2011年08月12日
足跡その38~製作費が倍の構想に?!ウソでしょ!
実行委メンバーのつながりだけでは、到底1,000万円には達しないと思われた2009年6月。
しかし、実は。
「この映画はとても素晴らしいものになる手ごたえがある。なので、規模的にも倍の予算というスケールでやるべきだ。」
という意見が出てきました。
まずは東京チームで2,000万を集める。
函館でも同じ規模を集め、この作品にふさわしい(と言っても、充分「低予算」の金額ではあります)スケールにしたい。
我々にとってはチンプンカンプン。
2,000万円で作る映画と、4,000万円で作る映画。
どのくらい違うか、どちらもすでに想像できない大きな金額なのですから。
今から振り返ると。
結果的には更に大きな規模の金額となりました。
そしてお金以外の労力や食材の協賛を多数いただき、東京から来てくれたスタッフの考えられない負担もあり。
額面以上の密度になっている手ごたえ。
たぶん億単位のスケールで作り上げたのではないかと、勝手な想像をしております。
そして、その時は。
「もしお金を集められそうになかったら、最初の構想に戻そう。まずはやれるだけやってみよう」という、なかば強引なとりまとめでした。
一番の不安は。
「また何ヶ月か経ったら、更に規模を拡大して3,000万集めたい・・・なんて事にもなるのかも」というような事でした。
でも。
まずは。
函館チームで2,000万円を集めるための作戦をたてました。
1万円づつで2千件の協賛。
5万、10万という大きなものもあると信じて、まずは市内の企業や病院をかたっぱしからリストアップ。
でも、そのすべてを限られた人数の実行委でお願いには行けないので、ちょっとでも関わりがありそうなところから各メンバーがお願いに動き回りました。
函館で作ることに意義がある映画。
地元のために力を貸してくれそうな方々はどこに?
まったくの主婦である実行委メンバーまで、飛び込み営業をするという日々が始まったのです。
「『今度は夏にこよう。あちこち案内する』
『あのね』
『なんだい』
『あんたは今にきっといい小説が書けるわ』」
(青い空の下の海 from 「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)
(続く)
そして。
前回のクイズの答えです。
「ピーナツ(ピー夏)」でした。
・・・ちょっと苦しい?
さあさあっ、すぐに次!
「王様がマンションに引っ越した!
どんなマンションかきいてみたら、”おすし屋さんでトロを食べてるときみたい”。
んっ?
さて、どんな特長のマンションでしょう」
言っておきますが、単なるダジャレ(今回もちょっと苦しい?)です。
答えは次回のブログにてっ!
