2009年11月

2009年11月30日

12月になります

函館では雪がほとんど降らないまま12月を迎えようとしています。
深夜、車のフロントガラスが凍ったりする事はありますが、あたたかい年ですね。

12月になったら。
1日に文学館でのイベントがあり。
4~6日に「函館港イルミナシオン映画祭」でPRをし。
そして正式に出演者の発表もできそうです。

あの俳優が、あの役に!
想像できないくらい、色々な発見をする事になりそう。

楽しい想像をしながら、協賛金のお願いの日々を過ごしております。


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このアドレスにお引越ししました


当ブログを御覧いただき、ありがとうございます。
ドリコムブログの営業譲渡により、このブログもライブドアにお引越しとなります。
早い方が良いかと思い、明日以降はライブドアブログにお引越しして日記を更新いたします。

このページは来年(2010年)の2月で、自動的にライブドアに転送される予定のようです。
パソコン画面で見られる一番上のブランコ動画は名残惜しいのですが、これまでのブログならすべて、引越し先でも見ることができます。

アドレスはこちら
ライブドアブログの「映画『海炭市叙景』上映までの足跡」

引き続き、ごひいきに。

よろしくお願いいたします。



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2009年11月28日

函館の作家に見つめられながらのイベント

12/1(火)は函館市文学館でのイベントです。
平日の午後6時30分からという時間帯。
予約制なのですが、すでにイスを増やさなきゃってくらいの応募をいただいております。

会場は文学館の1階です。
函館にゆかりのある作家の写真などがたくさんあります。
見つめられている気もします。

朗読や、紹介映像を映写するスクリーンの横には、同じくらいの大きさの見覚えのある絵が!
「海炭市叙景」の表紙の、あの絵です。

ものすごいシチュエーションなのです!

「早いもので、今年もあとひと月」なんて会話が世界中で交わされるこの日に、文学館でお待ちしております。


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2009年11月27日

通信第3号

コントだと55、鉄人だと28ですね。
我々の「海炭市通信」は、今回が3号となります。
まもなく皆様に読んでいただける予定です。
募金・協賛をいただいた方の家に、もうすぐ届きます。

第3号はビッグニュースを記載できそう。

この日をどれだけ待ち焦がれたことか。
ここから一気に色々なことが動き出します。
ついに動き出すのです。


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どどんと道南ラジオ

という、函館近辺の道南ローカルで放送しているNHK第一(AM)のラジオ番組に。
来週の木曜日12月3日に実行委員長が出演させていただく予定です!

毎回、函館のNHK放送局のロビーでの公開生放送です。
ものすごく間近でラジオ番組の仕組みを見学できます。
入場無料で申し込みも必要ありませんので、木曜14:00?15:00という平日のお昼の時間帯ですが、お時間があいましたら、ぜひ。

前任の志摩アナウンサーには、バル街イベントで「海炭市叙景」の冒頭を飾るストーリー『まだ若い廃墟』を朗読していただいた事もありました。
今回はこちらから、番組にお邪魔いたします!


どどんと道南ラジオ


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2009年11月25日

12/5(土)のイベント補足

11/19付けの当ブログ記事で、実行委員長がパネリストとしてシンポジウムに参加とご案内しましたが、なんと事務局長も出演させていただきます!
映画スペシャリストと、文学スペシャリスト。

当実行委が誇るツートップです!

14時から、まちセン3階で映画ファンドの説明会を行い。
すぐあとの15時40分からシンポジウムです。

ちなみに前の日(12/4)は赤レンガ倉庫群の中にある金森ホールにて、あがた森魚コンサートです。
21時から!
当実行委のメンバーがバックバンドを努めます。
函館で大人気のあのバンドのメンバーやら。
函館発のミュージシャンを数多く輩出しているあのスタジオのマスターやら。

単なる寄せ集めではない、函館を代表するミュージシャンが、なぜか数多く当実行委にいるのです!

乞うご期待!


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2009年11月24日

函館でファンド説明会を開催します

数々のお問い合わせの中でも「ファンドの内容をもっと詳しく知りたい。説明会などの予定は?」という内容が増えております。

なので緊急決定!

