市民キャスト

2011年11月01日

見えない位置の存在感


撮影に入る前に立てた計画は、当然ながら撮影中にどんどん変更になっていきました。
撮影場所の雰囲気、天候(雪の有無なども)、ひとつのシーンの長さの制約など、様々なことが理由になったのかと。

その結果、シーンそのものがなくなってしまったり、出演はしたけれどカメラのフレームにおさまらなかったり。
市民キャストとして撮影現場に来ていただいたけれど、完成作品では姿が映らなかった方もいらっしゃったのです。

「必ず映る」という前提ではなかったものの、申し訳ない結果となった場合が何度かありました。
この場を借りて、再度お詫び申し上げます。


ただ、そういった皆様のおかげで、架空の海炭市が「確かにそこにある」という存在感を持つことができたのです。
これは、単にオールロケだったり、実際の家や家具を撮影させていただいただけでは生まれない現実感。

バスや電車の乗客として、ただそこに座っていただき。
実際にはカメラのフレームに入っていなかったとしても。

まぎれもなく、その場に来ていただいた皆様が、その空気感を作る大きな力となりました。


DVDやブルーレイでも、その空気感が伝わりますように。






そして!
前回のクイズの答えです。

「コショウ(故障)」でした。

これには気をつけないと、ですね。


さあ、次っ!


「”かかかかか、まままま”に行ってくる。
さて、どこに行くのでしょう?」

地名です。
答えは次回のブログにてっ!

20100310撮影23日目1


kaitanshi at 06:50|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック

2011年10月30日

交差する海炭市民たち


DVDやブルーレイでの映画鑑賞は、「あの場面はどうだったのだろう?」と巻き戻したり一時停止したりという事もできます。

ぜひ、一度は通しで(できれば、携帯電話の電源も切って、お茶も飲まずにノンストップで見ていただければと思うのですが、なかなか映画館のようにはいかないですよね)。

そしてその後は、いろいろな確認などもしていただければ理解が深まるかもしれません。




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ここから先はネタバレ!
まだ映画「海炭市叙景」を見ておらず、これから見ようと思っている方は、ラストのクイズまで飛んじゃってくださいませ。


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「ん、ひょっとして?」という疑問を解決できる場合もあったりして、映画館で見るのとは別な楽しみがあります。


たとえば。

ガス屋の2代目社長のためにサビオを取りに行く女・桃子。
彼女は終盤の別エピソードで、あるものを借りに来る女性でもあります。


たとえば。

颯太と帆波が大晦日に乗るロープウェイでは、男性2人が会話しています・・・声だけだし一瞬ですが。
そのうちの一人は、後の別エピソードで事務所の朝礼シーンなどにも出てきます。


たとえば。

颯太がやりきれない想いを爆発させたときに止めに入った仲間たち。
よく見ると(ここも一瞬で小さめですが)プラネタリウムの男が乗った車と、妻が乗ったタクシーがすれ違う直前に道を横切る酔った歩行者です!



知らないうちに、いろいろな場所ですれ違っております。

この他、特に実行委メンバーや撮影スタッフは、同じ顔と同じ声でまったくの別人として登場する事も???
同じ顔を探してみてくださいませ。




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ここからクイズ!


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それでは、前回のクイズの答えです!

「蚊(か)」でした。

世界の真ん中なので、「せかい」の真ん中の字は「か(蚊)」ですものね。


さあ、次にいけばいいっしょや。


「スポーツ選手は一般の人と違って、ラーメン屋さんに行ってもテーブルの上のある物を使わないんですって。
さて、それはなーんだ?」


これがあると、試合に出られなくなっちゃいますものね。
答えは次回のブログにてっ!



「やめろ!颯太ぁ!」
DSC_5164

昼間のリハで酔っ払い歩きを練習
20100219撮影4日目38




kaitanshi at 22:16|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック