放射線を避けるため窓を開けず蒸し暑さに悩まされている場所もあるそうです・・・自分の想像力不足を情けなく感じております。
少しでも快適な状況になりますように。
そして。
かれこれ2年半という歳月が経ちつつある、2009年1月23日。
あの日、「海炭市叙景」を映画化する、おおまかな道のりが示されました。
ここは「映画の街はこだて」として数々の映画作品が作られたまちです。
しかし今回のプロジェクトが決定的にこれまでと違っている点は、首都で練られた構想を受け入れるのではなく、こちらからプロの映画人に声をかけて雇い入れ、住んでいる人間が実感できるこの街の空気感をフィルムに収め、準備・撮影補助・そして資金捻出まで地元の人間が大きく大きく関わって完成させる点にあります。
そのための資金。
この日の話し合いでも、そこが最も大きな不安要素でした。
2,000万円で映画を作り(それでもこの額は、とても小規模な部類なのだそうです)、そのうちの半分となる1,000万円を一般からの協賛・募金で集めるというのですから!
当然のごとく、函館市民でも佐藤泰志という名前を知らない方はとても多いという現状で1,000万円を集めるなんて。
誰もやったことがないので、「大丈夫、きっとできる」と言い切ることも、「絶対に無理」と言い切ることもできない状況。
でももし募金でお金を集めたら、頓挫してしまったときに「すみません、できませんでした」と言っても誰にそのお金をお返ししたらいいのか・・・。
やる、と決定したら後戻りできないプロジェクトだという事実が、皆をとても慎重にさせたのです。
「だが映画館を作ろうという酔狂な人間はいないし、開店してすぐ店をたたむ者も多い。
とにかく表通りには街にとって必要なもの、精神病院以外は次々と作られ、軽々しくあてこんで作ったものはすぐ姿を消す。」
(ネコを抱いた婆さん from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
さてさて、昨日のクイズの解答です。
「缶コーヒー(観光費)」でした。
ああっダジャレ万歳!
さてそれでは本日のクイズ。
「とっても悩んでいるカエルは、どんなカエル?」
答えは明日のブログにて!

2011年06月06日
ピストルさん出演「さや侍」公開!
先日お伝えした函館からの漁船が、岩手県の久慈市の皆様に届いたようです。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110606t73018.htm
よかった!
市の職員が被災地に物資を届けた際に、漁船のほとんどが流されてしまったと聞いたそうです。
その時に「がんばってください」と声をかけるにとどまらず、彼らは函館に戻ってから現地に送れる船がないか駆け回ったのです。
100隻くらいを目標にした呼びかけは、228隻が呼びかけに応えて持ち寄られる結果となりました。
すごい!
ここには、揶揄される「お役所仕事」とはまったく別の行動力が存在しています。
どんな社会、集まり、仕事場にも。
様々な異なる考えや対応をする人が在籍するものと思います。
そして彼らは。
この選択をし、函館に帰ってきてから想いのとおりに行動したのです。
それに応えた漁民の方々にも、とても心を揺さぶられました。
この地に住んでいる事に、とても誇りを感じます。
そして。
今週末には、ダウンタウンの松本人志監督3作目となる「さや侍」が公開されます。
竹原ピストルさんが、本名の竹原和生の名前で出演されています。
http://www.sayazamurai.com/
チーム海炭市からは。
撮影 近藤龍人
照明 藤井勇
そしてどうやら。
撮影のアシストに
甲斐公康
鎌刈洋一
小林拓
照明アシストに
山田和弥
そしてメイキングを「海炭市叙景」監督助手の伊藤学さんが担当しているらしい!
そしてそして。
ピストルさんは、後半に登場するキーマンのひとりであるらしい!
ただただ期待しております。
北海道では、札幌・江別・釧路だけの上映予定・・・。
いえいえ、そういう状況が変わると信じるのは慣れっこです。
実際、変わったことも多々ありますのでね。
海炭市で待ってます!
それでは昨日のクイズの正解。
「菊 (聴く)」でした。
さあっ次っ!
「観光旅行の費用に、必ず入っている飲み物は?」
答えは明日のブログにて!
