2009年08月

2009年08月31日

広い空間でのパネル展です

明日から9月です。
小説「海炭市叙景」で描かれていない夏に続き、秋がやって来るかのようです。

9/1から11日間、五稜郭タワー1Fアトリウムにてパネル展を開催します。
佐藤泰志についての説明のほか、作品の抜粋、高校時代など様々な時期の文章、自筆の文、新聞記事、ゴライアスクレーンと子役の演技を収めた撮影の様子を切り取った写真など、どうぞごゆっくりとご覧ください。
入場無料です。

天井が高く広いスペースなので、同じパネルでもかなり違って見えるのが不思議です。

明日の函館新聞に記事が載るかも。
訳あって、妙齢の男性ばかりの写真と共に・・・。
華がないとなげかないでくだされ。
当実行委には、女子高生から貴婦人まで、各世代の素敵な女性が集まっているのが自慢なのです。
たまたま今日は、撮影のときに男性だけだったのです、ええ、たまたま。


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at 23:05|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント | メディア

2009年08月30日

ご来場ありがとうございました

本日、函館市内では様々なイベントが行われていました。
そんな中、NPOまつりに足を運んでいただいたみなさま、誠にありがとうございました。

パネル展を展開したすぐお隣は「はこだてルネサンスの会」でした。
「海炭市叙景」と「ルネサンス」は重複しているメンバーが何人もいまして、結果的に大きな佐藤泰志展示スペースのような状況でした。

見ごたえのある内容だったかと。
あさって9/1からは五稜郭タワーに会場を移してのパネル展です。
こちらは11日間です。
たくさんの方に知っていただきたいな、と思っております。



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at 22:31|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年08月29日

NPOまつり

明日8/30(日)に末広町のまちづくりセンターで開催される「NPOまつり」に、僕らもブースを出します。
佐藤泰志の「海炭市叙景」に触れたことのない方々には特におすすめです。
ずらりと並べたパネルをぜひ見てくださいませ。

10:00?15:00です。
無料です。

この他にも函館の様々な方々の想いに触れてみてくださいませ。

選挙に行く前、もしくは行った後に立ち寄っていただければ、函館の未来を変えるきっかけに出会えるかも。


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at 20:42|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年08月28日

ダウンタウン・トレイン

たとえば東京では、移動のときには電車でのルートだったり最寄り駅だったりが手がかりになる事が多くあります。

函館は車です。
歩いて10分のところより、15分かかってでも車がとめやすいところに買い物に行ったりもします。

父親はバスの運転手でした。
函館の道は、バスのルートではないところもかなり詳しく知っています。
父親の車に乗っているときは、子供心にも安心感がありました。
・・・友達のパパは運転が荒い人ばかりだった、という訳ではないのですが。

路面電車やバスに乗る時の「眠っていても行きたいところに連れて行ってくれる」という感覚は、自分で運転するようになってわかったありがたみです。
これからも、わがダウンタウンへも、変らずに未来永劫連れて行っておくれ!

電車の「ガタン」というたて揺れ、バスのカーブでくる横揺れが好きなのです。


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at 23:40|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 函館 

2009年08月27日

映画音楽

「海炭市叙景」に寄り添えるような映画音楽を思い浮かべようとしたら、まっさきに出てきたのは「ディア・ハンター」でした。
実行委で同い年のメンバーがすぐに同意してくれてにっこり。

責任をとりたがらない世代・・・いえイメージだけですが。
自分で言っておきながら、そうでない人も大勢知っております。
「ディアハンター」に関しては、なにか同じ世代だからこその感覚というのもあるのかなと思いました。
とはいえ、たぶん二人とも映画館でリアルタイムで見たって訳じゃないと思いますけども。

クラシックギターの音色が美しくも切ないテーマ曲「カバティーナ」。
"She's so beautiful"という歌詞での歌が知られているようですが、僕は上田正樹さんのバージョンでしか聴いたことがないのです。

そして9/6のイベントでは、ピアノ(キーボード)とパーカッションのインストでやってみようと思っております。
クリストファー・ウォーケンのとまどいの表情を思い浮かべながら演奏しようかと。
プラネタリウムで働くあの父親も、きっとあんな表情で森をさまよっているのではないかと、なんとなく思うのです。

「どうしてこんな事になってしまったのか、まったくわからない」というとまどいの表情で。


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at 21:33|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント | 想い

