2011年12月06日

佐藤泰志を語るイベントに行ってきました!


本日、函館市文学館で当実行委の西堀滋樹事務局長が講師となった講演会が行われました。
事務局長と言うより、映画「海炭市叙景」で電車の運転手を演じたあの方!と言った方が一般的でしょうかね。

開催されたイベントは
「函館市文学館 第5回文学の夕べ『佐藤泰志の作品に見る函館の街』」
というタイトルの講演会です。
http://www.zaidan-hakodate.com/bungakukan/download/yuube5.pdf




作品の中に登場する、「函館」と表現してはいないけれど函館を描いた数々の場面を紹介し、背景などを探る内容でした。
そのほかにも、知られざるエピソード満載!




”賞を獲るため”の編集者からのアドバイスを拒否し、時には殴り合いのケンカをしたり。

実はつい先月まで、高校時代まで家族で住んでいた二軒長屋が残っていて、ほんとうについ先日取り壊されていたり。

高校2年生の時のクラスノート(生徒が自由に思ったことを書きあったノート)の中で、あきらかに年齢よりはるか上の文章を書き連ねていたり・・・そしてそれを西堀さんに朗読してもらったり。

本州と函館(北海道)をつなぐ連絡船を”自分も東京に出て一旗あげるぞ”という目線ではなく、両親が仕事のために行き来している事に想いを馳せて日々見ていたであろう事とか。




まったくもって、時間が3倍くらいほしいような内容の講演会でした!

ぜひ続編を求むっ!と語りかけようとしましたが、西堀さんはいつものシャイな笑顔で「これで一段落できるかな」なんて調子なのです。




いえいえ。

僕が許しても、あちこちからのラブコールは続くと思いますよ。


21世紀の佐藤泰志イヤーは、始まったばかりなのですから、ね。




そして、ひとつ訂正です。

以前のブログで、佐藤泰志の職業訓練校時代にお会いしてたかもって内容の事を書きました。

・・・違いました、すみません。


当時、函館にはもう1箇所、職業訓練校があって、佐藤泰志さんはそちらに通っていたのですって。
その周辺の風景は「オーバーフェンス」で描かれております。

ああ、職業訓練校が以前は2箇所にあったとは!
函館で生まれ育ちながら、本日はじめて知りました・・・不勉強な上、勝手な思い込みで失礼しました。


こうして、色んな事を日々勉強しております。




「洞窟のことだけを考えようとした。
暗い湿った部分はどこにでもあるのだ。
そんなふうにだった。
この街にも、僕らの内にも、父や母の内にも。
十五年以上ものあいだ、親父は海峡を挟んだふたつの街を真夜中の連絡船で行き来して闇米を担いで一日の生活をしのいで来た。」

(光の樹 / 佐藤泰志)


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kaitanshi at 23:32│TrackBack(0)mixiチェック イベント | 函館

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