撮影現場のアイドル的存在だった伊藤さん。
とてもめずらしい、撮影現場で鼻血を出したハプニング激写を蔵出し!
すみません!ほんとにすみません!
次の機会にははイケメン写真を発表します!

足跡その7
北海道が避難場所候補のひとつになり得るとお考えの皆様に。
住んだり働いたりする状況を北海道の各地がいかに作ってお待ちしているか。
必ずしも被災地の方々に伝わっている訳ではない様子。
もどかしく思います。
必要な人に、用意がある事を伝えるために。
その方法に思いをめぐらせなければ、せっかくの準備が、必要としている人がいるかもしれないのに繋がらないのはあまりに惜しいと思うのです。
自分の立場でも何かできないものか。
発信するのか。
関係機関に働きかけるのか。
震災を機に、色々な自分がやるべき事とやれる事を考えるようになってきました。
そして。
「第1回実行委員会準備会」では、根本的な映画作りのための実行すべき内容を確認する場となりました。
どこからお話しすればよいのか、迷っております。
まずは理念からにいたしましょう。
当日の出席者のために用意されたレジメには、「今回のとり組みの視点」という項目が真っ先に掲げられています。
その内容を共通理解し、これから「足を踏み出す」ためのものです。
そこには6つの項目が記されていました。
・函館生まれの作家・佐藤泰志が函館の街で生きる人々の姿を描いた小説「海炭市叙景」が今、再評価されている。
「海炭市叙景」を映像にする、映画で見たい機運を盛り上げてゆきたい。
・閉塞しつつある世相、そして不況下にある函館における一筋の光明にしてゆきたい。
この構想が市民参加型・手作り型(熱意・人手、モノ、そして資金への参加)のものとして展開させてゆきたい。
・文学愛好者、映画愛好者の枠を超え、様々のジャンルにかかわる人たちを<映画作り>という共同作業に結集させたい。
映画を作り、上映するまでのプロセスを一緒に体験してゆきたい。
・若者から中高年までのいろんな世代が参加できるような活動にしたい。
一緒に好奇心を抱き、楽しみながら活動する中で、そこに希望・やりがいを感じるものにしてゆきたい。
・地域の活性化に寄与し、函館市民の文化的な財産へとつなげてゆきたい。
フィルムに今の函館の街並みを記録する。
景観の保存・文化財産として残してゆきたい。
・やらずに後悔するよりも、たとえ成就しなかったとしても、やるだけの事をやりとおしたい。
足を踏み出さなければ、何も始まらない。
閉塞した街に風穴を開けられるような活動を!!
今回のプロジェクトが、単なる「函館で映画を撮影する」というものではない事を、集ったメンバーに理解していただくための宣言というべきものでした。
(続く)
そして昨日のクイズの正解です。
「アテネ(宛て、ねー)」でした。
さあさあ、すぐ次にいきますよ。
それでは今日のクイズ!
「音楽が大好きな花といえば?」
答えは明日のブログにて。
2011年06月04日
足跡その6
昨日、説明不足すぎましたが、竹原ピストルさんのミニアルバム「復興の花」は売り上げを東日本大震災の被災地に寄付すべく作られたアルバムです。
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/8b5b4d576b3241a9a96fec8b0ed1f32c
趣旨に賛同してアルバムを買おうという皆様。
たとえばライヴ会場では、やはり完成したばかりの2ndアルバム「SKIP ON THE POEM」など、これまでの作品も並んでおります。
「復興の花」は税込1,000円です。
購入の際に、ぜひ合わせて他の作品にも目を向けて下さいませ。
身を削って被災地の復興をロングランでサポートしようとしているミュージシャンがおります。
その男を支えるのは、その音楽に共鳴する方々なのです。
なにとぞ。
よろしくお願いいたします。
そして。
「海炭市叙景」を映画化するために、ツートップは様々な方面に参加を呼びかけました。
まずは、自分の近い範囲での興味を持ってくれそうな方々に。
文学や映画の愛好者。
函館で長くタウン誌を作り続けている方。
地方発信文化への視線を持つマスコミ関係者。
主婦。
自営業者。
基本的に、函館を愛し、函館で生まれた文化を愛する方。
函館から文化を生み出そうという想いに賛同していただけそうな方に声がかけられたのだと思っております。
具体的に「これをしてほしい」という計算はなく。
一緒に実現させる道を考えてほしい、という想いだったのかも。
最初の集まりがあった2009年1月23日は、雨が降りしきる平日の午後でした。
そのあとずっと映画製作に走り回った人や。
その後の集まりには参加せずとも、自身のフィールドで映画化のために動いてくださった方や。
広い意味のつながりが生まれた日でもあったのです。
(続く)
そして昨日のクイズの正解です。
「自動ドア(児童ドア)があった」でした。
さあさあ、すぐ次にいきますよ。
それでは今日のクイズ!
「旅行者が、特にプランを立てないで訪れることが多い街はどこ?」
答えは明日のブログにて。
2011年06月03日
竹原ピストルa.k.a.井川颯太が今、海炭市に
とりあえず大急ぎで!
竹原ピストルさんが海炭市に帰ってきました!
思い立ってから1週間で完成させたミニアルバム「復興の花」をひっさげて!
わたくし、今夜はどうしてもライヴに行けず・・・。
夕方に会いに行ってきました。
どうやら咽喉を痛めている様子。
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/9ed95e4aeb223fef2dbbec06132bb79d
まだはじまったばかりの北海道ツアーです。
大事にしてほしい、なるべく咽喉を使いすぎないようにとお祈りしております。
お会いした時に買わせていただいたCD「復興の花」。
CDの盤面が真っ白なので、とサインを書いていただいたのです。
帰宅してよく見てみると、そのサインは「a k a sota」と書いてありました。
これ、何日か前の当ブログのタイトルですよね。
「a k a」は「またの名を」なんて意味です。
海炭市民にとっては、ピストルさんであり、井川颯太であるのです!
特別なサイン入りCD!
聴く前から宝物になりました!
これを読んでいて、海炭市での今夜のライヴに行けるという方!
このあと19:30スタート。
ピストルさんはもうちょっと後からの登場かと。
ぜひぜひ行ってみてくださいませ!
撃つんだジョー!!「竹原ピストル with ジョー ライブ」
出演
撃つんだジョー(竹原ピストル with ジョー)
(O.A.)西村勇紀
(O.A.)野坂 祐太朗
会場 : BAR OWNGOAL(北海道函館市 松風町15-1)
開場18:30
開演19:30
料金 : 2,500円(1ドリンク別)
ご予約、お問い合わせ
TEL:0138-24-0011(BAR OWNGOAL)
「足が根っこに似てるのは
おなかと胸が茎に似てるのは
手のひらが葉っぱに似てるのは
頭がつぼみに似てるのは
きっと偶然ではないでしょう」
(復興の花 / 竹原ピストルa.k.a.颯太)
そして昨日のクイズの正解です。
「とばす」でした。
うーん、だじゃれって本当にいいもんですね、ね。
それでは今日のクイズ!
「あれ、この入り口は大人は入れないみたい。
さて、どんな入り口かな?」
答えは明日のブログにて。
2011年06月02日
足跡その5
避難所で。
ダンボールを立てて隣同士のプライバシーを守って。
次の段階に移れるまで、あとどのくらいこの生活を続けなければいけないのか確信が持てない。
その状況を、もし実感していないのなら。
その方向性を決断する立場の方々は、電力会社の人も政府の人も官僚の人も。
そこで同じ生活をしながら仕事をしてみれば良いのではないかと、かなり真剣に思っております。
前面に立つ方も、これから前面に立とうとする方も、
ぜひ”このままではいけない”ではなく、”こうするべきだ”という話を聞かせてくださいませ。
「愛してるなんて言わないでくれよ」
(Don't say you love me / FREE)
さて。
2008年の年末から年明けにかけて、ツートップの2人はあらゆる方面に考えをめぐらせたと思います。
まったく想像できない準備作業。
そもそも、ほんとうに実現できるのか?
