2010年04月

2010年04月30日

「海炭市叙景」の朗読が札幌のラジオ番組でオンエア

5月になります。
新緑の季節です。
函館もあと一週間くらいで桜が咲きそうです。

札幌市の東区を中心としたエリアで聞くことが出来るコミュニティFM「さっぽろ村ラジオ」では、開局7周年を記念して5月1日18時から2日18時までの24時間、特別番組がオンエアされます。

その中で「海炭市叙景」の朗読も!

18編の中のひとつ「青い空の下の海」を、一条綾香さんが朗読します。
時間は早朝、5月2日の朝5時~6時の間ころです。
おそらく5時30分前後から、20分くらいの時間となりそうです。

札幌や周辺の方で、東区近辺で聞けるという方はぜひ!
ラジオから流れる朗読というのは、想像力をかきたてる特別な空間に身を置けるところが大好きです。


さっぽろ村ラジオ


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2010年04月29日

あっという間に4月も最終日です

2010年も3分の1の月日が!
この調子でいくと次の4ヶ月もあっという間になりそう。
その頃には

「試写会の準備だ」
「上映スケジュールの割り振りだ」
「大ヒットさせるための作戦会議だ」
「海外の映画祭って何を持っていけばいいんだろう」

なんて事になっているといいなあ。

そんな4月最後の日は、フィルムオールラッシュが行われます。
デジタルで編集してつないだ流れを、フィルムで確認するのです。

一歩づつ進んでここまで来ました。
函館ではフィルムオールラッシュに思いをはせながら、書類やら通信やら様々な作成と、宣伝費のための協賛のお願いに駆け回るとしましょう。

そうそう。
4月30日は星野秀樹プロデューサーの誕生日でもあります。
北海道の寒さに耐え抜いた九州男児。
偉くなってフカフカのイスで葉巻をくわえてるハズが、常に現場で汗をかきたい衝動に素直に従う方。
オーディションの時は、あらゆる男性の役柄を率先して買って出た演技派。

いい男です。

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イベント「1980」に行ってきました

1980年生まれの方々が企画したイベント。
来ていたお客様は、更に若い世代もたくさんいらっしゃいました。

なにかとっても場違いな気持ちでいたのですが、いえいえとっても温かく皆様に迎えていただき、映画トークをしてきました。
函館で先月までロケが行われていたことも知らなかった、という方も多数いらっしゃったみたい。
これをきっかけに「かいたんし」という言葉だけでも印象に残っていただけたら嬉しいです。

さて、ステージには実行委のメンバーや、俳優として出演いただいた方、オーディションを受けていただいて「海炭市叙景」に出演となった方もたくさん!
まったく別な顔をたっぷり堪能させていただきました。

なかでもGeorge-Kさんのステージは圧巻でした!
ベートーベンの第9のサンプリングにのせて歌われる「この街は皆絶好調!」という言葉の響きが、レコーディングされたものとはまた違う、ものすごくポジティブな世界に連れて行ってくれるのです。
客席のボルテージの上がり具合といったら、もう大変でした。

ぜひ定期的に函館(海炭市)に来ていただきたい!
よろしくお願いします。


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2010年04月27日

「海炭市通信」の第4号が間もなく完成

ご協賛いただいた方に、映画製作の現在状況をお伝えするべく作られたのが「海炭市通信」です。
新聞のようにレイアウトし、制作状況や佐藤泰志エピソードなどを盛り込んだ印刷物も、今回で第4号となります。

ロケが終了して1ヶ月以上たった現在も、まだ昨日の事のような感覚と熱気が残っています。
その想いがそのまま紙面に出ているのでは、と思っております。

印刷し、折りたたみ、封筒に入れ、宛名シールを貼って封印。
もう間もなく、ご協賛いただいた皆様のもとへお届けいたします。
ぜひじっくりと、何度もお読みいただければ幸いです。

091128通信3号作り






















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2010年04月26日

ありがたい協賛金が続々と寄せられています

ありがとうございます!
すでに、映画のエンドロールにて紹介させていただくご協賛いただいた方の入金締切は過ぎたにもかかわらず、「それでもかまわない」というご協賛の申し出を続々といただいております。

これはもう、ひとえに。
佐藤泰志への愛であったり。
函館(海炭市)への愛であったり。
つらい状況でも明日への光を見続ける姿勢への愛であったり。
スタッフやキャストへの応援の愛であったり。

