秋田と埼玉で「海炭市叙景」スタート!実行委の番場さんが詩人として賞をいただきました

2011年05月13日

著者本人のあとがき


こういう支援もあるのです。

函館や周辺から、漁業のための船が被災地へ送られるべく準備がすすんでいます。

使っていない・・・といいつつ大きな財産ですよね。



率直にすごいと思います。
言い出した方、とりまとめた方もすごい。


見習います。





函館の書店では「きみの鳥はうたえる」は店頭にお目見えしていましたが、ついに「黄金の服」も登場!

とはいえ、私が行った本屋さんではなぜかまだ入荷していないとの事・・・これも縁なので他を探さず取り寄せをお願いしてきました。

ああ、この「黄金の服」を待ちわびる時間は2度とないのだよな、と今しか味わえないこの気持ちを楽しんでおります。




1989年に出版された「黄金の服」の単行本は、佐藤泰志自身があとがきを書いています。
もっとも古い収録作である「撃つ夏」から数えると書き上げて8年たった物語・・・それらの作品への想いが綴られています。



「今、読み返せば様々な欠点も目につくが、書くことはその時々の自分に決断を迫ることであってみれば、この作品集を世に送り出すことに、ためらう必要は少しもないといえる。
現在僕がこうした作品を書けるかといえば、かならずしもそうはいえないかもしれない。
つくづく、小説を書き続けることで、確実に成長して行く部分もあるのだ、という思いをあらたにしている。
僕にいえることは、本当に書きたいこと、書けることのみを、僕自身の方法で表現したいという、単純なことだけだ。」

(「黄金の服」あとがき / 佐藤泰志)





そして、このあとがきは様々な方に感謝を述べ、こう結んであります。



「これらの方々に対し、今後の作品を書くことで絶えずお応えしたいと思っている。

一九八九年八月二日

佐藤泰志」

(「黄金の服」あとがき / 佐藤泰志)





実際には、この翌年に亡くなったことを知って読んでいるので、なんとも言えない想いが込み上げてきます。


せめて新しく世に出されたこれまでの作品たちが、新しい読者に何かを伝えますように。






そして昨日のクイズの正解です。


「北極点だったから」でした。


南極だと南に10歩は歩けないので、これが正解!




そして、今日のクイズ!


「牛がイスをはさんでいます。
そのとき駅は何をはさんでる?」



いったい何の暗号?って感じですね。
深読みは必要ありません。
まさに、はさまれている物を答えていただければOKです。


先日のクイズとは逆に、携帯で見ている方には難しいかも。


答えは明日のブログにて。


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kaitanshi at 21:01│TrackBack(0)mixiチェック

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