函館での最終上映伊藤裕子さんハッピーバースデイ!

2011年04月16日

佐藤泰志が描く4月


海炭市はすっかり暖かくなりました。
路面凍結で通行禁止になっていた臥牛山の頂上への道も、車の通行がOKとなっています!

漁業や観光業なども大きなダメージが残っていますが。
被災地への支援もしつつ、我が町でもお金を使ったりすることで元気にしていきたいと思っております。

 


発売されたばかりの文庫「そこのみにて光り輝く」は、単行本と同じ内容です。
「佐藤泰志作品集」では表題作が収められましたが、今回の文庫では登場人物たちのその後を描いた「第2部 滴る陽のしずくにも」をあわせて読むことが出来るのです。

真夏の季節だった第1部に続き、第2部ではちょうど今頃の季節も舞台となっています。





「ゴールデン・ウィークが迫っていた。
 アパートの前の路地もすっかり乾いた。
 それを一番喜んだのは千夏だ。
 海峡に面した山は、煩わしいほどの青葉で覆われはじめた。」

 (滴る陽のしずくにも / 佐藤泰志)






我々はいま、青葉で覆われはじめている臥牛山を毎日見ることが出来ます。
ちょっとした贅沢というような気持ちです。

「海炭市叙景」でも表現されている、いくつかの春の様子を思い浮かべ、物語の世界の真っ只中にいるという事を楽しんでおります。

 

 

さて、昨日のクイズの答えです。
「海苔(のり)」でした。
ふたつだと「ノリノリ」になりますものね、ねーっ!


さて本日は。

「キツネやタヌキは変身が得意らしいです。
 タヌキが台所用品に変身しようとしましたが、まちがえて鳥になってしまいました。
 さて、何になろうとして、でも何になっちゃったのでしょう?」

正解は明日のブログにて。


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kaitanshi at 21:08│TrackBack(0)mixiチェック

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