もうとっても色々な想いでいただいていると感じております。

この後、全力で素晴らしい作品に仕上げて見ていただきます。
なるべくたくさんの方々に見ていただけるよう、皆様からいただいた協賛プラスこれから走り回って、宣伝のための協賛を集める日々を過ごします。

みなさまのお力で作られた映画「海炭市叙景」を、ぜひ劇場で見ていただきたい。
全国なるべくたくさんの場所で上映できるよう、これからも奔走いたします。


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2010年04月25日

佐藤泰志の誕生日です

4月26日は佐藤泰志の誕生日です。
1949年の生まれですので、生きていれば61歳。
調べてみたら、まったく同じ日に生まれた方には、風間杜夫さんがいらっしゃいました。

亡くなったのは90年代初頭のバブル絶頂期です。
そのあとで「海炭市叙景」で描いた不況の時代にそっくりな現在が来ると、あの頃すでに予想していたのでしょうか。

なんにせよ、あなたが描いた世界とよく似た状況の中で、明日への希望を捨てずに生きている人々が大勢います。
あなたの「海炭市叙景」は、そんな僕らの希望の光になりつつあります。

映画になったあの物語を、気に入っていただけると嬉しいです。

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2010年04月24日

古い家屋を変身させる Part2

昨日の画像で、美術の山本さん総指揮による変身後の様子があまりよくわからないですよね・・・失礼しました。

これならどうだ!

最初に入ったときは、もう長いこと使われてない状態でした。
壁には前に住んでいた方が貼ったと思われる、デビュー当時の桜田淳子さんのピンナッブ。
押入れの内部に貼られた新聞紙は昭和30年代のものもありました。

窓からは海が見えるし。
すぐそこに歴史あるお寺や小学校。
壁や柱の質感は、長い年月を経てこそのものでした。

ここであの兄妹は暮らし、時代の流れに翻弄され、そしてあの大晦日を迎えたのです。


蛇足ながら。
映っているスタッフは撮影助手の鎌苅さんです!
無事にお子様は生まれましたでしょうか。
そんな直前の時期に海炭市に来ていただき、本当に大感謝です!


3・3 撮影16日目10





















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2010年04月23日

美術スタッフの幅広い仕事

大きな予算が使われる映画なら考えなくていい事かもしれませんが、我らが「海炭市叙景」では予算をいかに抑えるかが常にテーマになっていて、結果的に様々な工夫を生み出す事になりました。
更に撮影時は北海道の真冬という時期でもあり、来ていただいたスタッフ・キャストの皆様には考えられない過酷な状況だったのではないかと。

そんな中、美術スタッフには大掛かりな仕事が、いくつも託されていました。

もう何十年も使っていない家を、物語の舞台として使用できるように作り変えるのもそのひとつ。
初日に訪れたスタッフが足を踏み入れたら、なんと床を踏み抜いてしまいました!
その方の名誉のために付け加えますが、ほっそりとしたお嬢さんなのです。

ここで竹原ピストルさんや谷村美月さんが撮影する!
急ピッチで床などの補修や補強、大掛かりなクリーニング(といっても数名での大掃除ですが)を行い、家財道具を運び入れて撮影当日を迎えました。
使用前、使用後の2枚の画像をアップいたします。

美術の山本直輝さんが所属する会社「ジョイアート」のホームページが完成しましたので、こちらもあわせてご覧ください!
JOYARTホームページ


2・19 撮影4日目2















3・3 撮影16日目1





















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新しいメイキング映像をご覧ください

4/23(金)の函館の夜はイベント「バル街」で盛り上がります。
インフォメーションセンターとなる函館市地域交流まちづくりセンターも当日券を求める人などで賑わいそう。

函館山の麓にあるまちセンの路面電車が走る道路に面した窓では、いつも函館に関連した映像が映されています。
本日は、実行委スタッフが深夜作業を重ねて作った「映画『海炭市叙景』メイキングビデオ最新版」を上映していただけそう。

音がない映像だけのもので、4分15秒です。
ほろ酔いの合間に、ぜひご覧ください。


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2010年04月21日

函館がスペインの雰囲気に

開催されるたびに楽しむ人が増えている函館の大人気イベント「バル街」が、この金曜に開催されます。
バル街 BAR-GAI 公式HP

昨年4月のバル街の時には、「海炭市叙景」PRイベントとして、案内所となったまちづくりセンター内で、パネル展やら、朗読やら、演奏やら、落語やら、いろんなステージイベントをさせていただきました。