12月5日(土)午後2時から、函館でファンド説明会を開催いたします。
場所は末広町の「函館市地域交流まちづくりセンター」です。
スクラムトライ代表の前田紘孝さんが函館にやってきます。

前田さんは函館出身。
役者への道を歩んで、「ウォーターボーイズ」で妻夫木聡さんや玉木宏さんと一緒にあのプールでシンクロナイズドスイミングをした方なのです!
現在は会社を立ち上げた青年実業家。
「函館」「映画」「夢」と、色々なキーワードが合致しました。

制作費が一般的な映画よりも低い分、黒字になってリターンの確率が高いというのが皆様の関心を集める理由のひとつ。
でもそれだけではなくて、映画が出来上がる過程を一緒に体感できる、夢のある投資という事が大きいようです。

12/5(土)は、おなじ建物で「函館港イルミナシオン映画祭」のシンポジウムにも参加させていただきます。

どちらも入場無料です。
まちセンでお待ちしております。


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2009年11月23日

人への募金

とても多くの方から募金や問い合わせを頂き始めました。
来月はじめまでに、天文学的とも思えた制作費が少しづつ手に届くところまで近づいている実感があります。

また、映画への想いのほか、携わっているスタッフを信頼しての募金も多数頂いていると感じております。

信じてくれて、ありがとうございます。
期待にこたえられるよう、引き続き動きます。

昨夜も、集まりの中で手作り募金箱に愛をこめた募金をたくさんいただきました。
H大テニスサークルCREWのみなさま、感謝です!!!


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2009年11月22日

読んでみたい!

エキストラの問い合わせと同時に、「『海炭市叙景』の小説はどこで売っているのですか?」という質問を数多く頂いております。

現在、古本ではなく手に入れられるのは「佐藤泰志作品集」のみです。
こちらに「海炭市叙景」が収められています。

函館市文学館には販売コーナーがあり、函館ゆかりの作家の本などが並んでおりまして、この本も取り扱っております。
買い物だけなら入場料もかかりませんが、無料駐車場がないのでご注意くださいませ。

函館市文学館、もしくは書店で在庫が残っていれば手に入れられます。
この6月に増刷したばかりですので、注文すれば手に入るかと。
クレインが発行しており、このページ右側の「リンク集」にHPがありますのでご覧くださいませ。

文学館HPはこちら

文学館では12/1に「海炭市叙景」イベントも開催!
12/1イベント詳細

まだ読んでいない方は、先にこのイベントで朗読を聞くというのもありかも。


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2009年11月21日

朝起きたら一面銀世界

ついに来ました!
朝、カーテンを開けたら一面に広がる銀世界です!
函館にもついにこの季節がやってきました!

まあ、日中にはとけてしまい、薄く張った水が夜にはアイスバーンに・・・。
降って解けてを繰り返しながら、本当の冬に向かっていきます。

雪が降るなら、「海炭市叙景」のロケにふさわしい景色となるのです!

季節はロケに向かって着実に準備をはじめているようです。
我々も、制作費確保に更なる活動をしなくては!
ここまできて、撮影延期にだけはさせません!

そして本日、実行委のHPが10,000アクセスを突破いたしました。
大々的に宣伝をしているわけでもないのに、訪れていただいた皆様に感謝です。
今後とも、ぜひご注目ください!


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2009年11月20日

12月のイベント その3

函館港イルミナシオン映画祭の初日のパーティーに参加いたします。
それもなんと!
あがた森魚さんのバックバンドとして!

ギター×2、ドラム、ベース、キーボード、コーラス。
6人のうち5人が「映画『海炭市叙景』製作実行委員会」のメンバーなのです。
ほかの一人も実はメンバーの息子!

12/4(金)21:30?
オープニングパーティー「牛頭BAR(ゴズバー)」in 金森ホール

食べ飲み放題2,000円で、映画人にたくさん出会えちゃいます!
あがたさんのライヴははじまってすぐ、もしくはその前の21:00くらいからになるかも。
映画祭概要

パーティーもライヴも盛り上げるべくがんばっていきまっしょい!


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2009年11月19日

12月のイベント その2

12月の1週目は、目まぐるしく色んな事が起こります!
函館市文学館での12/1イベントのあとは、12/4?6の3日間に、この時期恒例の「函館港イルミナシオン映画祭」が開催されます。

我々も映画「海炭市叙景」の製作をするPRのため、会場にお邪魔させていただきます。

ステージ上で皆さんに見ていただく催しとしてはシンポジウムがあります!

12/5(土)15:40?17:00
シンポジウム「中央から離れた豊かさ」?地方で映画を創るということ?映画製作は何を還元するのか

司会はあの寺脇研さん!
寺脇研の人生タノシミスト!

パネリストは当実行委員会の委員長である菅原和博と、事務局長の西堀滋樹のほかに。
湯布院映画祭実行委員会
伊参スタジオ映画祭実行委員会
赤平市民映画製作実行委員会
そして主催の函館港イルミナシオン映画祭

会場は末広町の函館市地域交流まちづくりセンター
入場無料です。

この他にも期間中に出演させて頂けるようです。
それはまた、明日のブログにて。


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2009年11月18日

12月のイベント その1

佐藤泰志の遺作「海炭市叙景」を映画化します。
その事を知っていただくために、函館市内で色々なイベントを開催してきました。
そして函館以外でもイベントが生まれてびっくりして感激する事もたくさんありました。

2月から撮影するために、このイベント実施も終盤に来ております。
おそらく12月と1月に開催したあとは、撮影そのものに全力を尽くし、そのあとは完成した映画を知っていただくための活動になるかと。

すべて楽しみながら作っていきます。
足を運べるという方はぜひ会場でお会いしましょう!

まずは12/1(火)に。

"函館市文学館:第6回文学の夕べ"
「目で見、耳で聞く『海炭市叙景』の世界 Part4」

音楽と映像を組み合わせての「海炭市叙景」の朗読や。
佐藤泰志をより深く知るミニ講座や。
映画製作の道程を記録したスペシャル映像(初公開!)や。
映画化の道を紹介するトークや。

あわせて、常設されている文学館内の佐藤泰志コーナーもご覧ください。

12/1(火)18:30?20:00
会場:函館市文学館ホール(函館市末広町22-5)
入場無料(事前申し込みが必要です)

お申し込み・お問い合わせは文学館までお願いします。
Tel.0138-22-9014
Fax.0138-22-9065
bungakukan@zaidan-hakodate.com

文学館でお会いしましょう。


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2009年11月17日

炊き出し

今後の事を頭の中で準備しております。

この頃までに製作資金をこのくらい集めるとか。
12月のイベントに向けてこれとこれを今から用意するとか。
1月にカフェを1日だけオープンさせるために場所の下見やらレイアウトを考えたり。

そして、撮影がはじまったら。
炊き出しです!
経費削減のためにも、炊き出し部隊がフル回転する予定!

実行委の自慢のレディ達は、実は料理の達人ぞろいなのです!
ああ、楽しみ!
って自分の口にも入るかは不明ですが。

寒い真冬のロケには、あったかい食事が必要です。
「野外作業にはビールがつきものだ」って"ショーシャンクの空に"で言ってたのを思い出しました。

俄然、パワーが出てきました。


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2009年11月16日

佐藤泰志が描いた世界

函館は、夏は涼しく、冬もそれほど雪が積もらない。
いわゆる「雪国」のイメージとは少しちがうのかも。

海も山もあり、旬のものが味わえる。
ファインダー越しに切り取りたい風景が四季様々。

「海炭市叙景」は、不況の風が吹き荒れるこの街を舞台に作り上げられています。
読みすすめていくと、住んでいなければ別な風景を思い描くかもしれない街が立体的に見えてきます。

これは函館近辺の人々にとっては特権だ!

それを映画としてお見せできれば、小説の創造性とはまったく違った世界の見方でストーリーを体感していただける!
我々にとって、この作品が特別な存在感を持っている意味を、共感していただけるのかも!

次の秋に、その想いを日本中で共感していただきたく、明日も走り回ります!


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2009年11月15日

質問にお答えします

「海炭市叙景」の映画化に関する質問を、ここ何日かとってもたくさんいただいております。
チラシやwebでの説明不足を痛感しております、すみません。

いくつかピックアップして、この場でも再度お答えします。

「協賛・募金する事や、エキストラ出演は函館の人限定なの?」
「いえ、どなたでもOKですが、協賛金に応じて優先順位をつけさせていただいております。また、基本的に現地集合なので、その日に函館のロケ地に自力で来ていただけることが必要です。」

「協賛金の振込みで手数料が無料になる用紙はどこにあるの?」
「函館の事務局や、ホチキスで添付した映画宣伝チラシでしか手に入りません。すべての方に行き届かず申し訳ありません。」

「『海炭市通信』は、協賛したけどHPでダウンロードするから郵送費を使って送っていただかなくても良いです。この意志の伝達方法は?」
「振込み時の通信欄にその旨を書いていただくか、事務局へメールなどでお伝えいただければ手続きいたします。お気遣いいただきありがとうございます。」

「協賛や募金ではなく、リターンの可能性があるファンドの話を詳しく聞きたい」
「スクラムトライという会社が運営しています。電話03-3274-2033へ、ぜひお問い合わせください。」

ちなみにファンドの詳細はこちらです。
「海炭市叙景」映画ファンド

会社の詳細は画面右側の「リンク集」からご覧ください。


不明点はぜひお問い合わせいただき、納得してお力を貸していただければ幸いです。

お待ちしております。


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2009年11月14日

函館ロケで選ばれる風景

古いものと、新しいもの。
日本古来のものと、外国のもの。
海と山。
教会と寺院。
森にさす木漏れ日と、海に沈む夕陽。

函館は様々な想いをのせる舞台として求められ、撮影やスケッチをする方によく遭遇します。
映画ロケで使われる風景としては、夜景やエキゾチックな街並みも多いのですが、道路の真ん中を走る路面電車が選ばれる事が多い気がしています。

「星に願いを。」や「オー・ド・ヴィ」では、神秘的な力を持って登場します。
ウルトラQの最終回「開けてくれ」に通じる不思議な魅力が電車にはあるのかも。

「海炭市叙景」では、産業道路と同じく街並を描写する手段として電車の路線がピックアップされています。
これを映画で見られたら、ワクワクするだろうな。
走っている風景ではなく、電車の車窓から街を眺める目線。

楽しみにしております。



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2009年11月13日

エキストラとしての心得

ここ数日、エキストラ希望の方と話す機会がけっこうありまして。
とりあえず製作資金を集めていて、これが11月中に集まらないと撮影自体がなくなってしまうとご説明しております。
協賛30,000円以上の方にエキストラ優先権を設定させていただいております。
でもまずは、この映画を作るという想いを共有したいのです。
きれいごとだけでは映画が実現しないのはわかっているのですが、お金だけ出してほしいのではないのです。

お願いする身で偉そうですね・・・すみません。
一緒に夢を見るために、資金を集めております。
夢がまずあるという事を忘れてしまっては、函館の作家が作った物語を函館の人たちで函館でロケして作り上げる意味がなくなってしまうのです。

そしてたくさんの方の力をお借りして撮影に入れたときに、色々な想いがこみ上げた笑顔をあちこちで見る。
その日のためにがんばっております。

その時に多くのエキストラの方にもお会いできるかと。
心得としては「待つ」ことを楽しめる事。
朝8時に集合し、実際に撮影となったのは午後3時半になる・・・なんて事もあるのです。

「ただ後ろを歩くだけなのに、こんなに待たされるなんて」と思ったらとてもハードです。
僕の場合は「こりゃあいい話のタネになるな」とか「俳優さんをこんなに長い間ちかくで見られるなんてスゴイ」なんて思うようにしてます。

撮影に参加していただける方、ぜひ長い待ち時間を一緒に楽しみましょう!



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2009年11月12日

佐藤泰志の著作

映画「海炭市叙景」実行委員会には、様々なお問い合わせをいただきます。

「撮影は終わったの?」
「この冬に撮影するために、資金を集めるお願いをしているところです」

「もう資金は集まったのでは?」
「募集中です。内定しているキャストやスタッフに、他のオファーが来る前に製作資金を集めてすぐにでも確定にしたいんです」

「原作はどこで手に入るの」
「佐藤泰志の著作はほぼすべてが絶版で、中古本市場では1万円以上の高値になっているようです。一昨年に出版された作品集は、書店で注文いただければ手に入ると思います」