2009年08月26日

海炭市に流れる音楽

本日、リハーサルの1回目が行われました。

9/1?11まで、五稜郭タワーにてパネル展を開催。
期間中の9/6はステージで朗読劇と音楽コンサートを行います。
今のところ予定は13:00?15:00に各2回づつ。
無料です。

朗読は函館や近郊で活躍する劇団G4の方々。
そして音楽は函館が誇るパーカッショニスト&ドラマーの荒良木亮、そして私が弾いたり歌ったり。

海炭市に関わる曲や、映画をキーワードに選曲いたします。
産業道路を走る車のカーステレオから流れる曲とか、墓苑の事務所のウォークマンから流れる曲とか。

リハでは、なかなかいい手ごたえになりました。
選曲が固まったら、朗読の詳細と共にお伝えいたします。

乞うご期待。
函館近郊ではない方も、9/6に函館に来ることがもしできましたら、会場でぜひお会いしたいです。


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at 21:03|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年08月25日

世代の違い

小さな子供と接しているとき、自分が子供の頃に接した大人はいわゆる"大人"の振る舞いだったと気付きます。。
今の自分は子供に近い目線で接しているような気がします。

どちらの方が良い・・・という話ではなく。

上の世代は「早く大人になりたい」度が僕らより強かったのか。
そうならざるをえない社会環境だったのか。

自分と近い世代は「子供のまま大人になった」気分が大きいような気も。
責任を取りたがらないのは、まさしくそういう事かと。

佐藤泰志は「青春小説」の作家と、よく聞きます。
確かに代表作と言われるものの多くは、若者が主人公である事が多いかも。
しかし「海炭市叙景」は、青春の後でなかなかうまくいかない人生を送っている年齢の登場人物が多いのです。

どんな想いを重ねて書いたのだろう。
齢相応というだけでは、すべての理由になっていない感じがしております。


あの少年は、格好良く海に飛び込むことができただろうか。


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at 21:49|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 佐藤泰志 | 想い

1+1を3とか5に

30日には末広町のまちづくりセンターで「NPOまつり」。
9/1からは五稜郭タワーでパネル展を開催です。
私は現在、五稜郭タワーでの9/6のステージイベントを準備中!

何人かでひとつのストーリーを朗読したり。
映画音楽や「海炭市叙景」とつながる曲を演奏するコンサートを予定。
あらもう2週間をきりました。
数日中には詳細をアップいたします。

コンサートはなんと、自分自身が出演者。
しかも函館が誇るパーカッショニストとのデュオ!
2人だけで3人分とか5人分の密度の音が出せるよう準備中です。
入場無料。

ああでもその前に、朗読劇の台本を作らねば。
こちらも楽しい展開になりそう。

乞うご期待。
自分もとても楽しみです。


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at 01:33|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年08月23日

夏の終わりは来週に

湯の川の花火大会は、本日も強風と高波となり来週土曜日に延期となりました。
今夜はこのあと少しだけ雨になって、涼しくなるのでしょうか。

"夏は冬に憧れて、冬は夏に帰りたい"
とは言え、もうちょっとだけ夏です。

"時がとまればいい"と思ったり。
"海沿いのカーブを曲がれば夏が終わる"と気がついたり。
色々な季節の変わり目への想いはあるもの。

小説「海炭市叙景」のラストを飾る一編「しずかな若者」の主人公は、来年の夏はここにいないと知りながら、今だけのそこでの夏をしずかに味わっています。
失ったものが何であるのか、ぼんやりと考えながら。

あの想いは、佐藤泰志本人の想いだったのだろうか。



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at 21:03|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 函館 | 小説「海炭市叙景」

2009年08月22日

夏の終わり

函館に住んでいると。
湯の川の夏祭りで打ち上げられる、かなり近い距離で大きく広がる花火が「夏の終わり」を華々しく彩るイメージがあります。

今年は今日がその日でしたが、強風で明日に延期となりました。
夏の終わりも一日のびて。
それでもそろそろ長い冬に向けて、心の準備をする時期です。

今年の冬は忙しいぞ。
撮影スタッフと、役者陣と、エキストラのみなさんと、撮影を支えてくれるみなさんと。
ものすごく大勢の方々と出会うことになるのです。

まずは残り少なくなってきた夏を、それでもゆっくりと楽しんでおくのです。


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at 22:16|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 函館 