今年はお客さんとなって、あちこち飲み歩きながら、さりげなくPRです。
そうそう、バル街というイベントは、スペインのバル(英語発音だとバーになるでしょうか)を飲み歩く文化を函館の地で再現しているイベントです。
一杯飲んで、ちょっとしたピンチョス(おつまみ)を楽しみ、さあ!次の店へ!
気になってたけど入る機会がなかったお店を試してみる絶好のチャンスです!

実は実行委メンバーが関わっているお店も参加しております。
舶来居酒屋 杉の子
酒処 花かるた
Jolley Jellyfish from CALICALI

西部地区で、海炭市の香りも楽しみながらの一夜を。
市内近郊の方で参加できるという方は、ぜひお楽しみくださいませ。


4月19日バル27























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2010年04月20日

函館を遠く離れて

全国各地で「海炭市叙景」を応援していただいていると、強く実感する日々です。
昨年の春、映画化に向けて動き出して間もなく、東京の図書館の方からご連絡をいただきました。

函館と関連がある訳ではないのだけれど、何か力になりたいとの事でした。
お話しさせていただき、協賛金をいただいた他、図書館での「海炭市叙景」朗読会も行っていただのです。

結局、この3月までに複数回の「海炭市叙景」朗読会と、函館特集と題した函館関連図書を集めたイベントコーナーを今年に入ってからおよそ3ヶ月間も開催していだだきました。

その方は東京都足立区の足立区立江北図書館館長でいらっしゃった石井清弘さんです。

3月いっぱいで定年退職を迎えて、今は新しい生活が始まっていらっしゃるところ。
江北図書館は民間委譲となりこちらも再スタート!
これまでのスタッフで、ひき続き仕事をされている方も多いとか。

その石井さんが今日の北海道新聞夕刊8面で、「海炭市叙景」の完成を心待ちにしている一人として紹介されました。

こういった本当に多くの方々に応援していただき、映画は日々完成に向けて一歩づつ歩き続けております。


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2010年04月19日

1980からもう30年ですよ

George-Kさんは「海炭市叙景」ために長く滞在してくれた方です。
実際の撮影は1日のみでしたが、その間に様々な場所に足を運んだとのこと!

実は実行委メンバーとなまらかっこいいイベントを準備していて、その打ち合わせなども同時に行っていたようです。

イベントタイトルは「1980」。
彼らはみんな1980年生まれで、その年代のイカしたナイスガイ達(ええ、あの時代はこんな言い回しでしたよね)が集まってイベントを作ったのです!

George-Kさんはシンガーとしてステージに立ちます!
一度、東京で見させていただきましたが、とってもまぶしい希望の扉が開いた感覚にさせていただきました。
素敵です!
ベートーベンの第9をサンプリングした「シャララ・よろこびのうた」などの試聴はこちら。
George-K MySpace

いよいよあと10日。
函館市美原のクラブ・ココアにて。
実は僕も映画のお話を、市民キャストとして出演していただいたキレイなお姉さまと一緒に話させていただく予定です。

夜10時スタートですので、お仕事という方も、間に合えばぜひ会場でお会いしましょう。
イベント詳細と、仲間への愛にあふれたコメントはGeorge-Kさんブログをご覧くださいませ。
George-Kオフィシャルブログ2010,4,7「焼き肉奉行!」


1980年といえば、山口百恵さんや王貞治さんが別な道を歩みだし、ジョン・レノンが倒れ、トシちゃんや聖子ちゃんがデビューし、宮崎美子さんが木陰で水着に着替えたり、カゼで学校を休んだときに「笑ってる場合ですよ」を見たり、ゲームウォッチとか「Dr.スランプ」とか「少し愛して、ながーく愛して」とか、ああ、いくらでもあの頃の事が思い出されます。

って、本人達は生まれた年だからチンプンカンプンですよね・・・。


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2010年04月18日

伊藤裕子さん、ハッピーバースデイ!

本日もとても良い日です!
伊藤裕子さんが本日お誕生日を迎えました!
おめでとうございます!

伊藤裕子のブログ Yuko Ito 1031 「ありがとうございます」

年女だそうです。
失礼ながら、もっともっとお若く見えます。
「海炭市叙景」の撮影は1日で終了し、私、お会いする事がかないませんでした。

その時の様子を写真で見る限り、公式HPなどで拝見するお写真よりは、大人の気品にあふれたエレガントな印象でした。
映画ではいったいどんな場面に仕上がっているのでしょう。

実は実行委メンバーのとある男性スタッフが昔からの大ファンでして。
東京に戻られる直前にお会いできたようで、大変感激しておりました。

私も感激したいです。
ぜひ、次の機会でお目にかかれますように。

お誕生日、おめでとうございます!


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2010年04月17日

幸せをいただいちゃいました

結婚式に行ってきました。
海炭市叙景を作っている仲間ふたりの結婚式です。
テーブルにつけられている名前は「アウトレイジ」「壬生義士伝」「オリオン座からの招待状」などなど、すべて映画の題名が名づけられていました。

僕らはまだ公開されていない「海炭市叙景」のテーブルへ。
他の仲間も「アカルイミライ」など、色々なテーブルが用意されていました。

もうとっても幸せなひととき!
おすそわけですね。

美男美女で、とっても丁寧な物腰で、常に感謝の言葉が飛び出して、仕事をお願いしたら倍くらいの働きで答えてくれて。
もう、何と言っていいか、ものすごく祝福したいカップルなのです。

さあ、これからますます仲良くしていただきます。
幸せな気持ちで、ものすごくニコニコしております。

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2010年04月16日

あたたかいコーヒーを下さい

寒いときにこそ、あたたかい飲み物が嬉しいものです。
真冬の屋外ロケ中も、持ち込まれたコーヒーに何度助けられたことか!

朝、スタッフルームに行くと、早起きの制作進行・小林大地さんが半分しか開いてない目でコーヒーを作ってくれている場面によく遭遇しました。
眠そうなのに、これからまた過酷な一日が始まるのに、とっても丁寧にコーヒーを作ってくれているのです。

ロケ現場には、差し入れのお菓子などと一緒に、そのコーヒーがポットに入って置いてあります。
「ああ寒すぎる」って感じでスタッフがやってきては、そのコーヒーに癒されて再び現場に戻っていく・・・ただただ感謝です。

実は小林さんは全く別な仕事をしていましたが、この撮影の何日か前に仕事を退職して映画の世界に飛び込んできました。
少数精鋭チームにもかかわらず、この状況でスタッフとして選ばれた!

輝ける未来に向けて歩き出したその決断に、心からエールを贈ります。


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2010年04月15日

今日も雪でした

全国的に寒いようですが、今日も積もるほどではないにしろ雪が降っていました。
朝は青空で暖かくなりそうな予感だったのですが、わからないものですね。

去年は5月に入ってすぐ桜が満開になりました。
今年は1週間くらいは遅くなりそうな気配です。
お花見の予定も、変更を余儀なくされる場合がありそうです!

まあ、少し前までは、ゴールデンウィークが終わった頃に函館の桜が咲いていた気がします。
これまでが暖かすぎた、そんな状況なのかも知れませんね。


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2010年04月14日

まだまだストーブの出番です

寒いです。
明け方は屋根が真っ白になるくらい雪がうっすら積もりました。
午後には青空が見えつつ、風は強くて冷たくて、しまいかけた冬物の衣類を出してきた方も多かったかも。

金曜日には2ケタの気温になるらしいです。
もうちょっとの我慢で、暖かくなりそう。

ストーブもまだまだ活躍します。
パネルヒーターなども増えていますが、やかん等をのせてお湯を作ったり、部屋の湿度を保ったりと、ストーブならではの魅力は捨てがたいものがあります。

なんといっても、火が燃えているのが実際に見えるのですから!
便利になりすぎて、スイッチを入れる以外に困った時の対処法がわからない、なんて子供たちにはぜひストーブを体験していただきたい。

最近は、キャンプなどで焚き火をしたら「わぁ、これキレイだね」なんて言いながら炎にさわろうとする子供が増えているって・・・。
ウソのような話しで驚きますが、海炭市の子供達のように自然に囲まれながら、同時にその厳しさや怖さも学んでほしいと切に願います。

