待っている低予算をカバーする

2010年07月07日

星を見ていると

七夕です。
函館では「たけーにたんざく、たーなばーたまーつり」って歌を子供達が玄関先で歌います。
歌い終わると、その家の人から「ろうそく」をもらえるのです。
それを提灯に使いながら、普段は出来ない”夜の時間帯を友達と歩き回って過ごす”という特別なひとときを過ごすのです。

だんだんプレゼントは変ってきて、ろうそくとお菓子が半々くらいになり、今ではろうそくは滅多にもらえなくなりました。
我が家でもお菓子を用意して、子供達を待ち受けます。

子供の頃は、7/7は日本全国の子供達が嬉々として歩き回っていると思っていましたが、実は函館など、ごく一部の伝統行事なのですよね。

夜空で織姫と彦星は、カササギが飛んできてくれて、天の川にかかった鳥達の橋を渡って再会を喜んでいる頃でしょうか。


「海炭市叙景」では、プラネタリウムで働く男が登場します。
都会の夜空をはじめて見た時のように、明るく輝く星だけが強調されるので、星座がわかりやすいのですよね。
そのわかりやすさと、実際の星の世界とは違うという想い。
彼はたびたび足を運んでくれる少年に、ある気持ちを託します。
自分の人生、目をそらしてはいけないと自身でも確認するかのように。

星空の世界は、実際は大小さまざま、明るさもさまざま、まるで地上の我々の世界のように色々なたくさんのもので構成されています。
函館よりも、もっと実感できる場所もたくさんある事でしょう。

個人的には、夜空をじっとみつめていると、しばらく会っていない人を思い出したりします。
たぶん、今の瞬間ではない、過去からここまでの大きな時間の流れを感じるのかな、と解釈しております。


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kaitanshi at 21:38│TrackBack(0)mixiチェック

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