2009年08月21日

「千の風になって」という映画

探し物をしてましたら、映画パンフレットの中から「千の風になって」という映画のパンフが出てきました。

今はタイトルを言っただけで「ああ、あの曲」となりますが、当時は現在ほどの知名度ではなかった(といっても充分知られていた歌・詩でした)ような。
なくなった大切な方への手紙をショートストーリーにした3編からなるオムニバスの映画です。

1話目は南果歩さん演ずる母親が5歳の息子を病気で亡くしてしまいます。
病院で、息子がある言葉をささやくように2回繰り返して母に伝えます。
周りの人たちには「この子はしゃべれない状態なのに、かわいそうなお母さん」といった同情の目で見られてしまい・・・。

このシーンに弱くて。

病気で苦しんでいる子供が意識もはっきりしないのに、語りかけたその言葉の思いといったらもう。
今また上映したら再び多くの人が劇場に足を運ぶだろうか。

「海炭市叙景」も、子と親のつながり、もしくはすれ違いに心動かされてしまうのです。


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at 22:31|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 出演者 | 他の作品

2009年08月20日

初日の出

お盆も過ぎ、気がつけば今年も4ヶ月と少し。
齢を重ねるごとに1年があっという間とはいいますが、今年は特に早く感じております。
これはきっと充実しているからに違いない。

小説「海炭市叙景」は、山から見る初日の出が物語のターニングポイントになっております。
映画でも重要なシーンとして存在する事になりそう。

今年の初日の出は五稜郭タワーにて。
雲が多く、日の出の時刻から30分ほど待ってお日様があらわれました。
どんな気持ちのときも、太陽は美しいものです。
さて、映画の初日の出は、函館山からどんな風に撮影されるのか。

こんな歌を思い出しました。

"君は太陽は海から昇ると言い張り
 僕は海に沈む太陽しか見たことがないよ"


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at 22:14|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 函館 

2009年08月19日

これからイベント盛りだくさんです

さきほどまでミーティングでした。
もっと会話をしないと。
実行委の中でも、その周辺の近い方々とも。
素晴らしい広がりを見せるチャンスがあちこちに!
あとは見ているだけでなく、がっちりつかまえれば良いのです!

このあと8/30は末広町のまちづくりセンターで「NPOまつり」です。
函館で色んなアクションを仕掛けてる方が大勢集まります。
PRの絶好の機会です。

1日はさんで9/1?11は五稜郭タワー1Fアトリウムでパネル展です。
9/6にはステージで朗読劇やら、演奏やらができそう。
私も何かしでかす予定。

密度が濃すぎるくらいの準備になります。

10月の川本三郎さんイベント2Daysは、ちかぢかチケット発売できそうです。
決まり次第お伝えいたします。


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at 23:45|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実行委 | イベント

2009年08月18日

文章から作り出すイメージ

原作がある映像作品は、持っていたイメージとの違いは避けて通れないもの。
「もっとナイーブな感じ」
「美人すぎる」
「デニーロみたいな人で」
「年齢はもっと上に」
まあ、100人いれば恐らく100種類の人物像がそれぞれ作られているのかと。

音楽はいかがでしょう。

小説「海炭市叙景」を読んで、どんな音楽が聞こえてくるのか。
アコースティックギターの透明な感じ?
無機質なリズム楽器?
ピアノとチェロの哀しげな旋律?

映画を撮影している現場にいてイメージが出来上がっても、最終的にどんな音楽をプラスするかで全く違うものになります。
どんな音楽が劇場を満たすのか。
最近、想像(推理?)しながら曲を探したりもしております。



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at 21:17|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い 

2009年08月17日

動員数という目盛り

映画の動員数って、今だと「仮面ライダー」だったり親子で足を運ぶ作品がトップなのですね。
けなすつもりはありませんし、仮面ライダーは僕にとっても永遠のヒーローです。
ただ、映画として10年や20年後もマイベストに挙げる人がどのくらいなのかは全く分かりません。

動員数と、普遍性は別のものと考えたほうが良さそう。
大量にTVで宣伝してれば、年に何度も映画館に足を運ばない身としては「見てみようかな」度がおのずと上位にきますし。

なにをもって成功とするかも、作っている人達によって違うでしょう。
映画「海炭市叙景」は、どうなのか。
興行収入が何億円とか。
上映館がケタはずれだとか。
2年3年のロングラン上映だとか(これはいいな、うん)。