冬は寒いものだと、とことん体感するのです。


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2010年04月13日

暖かくなったり、寒くなったり

雨は夜更けすぎに~ではありませんが、明け方にはみぞれが降っているかも。
函館だけではなく、北海道全体で強い風が吹いていて気温もぐっと低く感じます。

そろそろお花見、なんて計画もちょっとだけ遠のき、桜の開花予報も少しづつずれ込んでいるみたいですね。

お花見会場となる公園の中には「火気厳禁」という場所も多いのですが、函館ではジンギスカンがないとお花見という感じがしません。
ほんの短い期間だけの儚い桜の花と対照的に、あちこちでおいしそうな匂いと楽しげな声が聞こえるのです。
寒く厳しく長い冬を乗り越えた分、ある種のお祭りのような気分と言えるのかも。

短い桜の季節と、短い夏と。
その後にまた寒くなったら「海炭市叙景」を映画館で見ることが出来ます。

それまでしばし、春と夏を楽しみながら待つのも良いものです。

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セミオールラッシュが行われました

初めて聞く言葉がたくさんあります。
ロケハンは知ってても、シナハン(シナリオ・ハンティング)というのは今回はじめて知りました。
プロデューサーは知ってても、ラインプロデューサーという役割もはじめて知りました。

そして今日は「セミオールラッシュ」です。
撮影したてのフィルムを見ることを「ラッシュを見る」なんて感じかなとは知ってました。
今日は、撮影したものを最初から最後までつなげたフルサイズでの、大画面でのチェックです。
このあとで、更にカット割り作業があったり、音楽をダビングしたり、ただいま鋭意製作中のエンドクレジットもプラスされます。

様々なスタッフから「傑作ですよ」と言われるたびに、「いやいや、客観的に見なきゃ。そう言われても話半分で受け止めておかなきゃ」と思い続けております。
本日のセミオールラッシュには、昨年、映画「海炭市叙景」イベントで函館に来ていただき講演していただいた書評家の岡崎武志さんも来ていただきました。
ああ、岡崎さんまで「傑作」とおっしゃってる!
okatakeの日記「海炭市叙景、ラフラッシュを観る」

信じないぞ。
まだ、完成してないのだし。
そして、実際に見たときに、感激・・・というか感動してぼろぼろ泣きたいのですから。

でも、やっぱりそうなんですか?
期待しすぎても良いのでしょうか。

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2010年04月11日

家族の物語

映画「海炭市叙景」で語られるそれぞれのストーリーは、家族の絆に関するものばかりです。
これから深まっていくもの、失いかけているもの、すでに遠い昔のこととなってしまったもの。

制作スタッフも、長期間に渡り家族と離れロケに望んだ方がたくさんいらっしゃいます。

まもなく1才になる子供の事を毎日想っていたり。
あと1ヶ月で生まれる我が子と妻を想っていたり。
函館のスタッフでも今週末に結婚式を控えている2人がいたり。
撮影中に離れかけた想いを引き寄せたり・・・あら、これは我が家でした。

今この瞬間を一緒に生きていける家族の大切さは、当人たちが一番よくわかっているもの。
海炭市で暮らす彼等も、それが痛いほどよくわかっているから悩んだり、行動せずにはいられないのです。

そんな彼等の物語だからこそ、どうしても惹かれてしまうのです。


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2010年04月10日

日本になじみまくるジム・オルークさん

「海炭市叙景」の音楽は、ジム・オルークさんにお願いできる事になりました!
ソニック・ユースでの活躍とか。
ソロ演奏の活躍とか。
その音楽にインスパイアされて作られた映画「ユリイカ」とか。
ほかの様々な映画音楽とか。

映像と音楽が重なり合うときに、どんな深みの表現になるのでしょう。
ものすごく楽しみです。

監督との顔合わせは東京・新宿の飲み屋さんでした。
スローラーナー日記「『海炭市叙景』の音楽は、ジム・オルークさんです!」

なんでしょう、この溶け込みようは!
いくら日本好きといっても、ここまでなじんでいるなんて、素敵です。
熊切監督は「海炭市叙景」公式スタッフジャンパーである、例のドカジャンを着ている様子。
ジムさんも似合うのではないかな。