佐藤泰志の作品集が出版されるまでにも、没後17年という歳月が費やされたのです。
17年かけて遂に世に出された作品集。
そこで佐藤泰志に関する活動はついに終焉を迎えたという達成感が、関わったメンバーにはあったはず。
しかし。
そのことが、更に新しいドアを開けることになりそうな展開。
しかも未知の世界と言っていい、佐藤泰志作品の映像化です。
とまどいながらも。
これは佐藤泰志が描いた世界が、新しい読者や、新しい世界を発見した人々を生み出したという事でもあります。
前述の西堀さんの文章では、その手ごたえがこう語られています。
「足を踏み出させようと決意させたのは、他ならぬ佐藤泰志作品の小説の力への信頼であった。
佐藤泰志を自分たち同窓生と同世代のものだけに留まらせてはならないのであり、まだ彼を知らない多くの人たち、とくに若い世代に佐藤の文学を伝えるために、その入り口として映画という素材はとても有効ではないかという思いに至った。
『やらなかったことを後悔するよりも、やった結果が失敗しても、それは次に活きる。』
そんなことを、深い雪に埋もれた佐藤の墓の前で考え、決意した。」
(海炭市の正月 from「海炭市通信 号外」 / 西堀滋樹)
2009年の正月の3が日を過ぎた頃、映画を作るという意志は確固としたものとなりました。
そして、3週間ほどの準備を経て、あの最初の集りの日がやってきます。
「市役所の男は弱りきって、とにかく考えて下さい、また来ますから、といって立ちあがった。
それから、ここでこのままの生活をするのなら、本当にお宅だけ取り残されますよ、といった。
そして、そのとおりになった。」
(ネコを抱いた婆さん from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして昨日のクイズの正解です。
「かぼちゃ」でした。
いやいや、ほら、だじゃれですもの・・・。
ご勘弁くださいませ。
それでは今日のクイズ!
次もややキビしいだじゃれだな・・・。
「なんだ!
すごくスピードの早いバスが走っていったぞ!
いったい、どんなバス?」
答えは明日のブログにて。
2011年06月01日
足跡その4
日本の大震災の1ヶ月前に。
やはり大きな地震が起きたニュージーランドのクライストチャーチから、彼等がやってきました。
ニュージーランドに、イギリス人がやってくる遥か昔から暮らしていた民族マオリの皆さんです。
伝統芸能を継承するグループ「イマヌエラ」の選抜メンバー7人と、生まれて1ヶ月の赤ちゃんという総勢8名。
ニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」が試合の前に踊る、あの「ハカ」のほか、様々な伝統芸能から現代のダンスまでを短時間で見せてくれたのです。
放射能汚染の危険性を考慮し、ギリギリまで来日するか悩んでいたのですが、なんと生まれたばかりの赤ん坊も一緒に来日してくれました。
さきほど初日のステージが終わり。
日本の観客の反応に、笑顔を何度も見せてくれました。
今回の滞在が「来てよかった」というものになりますように。
http://wmdf.org/wp/?p=428
さて。
2008年の終わりに出会った、後の映画化に際しての製作実行委員長となる菅原さんと、後の事務局長となる西堀さん。
2人が迎えた正月は、対照的だったかも。
2009年の元旦に菅原さんからいただいた年賀状には。
「今年は映画製作にトライしてみようかと考えています。」と書かれていました。
そして西堀さんの心境は。
函館での完成披露試写会で配布された「海炭市通信・号外」によりますと。
「なんとも重く苦しい気持ちで三が日を過ごした。
その前年末、後に実行委員長となる菅原さんから、この映画化の話を持ちかけられ、年明けまでに方向性を検討するよう依頼されていたからだ。」
(海炭市の正月 from「海炭市通信 号外」 / 西堀滋樹)
もちろん菅原さんも、前代未聞のプロジェクトの言いだしっぺとして、どうすれば実現できるかシミュレーションの毎日でした。
まずは1月下旬の、1回目の集りに向けて道を作らねばなりません。
(続く)
そして昨日のクイズの正解です。
「マジック」でした。
比較的、簡単だったでしょうか。
それでは今日のクイズ!
「あら、八百屋さんでもお茶を売ってる!
さて、どんなお茶?」
答えは明日のブログにて。
左が西堀さん、右が菅原さんです。