見てくれた方の心を揺さぶって、どこかの瞬間だけでもずっと忘れられないシーンとして持って帰ってもらえるといいな。
そういう作品になってくれるよう、愛を持って接していくのです。
日々、具体的になっていく作品づくりが、楽しくてたまらないのです。


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at 22:39|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い 

2009年08月16日

待ちすぎた僕はとても疲れてしまった

なんて歌がありました。

「海炭市叙景」の登場人物は、待っていることが多いのです。
尋常じゃない時間をずっと待っていたり、愛する家族のために真冬の寒さの中で待っていたり、帰ってこない事が度々あるようになった大事な人を待っていたり。

必ず来ると思っているのに、それを考え直すほどの時間が経ったりして。

何かあったのかなと、いろんな事が頭をよぎってしまうものです。

しかし日常的には、何の理由もない事も多く。
その場合、待たせた側は心配させたことなんか全く気づいてない場合も多いものです。
ま、無事ならそれでいいのですが。



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at 22:59|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 小説「海炭市叙景」 

2009年08月15日

産業道路と電車道路

函館は歩いてこそ街の魅力がわかると常々感じています。
「海炭市叙景」の主人公は街そのもの。
熊切監督が来函した際に車であちこち移動しましたら。
そしたら「全国チェーンの建物が多いと、どこの街に来てるのかわからなくなる事が多い」とおっしゃってました。
そして繁華街の裏通りなど、ふだん撮影隊がロケしないような場所へ、次々と足を運んでいたのです。

小説「海炭市叙景」には電車の運転手や、産業道路を車で走り続ける夫婦が登場します。

函館の街は、車道の真ん中を路面電車が走ります。
路面電車の終点「湯の川」からは、車の行き来が激しい産業道路が大きな半円を描いて延びています。

小説では電車や車に乗った視点で、街の個性を映し出しています。
それは、電車の速すぎない慎重なスピードだったり。
産業道路を探し物を求めてひた走る疾走感だったり。

歩いている時にはわからない見方で街を見てるのですね。
映画なら、さらに他の角度からも街を見る視線を取り入れられるかもしれません。


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at 21:05|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック スタッフ | 函館

2009年08月14日

時代を示す小物

小説「海炭市叙景」の舞台は80年代の日本です。
携帯電話やノートパソコンは普及しておらず、ファッションもメイクも当時ならではのものが存在する時代。

さて、映画の「海炭市叙景」はどうするべきか。

80年代にこだわる事はなく、かといって2010年にも限定しない時代設定がよいのかも。
"昔、こんな人たちがいた"でなくても構わないし、今だけになりそうな流行のメイクやファッションをわざわざフレームに入れる必要もなし。
最近つくられたピカピカの建物も、出番はないかもしれませんね。

人間のシワと同じく、時代の流行とは無縁な年輪を感じさせるものが映し出されるといいな。
と思うのです。



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at 14:38|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い 

2009年08月13日

イベントに参加します

すみません。
サケロックの田中馨さん、本日は出演されませんでした・・・。
週末には石狩での某有名野外フェスとのこと。
昨日1日だけの特別出演でした。
すみません。

そして「海炭市叙景」映画製作をアピールすべく、函館の色んなイベントに参加させていただこうと計画中です。
函館のNPO団体が集まる「NPOまつり」は8/30に、秋の「バル街」は9/11です。
どんな形での参加になるか、さあ準備開始です。


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at 22:26|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

サケロックでつながった

函館では現在「第2回はこだて国際民俗芸術祭」が開催されています。
昨日は元町公演でのフリーステージ最終日。
雨の中登場した「ひのき屋トラベリングバンド」のゲストベーシストは田中馨(たなか・けい)さんでした。

馨さんは日本が誇るステキなバンド「サケロック」のベーシスト。
サケロックのギタリストは星野源さん。
星野源さんは「ノン子36歳(家事手伝い)」にも出演。
「ノン子36歳」は「海炭市叙景」の監督である熊切和嘉さんの最新作。

つながりました。

馨さんはひのき屋リーダーのソガさんと同じ学校を卒業してたり、実は実家が函館のお隣七飯町の大沼だったり。

つながりました。

本日は国際民俗芸術祭の最終日。
函館市民会館に登場してくれます。
楽しみです。

2年前の共演エピソードはこちら




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at 10:06|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック ひと | 他の作品

