チャンスをつかむために「海炭市叙景」の感想と、大森立嗣さんの新作

2010年06月11日

背中ばかりなのです

本日、東京にて映画「海炭市叙景」の0号試写が行われました。
今頃は幸せな宴の真っ最中かと。

熊切監督も、やっと一息ついた解放感に浸れていますように。

さあ、ここから。
映画をたくさんの方に見ていただくための具体的な動きに入ります。

家族の物語。
原作の佐藤泰志が描き出した物語を映画にしたこの作品を、どう伝えて映画館に足を運んでいただくか。
かなりワクワクしております。

佐藤泰志の作品の中に「背中ばかりなのです」というエッセイがあります。
家族への無関心や、その理由から解き放たれた解放感が、短いエッセイの中で語られています。
亡くなる一年前のエッセイ。

そこには、「海炭市叙景」で描かれるはずだった後半の物語は、解放感も重要な要素だったのかも、と想像してしまう世界観がありました。
・・・とても個人的な感想ですが、こういうエンディングだったらいいな、というエッセイなのです。


”彼女はクレヨンで画用紙に絵を描いていた。
 なにを描いているんだ、といって見せてもらったら
 それは僕が机に向かっている背中の絵で、下に
 「なぜかいつも背中ばかりなのです」
 と一言書いてあった。”

 「背中ばかりなのです / 佐藤泰志」


DSC_4349




















kaitanshi at 22:42│TrackBack(0)mixiチェック

トラックバックURL

チャンスをつかむために「海炭市叙景」の感想と、大森立嗣さんの新作