さあ、映画上映のその日に向けて、また一歩。
確実に一歩づつ踏み出しています。

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2010年04月09日

函館で撮影された映画

またひとつ、函館で作られた映画が上映されます。
辻仁成監督・脚本、アントニオ猪木主演という想像できなかったタッグによる「ACACIA」です。

老人と少年の、つかの間の心のふれあい。
それは辻さん自身の姿が投影されているみたい。

学生時代を函館で過ごした辻さん。
同じような方にあがた森魚さんがいらっしゃいます。
あがたさんは「海炭市叙景」でも、味のある空気感をじんわり出していただきました。

ふたりとも函館で暮らしていただけに、映画監督としてファインダーをのぞく時は独特の函館の街の切り取り方を見せてくれます。

これから公開になる「ACACIA」を、ちょこっとだけご覧ください。
「ACACIA」予告編

おおっ。
熊切監督作品で輝く存在感を見せてくれる坂井真紀さんも出演!

ああ、早く「海炭市叙景」も予告編でいいから見てみたい。
そう思ってしまうのです。

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2010年04月08日

編集作業の真っ最中

東京では編集作業が精力的に行われております。
本日は、2回目のラッシュ上映がありました。

スローラーナー日記

5つのストーリーのうち、「裂けた爪」の編集が今も重点的に行われている様子。
これは加瀬亮さんが出演する、様々な親と子の姿を描いた物語です。
時には親に、時には子の立場になる加瀬さん。
あとになって、他の登場人物にも親と子のストーリーが用意されている事がわかります。

おおっと、あまり言ってしまうと見る時の楽しみを失ってしまいますね。

加瀬さんといえば間もなく北野武監督作品「アウトレイジ」が公開されますね。
「アウトレイジ」公式HP
あら、全員怒ってます。
加瀬さんは、クールを装っているのでしょうか?
「海炭市叙景」でも、かなり怒ってます・・・いやいや、あまり言わないほうが良いですよね。

たぶん180度ちがう役柄の、「かもめ食堂」からの流れの最新作「マザーウォーター」もクランクアップした頃でしょうか。
エイガ・ドット・コム・最新ニュース

見ている間は、まったく違う人生を生きることが出来るのが、映画の持つ魅力だと感じます。
「海炭市叙景」では、どんな人生が待っているでしょう。


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そろそろ春です

気温も2ケタになるようになり、雪かきグッズもそろそろ片付けてもいいのかも。
さあ、そろそろ春への準備です。

春への準備がちゃくちゃくと進む中、セーターなどは仕舞い込んでしまいます。
あちこちを走り回る子供達。
陽射しもすっかり春めいてきました。
一ヶ月もすれば桜の季節です。

昨年はウソという鳥に蕾を食べられてしまって、桜が咲かない木も多かったのですが、今年は大丈夫みたいですね。


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2010年04月06日

函館の作家が生み出した物語

宇江佐真理さんの「雷桜(らいおう)」が映画化されます。
eiga.com 映画ニュース
先日、撮影現場となっている沖縄まで宇江佐さんが出向いたと、昨夜の新聞のエッセイで語られていました。

今の函館に住む宇江佐さんが江戸時代を舞台に作り上げた物語。
80年代の函館をモデルに佐藤泰志が作り上げた物語。

どちらも今年の秋に映画館で上映されます。

ほかにも日本の文学を原作とした映画がいくつか、やはり今年の後半に公開されるべく準備されています。
小説と映画。
過去と現代。
日本の感性と外国の感性の融合、という点もポイントになるかも。

2010年の後半は、待ち遠しいことがたくさんありそうです。

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2010年04月05日

教室の子供たち

新入学・新学期ですね。
函館の小学校1年生は、6日に入学式でしょうか。
おめでとうございます!

あっという間に成長するので、ランドセルも服も大きめだったり。
新品の筆箱やら教科書やらにニコニコしたり。

自分の頃は教室の暖房は石炭ストーブでした。
日直になって石炭をくべる作業が大好き。
体育のときは1時間留守にするので、火が消えてしまわないよう石炭をたっぷり入れて空気窓を閉め切ります。

それでも教室に戻ったときに火が消えてしまってた時のショックといったら!

急いで用務員室に助けを求めに行くのです。

ストーブの上の蒸発皿(といっても金だらいのような物、ドリフで頭の上に落ちてくるアレです)の中で、給食の牛乳ビンをあたためてホットミルクにするのも冬ならではの楽しみでした。

海炭市の子供達も、冬の寒さの中を学校に通っています。
その寒さが、彼らの表情をキリっとさせているのかも。

写真はスタッフが映りこんでいて、さながら「父親ばかりの参観日」といった風情ではあります。


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2010年04月04日

募金・協賛金の第一次締切がまもなく

みなさまにお力を頂いての映画製作をしております。
おかげさまで、クランクアップまでは到達することが出来ました。

現在は編集作業中。
完成させて、宣伝・告知をし、劇場での公開です。
そこまでの資金は本当にギリギリ。
ここからいかに資金を増やせるかで、作品が歩んでいく道が変わってきます。

しかし。
映画を完成させるためには、御協力いただいた方々を紹介するためのエンドロールのクレジットタイトルもそろそろ作らないといけません。
期限は今月半ば頃。
ですので、クレジットタイトルでご紹介させていただく締切を、

「4月12日に入金確認できた分」

で締切とさせていただきます。
それ以降も我々の募金呼びかけは続きますが、映画チケットなどのみが特典となり、作品内でのお名前の掲示ができない事をご了承くださいませ。

募金や協賛の受付方法は実行委HP「募金要項」を、ぜひご参照くださいませ。

なるべく良い形で世に出したいと思っております。
皆様の更なるお力をお貸しいただけないでしょうか。。
何卒よろしくお願いいたします。

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2010年04月03日

「ソラニン」が公開されました

映画「海炭市叙景」の撮影・近藤龍人さんと、照明・藤井勇さんがタッグを組んだ最新作「ソラニン」の上映が始まりました。

この2人のコンビネーションは2007年から
「天然コケッコー」(山下敦弘監督)
「ノン子36歳(家事手伝い)」(熊切和嘉監督)
「ウルトラミラクルラブストーリー」(横浜聡子監督)
という日本映画の超重要作品ばかり!

そして今年が「ソラニン」!

そして同じく今年の秋に「海炭市叙景」なのです!

日本映画の「今」と「これから」を作っている方々というイメージです。
すごい!

これは「ソラニン」を見逃せないっ。
と思いきや、なんと函館では上映していないのです。
道内では札幌と旭川のみ。
ならばフェリーで青森へ、と思ったら青森も秋田も岩手もすっとばして仙台まで行かないと見られないみたい。

斜陽感がただよってますが、これも映画館でお金を払って映画を見てこなかった自分のせいなのですよね。
文化にはお金を払わなければ。

とりあえず公式HPの予告編で我慢です。
ツイッターも、すごい数の方々に見守られているのですね。

「ソラニン」公式HP


ああ、近藤さんと藤井さんの仕事ぶりが見たい!

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竹原ピストルさんの歌声

ピストルさんライヴが聴けるHPで、昨秋の函館「魂のフォーク亀しょう」でのライヴがアップされました。
そうそう、こんなトークだった!なんて細部までバッチリ聴けます。

実際は中島みゆきさんの「ファイト」や、吉田拓郎さんの「外は白い雪の夜」なども歌っていただきました。
「外は白い・・・」は松本隆さんの詩ですが、ピストルさんの歌声でまた別の風景が見えたのです。

『長津宏文と竹原ピストルのうたうたいたいうたうたいツアー 北海道編』-函館(2009年9月8日 北海道/函館 [魂のフォーク亀しょう])

7/1に同じ場所で再び弾き語りライヴです。
この頃には編集を終えた「海炭市叙景」の試写が済んでいるかも。
映画を見た感想も聞けるかもしれませんね。

楽しみです。

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kaitanshi at 06:40|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック

2010年04月01日

嘘のようなホントの話

「公式ホームページのアクセスが4万を越えました!」

うん、まあありえない話ではないですよね。
実行委HP


「音楽も入ってない、撮影したフィルムをつなげただけのラッシュを見て、星野プロデューサーが泣きっぱなしでした!」

うんうん、こりゃあ完成作品を見るときはタオルを何枚か用意しないとな。
スローラーナー日記「ラッシュを見ました」


あら、エイプリルフールなのに、このまま嘘をつかずに終わりそう!
極めつけは、こちら。

「小説『海炭市叙景』が、文庫となって発売されます!」

うんうんうん、えーっ?!
どうやらホントのようです。
小学館の方のツイッターでのつぶやきはこちら。
coseyさんのtwitter


色んな局面で感じておりました。

何かが起きています!

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kaitanshi at 23:29|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック