2011年12月
2011年12月31日
そしてまた、初日の出を待ちわびる時間がやってきます
あっという間に2011年の幕を閉じる日となりました。
次に日が昇れば、それは2012年の幕開けです。
海炭市の山には、ロープウェイこそ夜明け前の運行はしていませんが、初日の出を待ちわびる方々が334mの山を登ることと思います。
新しい年が、より良い年になりますように。
そして、ツイッターではお伝えしていたのですが、ブログでは触れておりませんでした。
入川保則さんが12月24日午後3時20分にお亡くなりになりました。
熊切和嘉監督、宇治田隆史脚本、加瀬亮主演の「アンテナ」に出演された入川さん。
癌の延命治療をせず、遺作と意識して作り上げた「ビターコーヒーライフ」は、2012年5月の公開を予定しています。
現時点での予告編はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=XKSqbI3RMSo
入川さんの生き方には、大きく心動かされました。
これまで、ありがとうございました。
安らかにお眠りください。
つらく悲しいことが多かった2011年。
来年は少しでも笑顔に変えられるよう、できることを考え、実践していきたいと思っております。
映画「海炭市叙景」に、声のみでご出演いただいた渡辺真起子さんのブログから「かもん、2012。」をご紹介させていただき、本年のブログの締めとさせていただきます。
http://gogomakimaki.blog73.fc2.com/blog-entry-1354.html#tb
2012年も、「海炭市叙景」や佐藤泰志に関する事を発信してまいります。
今年もご覧いただき、誠にありがとうございました。
ツイッターでは、色々とそれ以外のことも発信しております。
https://twitter.com/#!/kaitanshi
これからも、末永くよろしくお願いいたします。

2011年12月30日
海炭市民の年末年始
そろそろ2011年も幕を下ろします。
これほどまでに重く苦しい想いを抱えたままとは、思ってもみませんでした。
新しい年が、新しい希望がたくさん生まれ、そして花開きますように。
映画「海炭市叙景」にとって2011年は、とてもたくさんの場所で上映していただき、とてもたくさんの方に見ていただいた、とても大切な年となりました。
尽力いただいた皆様、作品を見ていただいた皆様に、あらためて感謝申し上げます。
そして!
かなり文字量が多いのですが、海炭市民の年末と2012年の予定を、調べられた範囲でご紹介しますね。
敬称略にて失礼します。
熊切和嘉監督
監督作品「莫逆家族バクギャクファミーリア」
2012年2月公開予定
莫逆家族バクギャクファミーリア(東映HP)
http://www.toei.co.jp/movie/details/1194473_951.html
脚本家・宇治田隆史
脚本作品「莫逆家族バクギャクファミーリア」
2012年2月公開予定
竹原ピストル
12/28に長男誕生!パパになりました!
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/81ed632a5768b68b34b13d101912888d
LIVE予定
12/30(金)
東京/目黒 APIA40
12/31(土)
竹原ピストル年越しUstreamライブ
2011年12月31日(土) 22:00スタート
http://www.ustream.tv/channel/oitawebtv
谷村美月
『ABC創立60周年記念ラジオ時代劇 元禄・堂島米市場螢舞 ~平成に近松の幽霊が甦る』
12月30日(金) ABCラジオ 19:00~21:00
http://abc1008.com/hotarunomai/
『春の高校バレー コーチングキャラバン がんばっぺ茨城 日立第二高校の挑戦』
1月3日(水)24:50~26:40フジテレビ系(一部地域を除く)にナレーションで出演
よる☆ドラ 『本日は大安なり』(全10話)
2012年1月10日(火)~3月13日(火) NHK総合22:55~23:24
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/24000/97502.html
出演作「逆転裁判」(監督:三池崇史)
2012年2月11日(土)公開
法廷ドラマゲームの映画化です。
出演:成宮寛貴 斎藤工 桐谷美玲 柄本明 壇れい 谷村美月 石橋凌 小日向文世 ほか
http://www.gyakutensaiban-movie.com/
出演作「サルベージ・マイス」(監督:田崎竜太)
2012年3月24日(土)新宿バルト9他で全国公開
出演:谷村美月、長野じゅりあ、長田成哉、宍戸開 ほか
出演作「東京無印女子物語」(監督:大九明子)
2012年初夏公開予定
出演:谷村美月 大和田健介 落合モトキ 柳めぐみ(Missing Link) 趣里 川野直輝 ほか
George-K
2011.12.18 singnle『NIKU-SHOCK-K』発売されました!!
2nd Single『NIKU-SHOCK-K』
Tr1.NIKU-SHOCK-K
Tr2.エスケープ
Tr3.TEAM
定価:1200円
GHPC-005
発売元:SOUL AGE
販売元:G.H.P
『NIKU-SHOCK-K』YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=L0F14dhVKiA
山中崇
NHK BSプレミアム 大型ドキュメンタリードラマ「開拓者たち」
http://www.nhk.or.jp/program/kaitaku/
第一回 「新天地へ」 1月1日(日)午後9時~10時30分
第二回 「逃避行」 1月8日(日)午後10時~11時
第三回 「帰国」 1月15日(日)午後10時~11時
第四回 「夢」 1月22日(日)午後10時~11時
憲兵・遠藤役
出演作『The Flowers of War/金陵十三釵』
張芸謀(チャン・イーモウ/Yimou Zhang)監督作品
朝倉中尉/lieutenant Asakura役
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=V_NeDklTjnk&feature=youtu.be
出演作『NINIFUNI』
真利子哲也監督作品
加藤役
2012年2月、全国公開
予告編
http://www.youtube.com/watch?v=idQwSo3FDik
公式HP
http://ninifuni.net/
新国立劇場主催公演『温室』
2012年6/26(火)~7/16(月)
作:ハロルド・ピンター
演出:深津篤史
出演:高橋一生、小島聖、山中崇、橋本淳、原金太郎、半海一晃/段田安則
http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000443_2_play.html#cast
「深夜食堂2」は、北海道では残り4エピソードを年明けに放送予定です。
おそらく1/31(火)の深夜放送分が、山中さん出演かも。
ゲン役です。
小林薫
NHK朝の連続ドラマ「カーネーション」
回想シーンなどで登場するかも?
南果歩
2012年3月5日~25日
「パーマ屋スミレ」主演
http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000439_play.html
演出:鄭 義信
場所:新国立劇場 小劇場
チケット前売り:12月17日(土)~
お問い合わせ:ボックスオフィス 03-5352-9999
2012年4月~NHK総合テレビ他にて放送
連続テレビ小説「梅ちゃん先生」
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/1000/94984.html
主人公の母、下村芳子役にてレギュラー出演
2012年G.W.ロードショー
「わが母の記」
http://www.wagahaha.jp/
脚本・監督:原田眞人
配給:松竹
※第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞作品
南果歩さんの近況を紹介する「スタッフブログ」も11月からスタートしております!
http://kaho-minami.net/blog/
渡辺真起子
連続テレビドラマ「くろねこルーシー」
http://www.kuroneko-lucy.info/index.html
地域によって放送開始日が違うようです。
北海道はSTV(5チャンネル)にて1月6日(金)午前10:25から!
毎週木曜 夜10時 フジテレビ系連続ドラマ
「最後から2番目の恋」
http://www.fujitv.co.jp/nibanmeno_koi/index.html
1月12日(木)22:00スタート
渡辺さんによりますと「大人のアレやコレや。惑いまくる大人たちの物語」・・・とのこと。
加瀬亮
「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」
http://www.tbs.co.jp/spec2010/
来春に映画版が上映、それに先駆けてテレビでスペシャルドラマをオンエア!という予定です。
出演作『永遠の僕たち』(ガス・ヴァン・サント監督)が、12/23から全国公開スタートしております。
http://www.eien-bokutachi.jp/
MTV 「MTVオビザラス」
1/11(前編)
1/12(後編)
19:00-20:00
http://www.mtvjapan.com/tv/program/rg_obizarus
伊藤裕子
ママになります!
あがた森魚
「あがた森魚と山崎優子」
愈々2011年待望のデビューアルバム 『コドモアルバム』発売中!
「コドモアルバム」/ あがた森魚と山崎優子
(VSCD-3386(SDVS2011))
2800円(税込2940円)
1.コドモアルバム
2.さよならTeens Jack
3.いいねいいね
4.道草ソラミミ
5.マミドリ
6.超新星発見したんだ
7.のわあるわるつ
8.もう一度のぶるうす
9.グレハマの刺青(b.b. Queen)
10.ながいんだぜ
11.みどり児
出演作「しあわせのパン」(三島有紀子監督)
原田知世さん、大泉洋さん主演の北海道ロケ作品です。
1/21北海道先行ロードショー、1/28全国ロードショー
http://shiawase-pan.asmik-ace.co.jp/index.html
三浦誠己
NHK BSプレミアム 大型ドキュメンタリードラマ「開拓者たち」
http://www.nhk.or.jp/program/kaitaku/
第一回 「新天地へ」 1月1日(日)午後9時~10時30分
第二回 「逃避行」 1月8日(日)午後10時~11時
第三回 「帰国」 1月15日(日)午後10時~11時
第四回 「夢」 1月22日(日)午後10時~11時
待機作品
『トマトのしずく』(榊英雄監督)
出演 : 小西真奈美、吉沢悠、石橋蓮司、原日出子、柄本時生、三浦誠己、水野美紀ほか
村上淳
出演作「莫逆家族バクギャクファミーリア」(熊切和嘉監督)
2012年2月公開予定
http://www.toei.co.jp/movie/details/1194473_951.html
出演作品『生きているものはいないのか』(石井岳龍監督)
http://ikiteru.jp/
2/18日より、渋谷ユーロスペース他で公開決定!
映画『ヒミズ』(園子温監督)
http://himizu.gaga.ne.jp/
2012年1月14日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
そして、佐藤泰志ドキュメンタリー映画の製作を発表した稲塚秀孝監督!
記録映画「書くことの重み~作家・佐藤泰志の生涯」の製作。
「高校時代に投稿した『有島青少年文芸賞』の先輩、故・佐藤泰志さんのドキュメンタリーで、来年1月から取材開始しようと考えています。完成は2013年春、同年夏には公開したいと思います。」とのことです!
記録映画『二重被爆?語り部 山口彊の遺言』公式ブログ 2011,12,14
http://ameblo.jp/nijyuu-hibaku/entry-11106758030.html
函館シネマアイリスでの「海炭市叙景」上映は、1/1スタートで毎日15:40からの1回上映。
1,000円開放です!
http://www.cinemairis.com/schedule_2.htm
また、シネマアイリス代表で、映画「海炭市叙景」製作実行委の菅原和博実行委員長が、年に一度出演しているラジオが今回もオンエア!
FMいるか「カルデサック新春特別編」
1/2(月)19:00~21:00[函館市周辺のみFM80.7MHz]
http://www.fmiruka.co.jp/11-12/index.html
他にも出演作など多々あるとは思うのですが、調べきれていないかと・・・。
これからも、ニュースを都度更新してまいります。
このブログをご覧になっているあなたの2012年が、良い年になりますように。
2011年12月18日
新年から「海炭市叙景」上映します!
もういくつ寝ると。
と数えたいくらい、年末の雰囲気になってきました。
来年はより良い年になりますように。
そして!
1月1日から、函館・シネマアイリスで「海炭市叙景」の上映が決定しました!!!
やった!
函館市民映画館シネマアイリスHP
http://www.cinemairis.com/
詳細はこれから決まってくるのですが、とりあえず速報をと思いまして。
予定では、1日1回上映。
映画チケットは1,000円。
入場者数によりますが、2週間くらいの上映期間になるかと。
山頂から見る初日の出や。
雪が降り積もる街の様子や。
借りたお醤油は年明けでいいわよ、や。
この映画の世界そのものの時期です。
映画館に行くまでの道のりも、見終わって出てきたら目に飛び込んでくる景色も、すべて海炭市!
ぜひぜひご覧くださいませ。
劇場で海炭市民がお待ちしております。
あなたもその一人になるのです。
「人々は近くの見知らぬ人にも、おめでとう、と声をかけあっていた。
おめでとう、おめでとう。
誰かがわたしたちにも新年の挨拶の声を投げた。
街は一面、雪に覆われていた。
家々の屋根も通りも街路樹も。」
(「海炭市叙景」 / 佐藤泰志)

2011年12月06日
佐藤泰志を語るイベントに行ってきました!
本日、函館市文学館で当実行委の西堀滋樹事務局長が講師となった講演会が行われました。
事務局長と言うより、映画「海炭市叙景」で電車の運転手を演じたあの方!と言った方が一般的でしょうかね。
開催されたイベントは
「函館市文学館 第5回文学の夕べ『佐藤泰志の作品に見る函館の街』」
というタイトルの講演会です。
http://www.zaidan-hakodate.com/bungakukan/download/yuube5.pdf
作品の中に登場する、「函館」と表現してはいないけれど函館を描いた数々の場面を紹介し、背景などを探る内容でした。
そのほかにも、知られざるエピソード満載!
”賞を獲るため”の編集者からのアドバイスを拒否し、時には殴り合いのケンカをしたり。
実はつい先月まで、高校時代まで家族で住んでいた二軒長屋が残っていて、ほんとうについ先日取り壊されていたり。
高校2年生の時のクラスノート(生徒が自由に思ったことを書きあったノート)の中で、あきらかに年齢よりはるか上の文章を書き連ねていたり・・・そしてそれを西堀さんに朗読してもらったり。
本州と函館(北海道)をつなぐ連絡船を”自分も東京に出て一旗あげるぞ”という目線ではなく、両親が仕事のために行き来している事に想いを馳せて日々見ていたであろう事とか。
まったくもって、時間が3倍くらいほしいような内容の講演会でした!
ぜひ続編を求むっ!と語りかけようとしましたが、西堀さんはいつものシャイな笑顔で「これで一段落できるかな」なんて調子なのです。
いえいえ。
僕が許しても、あちこちからのラブコールは続くと思いますよ。
21世紀の佐藤泰志イヤーは、始まったばかりなのですから、ね。
そして、ひとつ訂正です。
以前のブログで、佐藤泰志の職業訓練校時代にお会いしてたかもって内容の事を書きました。
・・・違いました、すみません。
当時、函館にはもう1箇所、職業訓練校があって、佐藤泰志さんはそちらに通っていたのですって。
その周辺の風景は「オーバーフェンス」で描かれております。
ああ、職業訓練校が以前は2箇所にあったとは!
函館で生まれ育ちながら、本日はじめて知りました・・・不勉強な上、勝手な思い込みで失礼しました。
こうして、色んな事を日々勉強しております。
「洞窟のことだけを考えようとした。
暗い湿った部分はどこにでもあるのだ。
そんなふうにだった。
この街にも、僕らの内にも、父や母の内にも。
十五年以上ものあいだ、親父は海峡を挟んだふたつの街を真夜中の連絡船で行き来して闇米を担いで一日の生活をしのいで来た。」
(光の樹 / 佐藤泰志)