2010年08月12日
戦争を考える
サイモン&ガーファンクルの「4月になれば彼女は」という歌が大好きです。
韻を踏む美しさというと、この中の
"August , die she must"
"September I'll remenber"
というフレーズが真っ先に思い浮かびます。
8月、彼女は亡くなり、9月に僕は彼女を思いだすだろう。
愚かな戦争を続けてきた世界の中で、日本がそれを2度としないと誓った8月は、日本人の僕にとって特別な意味を持っています。
そしてこの歌も、そこに重ね合わせてしまう時があるのです。
「キャタピラー」という映画が、今週末に函館でも公開されます。
どうしても「ジョニーは戦場へ行った」と重なってしまい。
佐藤泰志の「そこのみにて光り輝く」も連想してしまいます。
その痛みを知らないくせに。
もっともです。
でも、その痛みを知るとてもたくさんの人たちから、受け継いでいるのです。
こんな事は2度とあってはいけない。
常に思いつつ、再確認する8月です。
体験していない事がどれだけ幸運なのか、いつのまにかそれが当たり前と思ってしまう自分への戒めの8月です。
「そこのみにて光り輝く」と同じ、ただ海と太陽を感じていたいのに。
現実はものすごく多くの事を突きつけてきます。
海炭市に住む彼らの夏は、どんな夏なのか。
kaitanshi at 23:17│TrackBack(0)│
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