2009年08月12日

お詫び

一昨日からサーバーのトラブルで更新できない状態となっておりました。
何度かアクセスいただいた方もいらっしゃるかと思います。

復旧作業の結果、先程から平常に戻ったようです。
当ブログでは復旧できなかったデータはなく、完全にもとの状態です。

御迷惑とご心配をおかけしまして、誠に申し訳ありませんでした。
これにこりず、今後ともよろしくお願いいたします。



at 14:12|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック

2009年08月09日

はじまりの文章

「トンネルを抜けると・・・」ではないですが、はじめの一文が物語の世界の最後まで、集中したまま連れて行くきっかけとなる事が多々あります。

小説「海炭市叙景」は、短編ごとに様々な出だしになっております。


最初の一文で状況説明と、主人公を登場させるもの。

「連絡線が海峡に出かかり、山の裏側を迂回する頃、彼はひとりで甲板に行った。」(2話目「青い空の下の海」)

「最初から客は博ひとりだった。」(8話目「裸足」)


次の展開につなげるもの。

「毎晩、あんな調子では本当に困ってしまうわ。」(5話目「一滴のあこがれ」)

「あのね、と恵子はいいかけた。」(17話目「この日曜日」)


そして恐ろしく短い文章で、最後まで太いラインを感じさせるもの。

「待った。」(1話目「まだ若い廃墟」)


計算というより、ひらめきのなせる業なのでしょうか。
このあとの「あと3分。兄さん、それしか待たないわよ。」という台詞がとても印象に残ったのは、きっと出だしのこの一文のせいかと。

「ネコを抱いた婆さん」もとっても短い一文でスタートします。
ポイントとなる短編は、何か特別な思いが込められているのかも。

・・・なんて素人の深読みしすぎですね、きっと。





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at 22:34|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 小説「海炭市叙景」 

2009年08月08日

アクション映画

現在発売中の「映画芸術」最新号に、我らが実行委員長が寄稿しております。
「シリーズ ジャンルから見る私の映画史VOL.2 アクション映画 外国映画篇」で、マイベスト10作を挙げております。

あなたならどんなラインナップに?

「ブリット」や「ゲッタウェイ」など、スティーブ・マックイーンが複数作とりあげられました。
「ブリット」の坂道カーチェイスは、函館でロケしたらどうなるかな、とか。
"ハードボイルド"というキーワードで佐藤泰志とつながるな、とか。

そんな事を考えながら読んでました。
函館で映画を作るモードになってしまってますね。
時間を置いてから読み直してみます。

映画芸術最新号HP


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at 22:29|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック メディア | 実行委

2009年08月07日

ない袖は振れない

小説「海炭市叙景」は18のストーリーに18の登場人物がいます。
兄妹ともに失業してしまい、年越しに小銭しか残っていない2人。
いくらなんでも小銭しかないなんて・・・という点に不自然さを感じなかったのです。

小説も映画も、強引な設定に直面して物語の世界から現実に帰ってしまう瞬間というのはあるものです。
こういう人達がいるという事は、僕にとってはとてもリアルでした。

大事でないものはすべて売り飛ばしてしまった。
一人暮らしならともかく、大切な人のためにはお金を使うものです。
自分に嘘をつく仕事はしたくない。

青臭いとはわかっていますが、明日はなんとかなると最後の小銭で小さな贅沢。

音楽や本や映画に使う金がなくても、「海炭市叙景」はそうするだけの価値がある映画にしてみせます。
余裕がある人も、そうでない人も、この作品に触れたことで心に豊かな何かが生まれますように。


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at 22:37|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い 

2009年08月06日

バナーを作りました

本日はミーティングでした。
メンバーは多彩な特技や経験や人間性だと再認識。
とても心強いです。

お伝えしたい事は山ほどあります。
はやくその時がきますように。

とりあえず。
パソコン操作に長けたスタッフがバナーを作りました。
我々の公式HPはこちらです。
http://www.cinemairis.com/kaitanshi/
僕にはどう作ってどう使うのか、これから勉強ですが、皆様でリンクを張っていただける場合は、よろしければぜひぜひご使用くださいませ。

リンクフリーです。
できれば教えていただければ、拝見したいな、と。
moon310agu224@y4.dion.ne.jp
こちらに連絡いただけると嬉しいです。

これから更にいろいろ作るかも。
その都度お伝えいたします。


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at 23:07|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実行委 

