2/20に函館で海炭市イベント!札幌で2/13イベント、2/10は実行委・大野友莉さんのお誕生日

2011年02月08日

毎日映画コンクールとキネマ旬報で「海炭市叙景」が評価されました

本日は、第65回毎日映画コンクールの表彰式でした。
TVの生中継をご覧になったという方もいらっしゃるのでしょうね。

音楽賞のジム・オルークさんの、素敵なスピーチが聞きたかった!
https://twitter.com/kaitanshi_pub/status/34922027248779264

また、撮影賞の近藤龍人さんは、熊切監督との新作撮影まっただなかで出席できなかったそうです。


そして。
受賞理由が発表されています。


---音楽賞---

「ジム・オルークの音楽は、全編を通して情感を増幅する。

雪が積もる北国の地方都市に暮らす5組の人々の人生を切り取り、オムニバス・ストーリーの構成にして、街に起こった冬の出来事を描いたこの作品で、各物語のそれぞれの人物の人生に寄り添う。

メロディーも楽器も過剰な主張はせず、控えめに陥らず、しかも映画音楽の重要な鍵となる音楽の付けどころが当を得ているので、テーマから遊離しない。

すべての楽器を自ら演奏したと聞くが、これが五つの物語の調和を保つ要因になったのではないだろうか。」(きさらぎ尚)


---撮影賞---

「海炭市」は函館がモデルである。

鉛色の空、夜の雪に息づく小さな灯、初日の出の一条の光に浮かぶ顔の深い皺(しわ)……。

CG(コンピューターグラフィックス)や合成処理を排し、映りすぎるHD(ハイビジョン画質)撮影を避け、16ミリフィルムで撮影された奥行きの深い繊細な映像は、凍(い)てつく寒さの中に手触りの暖かさをわずかに感じさせ、いまここに生きていることが希望なのだと語りかける。

カメラはここで原作者佐藤泰志の絶望を超えた。

近藤は1976年愛知県生まれ。
大阪芸大卒。

撮影の新人賞である第54回三浦賞もダブル受賞し、さらなる飛躍が期待される新進気鋭の撮影監督である。」(小野民樹)




選んでくださった皆様、ありがとうございました!
そして、受賞したお二人、おめでとうございます!

 

また、2/5発売の(函館は今日発売?)キネマ旬報2月下旬決算特別号では「2010年 第84回キネマ旬報ベストテン&個人賞発表」が!
「海炭市叙景」が語られているページに付箋を貼っていたら、付箋だらけになってしまいました!
すごい!

日本映画ベストテンで第9位に選んでいただきました。
ありがとうございます!


なかでも驚いたのは。
「個人賞選評」で、選者の方お一人お一人のセレクトを紹介しているページ。

村上淳さん、谷村美月さん、三浦誠己さん、加瀬亮さん、小林薫さんは、「海炭市叙景」以外の出演作も含めて選ばれています。
脚本の宇治田隆史さんも複数の選者がベストに選んでいらっしゃいます。

そして。

そしてそして。

映画評論家の宇田川幸洋さんは。

「新人女優賞 中里あき」
「新人男優賞 西堀滋樹」

とセレクトしているのです!


ありがとうございます!
正真正銘の新人です!
しかし2人とも、シャイな性格そのままに「もう2度とやらない」とおっしゃってますが、どうしましょう?

DSC_3408

 

 










kaitanshi at 21:44│TrackBack(0)mixiチェック

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