函館市内でも古書店ではまったく見ることができません。
持っている方にとっては「手放したくない本」なのだな、という思い入れを感じます。

クレインから出版された「佐藤泰志作品集」には、我らが「海炭市叙景」も収められています。
現在、唯一のぞめば手に入る佐藤泰志著作本です。

映画が公開される頃には文庫などで書店に並ぶ光景も、我々が思い描くことのひとつなのです。


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2009年11月11日

たくさんの登場人物

ただいま上映中「私は猫ストーカー」にはたくさんの猫ちゃんたち。
「わたし出すわ」には主人公・マヤの旧友たち。

「出すわ」のマヤの旧友ひとりひとりが、それぞれ違う価値観で違う人生を送っているのです。
短い時間の中で、彼ら5人のキャラクターがくっきり浮かび上がっています。
森田芳光監督と函館ロケ、といえば「海猫」でも実にいい味を出していた仲村トオルさん。
今回は謎めいた役ですが、いかんせん登場人物が多いため「もっと見たいなあ」という印象も。
まあ、そのくらいが謎が多くてよいのかも。

我らが「海炭市叙景」もストーリーごとにメインキャストがかわる群像劇です。
たくさんの登場人物は、短い時間で人生の様々な側面を見せてくれます。
他の映画を見て、まだ脚本だけの「海炭市叙景」がどれだけ可能性をひめているのかをあらためて感じました。

すごいことになりますよ!

ああ、願わくば小雪さん演じるマヤが目の前に現れて「映画の製作費、わたしが出してあげよっか」なんて言ってくれないかな。



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2009年11月10日

映画でのつながり

映画を見てきました。
自分と少なからず関連ある2本の映画です。

函館ロケの「わたし出すわ」と、スローラーナー越川プロデューサーの手による「私は猫ストーカー」です。
あら、ふたつとも「わたし」から始まってますね。

丁寧にラストシーンに向かっていく「わたし出すわ」。
日常の偶然性が楽しい「私は猫ストーカー」。

「猫」には、熊切監督とのコンビが印象深い坂井真紀さんが出演し、自然体のなにげない、だけど存在感のあるたたずまいが素敵でした。

そして「出すわ」には、電車の運転手さんの奥様役の方がとってもキュートな気になる方でした。
エンドロールで名前を見てはっとしました。
小山田サユリさんだ!
そうだ、あの方だ!
篠原監督のもと、函館ロケで作られた「オー・ド・ヴィ」のヒロインです。
なぜ気づかなかったのか、確かにあの方!素敵!

他にもいろいろたくさん、話したいことだらけですが、また次の機会に。
函館近辺の方は、どちらもシネマアイリスでご覧いただけます。
が、「猫」は金曜までです!お早めに!

わたし出すわ

予告編(イカール星人のパロディ版です)

私は猫ストーカー



熊切監督が5月に函館に来た時に撮影したあの猫は元気かな?



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2009年11月09日

映画館でのひととき

映画館で映画を見るというのは、ひとつのイベントです。

少しおしゃれをしたり。
誰かと待ち合わせたり。
電車やバスの時間を計算したり。
駐車場の場所を確認したり。

映画館に着いたら。

これから上映する作品のチラシを眺めたり。
パンフレットや、グッズや、香りの良いコーヒーや、上映中も音を気にしなくて済むポップコーンや、色々なものを品定めです。
トイレも済ませ。
携帯のマナーモードも確認。

映画が始まったら。

様々な人たちと一緒に同じ映画を見るのです。
笑いのポイントが違う人や。
涙もろい人や。
はじまってすぐにお弁当を食べ始める人や。

年齢も、性別も、生活環境もバラバラな人たちが、ひとつの映画のために時間を合わせてこの場所に一緒にいて、そして同じシーンで感動している!

来年の今頃は「海炭市叙景」が、そのスクリーンで上映されている。
そのために今、文字通り走り回って準備しております!


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2009年11月08日

「まだ若い廃墟」という物語

「海炭市叙景」は18編からなるショートストーリーの集まりです。
架空の街である海炭市で暮らす人々が、1話ごとに主人公としてピックアップされています。

春・夏・秋・冬。
9編づつ36話からなるはずのストーリーは、佐藤泰志が亡くなったため半分だけしか明らかにされていません。
どちらにせよ読了まで息もつかせない展開の1話目「まだ若い廃墟」は、この作品を長く人々の記憶にとどめるに充分な内容を誇っています。

大晦日の夜に初日の出を見るために、街を見渡せる山に登った少女。
しかし朝日に照らされた街はガレキのように見えてしまいます。
彼女はそこに未来を重ね合わせたのか。
何かの現実に気がついたのか。
あまりに広い風景が、別世界に見えたのか。

タイトルの「まだ」という言葉は、何を暗示しているのでしょう。

映画では、更に凝縮した世界をお見せします。
しかしそれは、廃墟という言葉がもつ絶望感だけではないのです。

読む人によって解釈が分かれるこのお話し。
兄の行動は偶然か必然か。
多くの謎を内包するからこそ、ずっと心のどこかに住み続ける物語になりえたのだと思っています。



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2009年11月07日

函館の映画祭

あざらしさんは今頃、函館の秋の味覚を満喫しているだろうか。
日曜はイベントのダブルヘッダーなので、パワーの源になりますように。

そして12月のイベントといえば!
12/1に文学館で「海炭市叙景」イベントを開催します。
18:30から、無料です。
ぜひ予定を空けておいてくださいませ。

そして12月は映画祭です。
函館では毎年「函館港(はこだてみなと)イルミナシオン映画祭」が開催されます!
今年は12/4(金)?6(日)の3日間。

我々はシンポジウムでゲスト出演させていただきます。
2日目となる12/5(土)15:40から、「『中央から離れた豊かさ』?地方で映画を創るということ?」をテーマに、日本各地の映画祭関係者が集まってのトークに仲間入りさせていただきます。

2009イルミナシオン映画祭の概要

入場無料。
ぜひ足をお運びくださいませ。

その前日となる、初日12/4(金)の夜にはパーティーがあり、あがた森魚さんのコンサートも!
当実行委員会メンバーが何人か、ミュージシャンとして出演する予定です。
詳細が決まり次第お伝えしますね。

函館港イルミナシオン映画祭のHPでは、2009年が違う年だったり、12/7の予定があったりしますが、期間は12/4?6です。
金・土・日の曜日でチェックすると確実かも。
正しい日時表示になるまで、ご注意の上スケジュールを確認くださいませ。


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2009年11月06日

週末に舘浦あざらしさんが函館でイベント開催

「海炭市叙景」の映画化を熱烈に応援していただいております。
いろんな知り合いから「あざらしさんが『この本はもう読んだ?』って言ってて、気になって買って読んでる」と耳にして、その多方面への影響力の大きさに感激しております。

その渦中のあざらしさんが、土日に函館で新著発売記念トークショーを開催!
笑えて、怖くて、エロくて、そしてじーんとする小説「温泉の神様の失敗」発売記念なのです。
めでたい!

土曜15:00は湯川生協2Fの文教堂書店にて。
日曜10:00は函館山の麓、函館元町ホテルの茶房「蔵」にて(その名のとおり、蔵を茶房にしているのです!)。
元町ホテル

そして同じく日曜(11/7)の13:00からは、昭和タウンプラザの中にある大きな大きな書店、文教堂函館昭和店でのトークショーです!
文教堂書店 函館昭和店

こちらでは、映画「海炭市叙景」についてもトークしていただけるとの事。
当実行委員会から、児玉絵理嬢にラブコールがかかっております。
恐れ多くも対談形式で、映画化にまつわる様々な話をさせていただけそう。
函館近郊でお時間が合う方は、入場無料ですのでぜひお越しくださいませ。

あざらしさん、寒くなってきましたが当日はやはり雪駄で登場するのでしょうか?


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2009年11月05日

製作資金があと少しで目標達成

あと少しといってもウン百万円なのです。
しかーし、かなわない夢はない。
ちりも積もれば山となる。
あと1ヶ月くらいの間に、その目標を達成するのです!

東京チームは更に大きな額に立ち向かっています。
僕らを突き動かしているのは、この映画が素晴らしいものになるという確信です。
完成した映画を見たいし、多くの方に見ていただきたい。
だって原作も、脚本も、スタッフも、キャストも、そして舞台となる函館の街もすべて素晴らしい!

あと少しです。
それで何もかも動き出すのです。
3000円以上の協賛で特典がつき、10000円以上で映画にあなたの名前が永遠に刻まれます。
一緒に映画を作ってください、お願いいたします。
あなたの力を必要としています。
ご連絡をお待ちしています。

映画「海炭市叙景」製作実行委員会へのメール
nisibori@ms7.ncv.ne.jp


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ロケ弁の楽しさ

函館を愛するあがた森魚さんが、函館市内や大沼でロケを行った映画「港のロキシー」の撮影現場でのこと。
エキストラだった僕らにも昼食が出ました。
いわゆる「ロケ弁」だったのですが、そのお弁当がとってもおいしくって。

早朝の集合時間だったのですが、出番がないままお昼になってしまい待ちくたびれた雰囲気が、食事によって和らいだのです。
助監督の方は、自分の食事もままならぬまま、一人ひとりに暖かいお茶を入れて回ってくれました。

その時に聞いたのが「撮影のときは、おいしい食事を用意できるかどうかもスタッフの重要な資質だ」ということ。
撮影は、演技の解釈や、その場のひらめきや、もちろん天候や、様々な要素でスケジュールの前後があるものです。
肉体的にもそうですが、精神的にもヘビーな毎日です。
その時の僕のような、セリフのないエキストラでさえ疲労感はかなりなものです。

「おいしい食事」は、その有無で撮影に大きく影響するという事を、実感しました。


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2009年11月03日

けっこう降りました

ちらっと雪が降るかなと思ったら、けっこう降りましたね。
日本中で寒かったところが多かったようです。

今年もあと2ヶ月。
ぎゅっと引き締まりました。
本日は文化の日ですし、映画文化に貢献するべく新たな一歩も踏み出してきました。

明日は暖かいんですって。
函館は寒さと暖かさを繰り返しながら本格的な冬支度をはじめます。
車を冬タイヤに交換したり、アノラックを出してきたり。
そんな時期です。


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2009年11月02日

大きなミッションが与えられた

わかってはいたのです。
本日、映画を製作する上での自分の担当分に、ついに着手しました。

分厚いページの資料も、小説を読むと思えばなんて事ありません。
でも失敗できないとっても重要なミッションなのです。
007というよりは、「ナバロンの要塞」とかブッチ&サンダンスのような気分ですらありますが、やりますよお。

抽象的すぎてすみません。

そうそう、函館は今日ついに雪が降ってきました。
積もるほどではありませんでしたが、短い夏を終えたばかりなのに更に短い秋が通り過ぎてしまったと知らされました。

寒くなるぞお。
もうすぐ冬だ。
星も凍るぞ、ぐずぐずするな。

なんて南こうせつの歌を思い出しました。


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2009年11月01日

「週末」という物語

18編からなる「海炭市叙景」の短編の中で、道路の真ん中を走る市電の運転手が主人公の物語『週末』が最も好きだという方に多く出会います。

暖かで優しい物語であること。
電車が進んでいくことで変っていく風景の描写が秀逸なこと。
・・・これは特に函館の街を知っている方は感慨深さもひとしおですね。
そして何より、登場人物が街を見る視線に共感してしまいます。

元はスラム街だった地区に住む青年。
佐藤泰志の代表作のひとつ「そこのみにて光り輝く」を連想させます。
その彼は、何のこだわりもなく「親父は海炭市の旧い市街地なら、どんな道でも知っています」と、廃品回収の父親の事を誇らしげに語ります。
そして彼自身は、建設現場の作業員として毎日この海炭市をビルの鉄骨の上から眺めているのです。

学校の成績や、仕事の業績云々とはまったく別次元の真実。
このすぐあとに「まっとうな男」という、ブルーカラーで虐げられてきた男が主人公になっている物語が用意されているのは、"人には様々な側面がある"というメッセージにもとれます。

「海炭市叙景」が未完ではなく完結していたら、彼らはどんな風につながっていたのだろう。

未完だからこそ、想像をかきたてるのです。


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雪が降る

ここ数日で一気に冷え込んできた函館。
早朝には車に霜が降りたり、雪虫が飛び交うようになったり。
天気予報では、道内(北海道内の略です)では雪の予報が出始めました。

もうすぐ冬だ。
いよいよ冬だ。

雪かきは多くないほうが助かりますが、この冬は雪がたくさん降ってほしいのです。
函館山にも、夏とは全くちがう景色になるくらいの雪を。

そしてそこで映画「海炭市叙景」が作られるのです。


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