2009年08月05日

函館の夏

小説「海炭市叙景」の18番目の短編『しずかな若者』の舞台は、7月下旬の海炭市です。
ここで作品は未完となりましたが、続いていればその後の季節が描かれていたはず。

8月の海炭市はどんなだったろうか。

「きみの鳥はうたえる」「移動動物園」など、夏の出来事を描いた作品は数多くあります。
「そこのみにて光り輝く」は、おそらく函館をイメージしているのではないかと。
湿度の高い夏ではなく、道南の気候を切り取っているように感じます。

昨日あたりから青空が広がり、やっと夏を実感。
「そこのみにて?」のような暑さの中、海に頭からもぐってみたいものです。

北海道出身の熊切監督だからこそ、セミがうるさいくらい鳴いてたり、もやっとぼーっとしてしまう表情だったりという定番の暑さではない、海炭市の夏をフィルムに収めてくれると期待がふくらんでおります。

函館の夏がやっとはじまり、色々な思いがかけめぐりはじめております。



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at 22:53|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 佐藤泰志 | 小説「海炭市叙景」

2009年08月04日

川本三郎さんがやってくる

詳細はもう間もなくお伝えできると思いますが、10/3?4の2日間で、川本三郎さんを函館にお招きしてのイベントを開催いたします。
特に10/3はスペシャルな事になりそうです。

ぜひ予定を空けておいてくださいませ。
函館近郊にお住まいでない方は、もし来れるならぜひこの時期にお待ちしております。

映画「海炭市叙景」にとって、重要な重さを持つ日になりそうです。


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at 23:25|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年08月03日

夏が暑いと冬は寒くなる

と聞いた事があります。
という事は次の冬は過ごしやすくなるのかも。
いえいえ、2月には雪景色になってほしいのです。
映画「海炭市叙景」には、雪の力を借りるシーンが数多くあります。

雪国に旅行する方は雪を待ち望み。
雪国に住む方は「もういらない」なんて思いもあることでしょう。
暑い地方の方が平均寿命が長いイメージも・・・イメージだけですが。

いずれにせよ、寒い季節と雪景色は大好きです。
気持ちが凛といたします。
この映画にも、そう思わせてくれる雪が必要です。

そんな思いもあり。
これから暑い暑い夏を過ごしたいものです。


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at 16:19|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い 

2009年08月02日

夏祭りの季節

函館に限らず、夏のお祭りの真っ最中というところが多いかと。
浴衣とか下駄とかうちわとか。
たとえ涼しすぎる夏でも、季節を伝えるアイテムは気持ちを夏真っ盛りに連れて行ってくれます。

あっという間に8月。
砂が濡れてたり、皇帝がいなかったり、ダイ・シー・マストだったり。
我々にとって種をまく時期はそろそろ終わり、水をあげて芽が出るのを心待ちに過ごす日々がやってきます。
ま、種はまき続けますけども。

祭りの楽しさを感じながら、ギュッとひきしまる部分が同時にあるのです。



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at 22:51|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い 

2009年08月01日

傷つけられたのは、傷つけたから

「海炭市叙景」には18のストーリーが存在します。
季節ごとに9つのストーリー。
本来ならば四季それぞれ9つのストーリーで36の短編からなる物語の予定でした。

佐藤泰志の死で物語は永遠に中断されたまま。
でも僕が受け取った18のストーリーからなる物語は、不思議と途中半端な印象を受けません。

そう思って読んでいるからか、そうなる予感で書いたのか。

映画となる「海炭市叙景」は、その中からいくつかのストーリーをピックアップする形です。
登場人物は、それぞれの重たい人生を歩いています。
明日には良いことがあると信じているのです。
でも、自分や、自分の大事な人や物が傷つけられる事があるのです。

自力ではどうしようもない環境の変化だったり。
世の中の変化に対峙した結果だったり。
そして自分が傷つけたことが理由だったり。

どのシチュエーションも自分の歩いてきた道で思い当たってしまうのです。
それが切なくもあり、明日の光へのヒントだったり。

気付かずに人を傷つけているという事に、気付いてないであろう自分にがっかりしながら。
明日は気付けると思ってみたくなるのです。


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at 21:10|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 想い | 小説「海炭市叙景」