2011年02月

2011年02月28日

4/3は新潟で海炭市イベント開催

上映いただける映画館が更に増えております。
ありがとうございます!

当初の予定からプラスされ、映画公式HPでリストに最近追加された劇場はこちら。

4/3
新潟県 上越市
高田世界館
http://web01.joetsu.ne.jp/~j-eikan/pc/index.html

5/7~
長崎県 長崎市
長崎セントラル劇場
http://cinema-central.com/

5月公開予定
福井県 福井市
福井メトロ劇場
http://www2.interbroad.or.jp/metro/

 

新潟県上越市での上映は、当公式HPでは「4月3日(日)より」と表記されていますが、実際は1日だけのイベント的な上映になりそうです。
ちなみに新潟県では3/19から新潟市のシネ・ウインドと、十日町市のシネマパラダイスで上映がはじまります。

 

その上越市でのイベント予定内容はこちら

「劇映画『海炭市叙景』上映会&トークショー(予定)」

日時 : 2011年4月3日(日) 12:00~
出演 :
久世朋子さん(エッセイスト)
越川道夫プロデューサー
コーディネーター ~滝沢いっせい

会場 : 高田世界館(新潟県上越市本町6丁目4-21)
http://www.baba-law.jp/sekaikan/

お問い合わせ : 上越映画鑑賞会(主催) 
Tel.&Fax. 0255-25-6990
http://web01.joetsu.ne.jp/~j-eikan/pc/index.html

久世さんは、「時間ですよ」等でおなじみの故・久世光彦さんの奥様です。
上越出身なのだそうですね。
映画「海炭市叙景」にもコメントをいただき、公式HPに掲載させて頂いております。

 

「観終わってすぐにまた、海炭市の人々に逢いたくなる。
切なくて、愛おしくて、その背中をなでてあげたい。」

エッセイスト 久世朋子

 

4/3は、ひょっとしたら2回上映になるかも!
料金など詳細が確定しましたら、すぐにお伝えいたします。

 

2・28 撮影13日目30

 













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2011年02月27日

100日連続上映まであと1週間


本日は函館での上映初日から数えて93日目でした。
ということは。
来週の今日で公開100日という事になります!

ロングランにしたいね、と公開前に話していました。
それでもさすがに1週間後には3ケタになるという事に、すごい日数がたったのだとあらためて実感しております。


ちなみに。
初日となった昨年11/27の、函館での他の上映作品はこちら。

「悪人」
「海猿」
「SP野望編」
「大奥」
「怪談レストラン」
「機動戦士ガンダム00」
「クレイジーハート」
「ハリーポッターと死の秘宝Part1」
「雷桜」


そして、その後の12/1以降に公開になった主な作品は

「相棒-劇場版Ⅱ-」
「怪盗グルーの月泥棒」
「君に届け」
「最後の忠臣蔵」
「スペースバトルシップ・ヤマト」
「ノルウェイの森」
「レオニー」

等だったようです。
そして、現在はすべて上映終了となっていました。


そんな中、ここ函館で「海炭市叙景」が100日連続上映となっております。
この作品を見るために映画館に足を運ぶ、という方が今も大勢いらっしゃる、という事です。

ありがとうございます。

身が引き締まります。
そして、まだまだ「海炭市叙景」を知らない大勢の方に、どうすれば存在を知っていただけるか。
そして映画館で見ていただけるか。


もっともっと知恵を絞ります。



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2011年02月26日

美術の山本直輝さんお誕生日おめでとうございます

2/27は美術の山本直輝さんのお誕生日です。

撮影現場にいるよりも、別な場所で次の撮影に使うものをコツコツと準備するほうが圧倒的に多かった印象があります。

劇中にでてくる巨大看板の、あの使い古された感じ!
想像させるシーンが多い中、きっちりと見せた「裂けた爪」の痛々しさ!
兄妹の部屋にあるアイテムや、プラネタリウム職員の妻の机の上など、画面にほとんど映らないかもしれないけれど人物像を想像させる小物の数々!
そもそも兄妹の部屋そのものが山本さんの見事な作品!

もう、数えきれない作業を、しかも自分以外は函館チームのフォローのみで(本来なら4人くらいでやる仕事だそうです)、そしてきっちりとプロの仕事のレベルで仕上げていただきました。


すごいです!


今頃は、熊切監督最新作の現場で、またもや手腕を発揮してらっしゃるかと。

ほとんど寝ない(眠る暇がない?)方というイメージでした・・・過酷な現場を強いてしまい申し訳ありませんでした。
東京拠点の撮影で、健康的な作業になっていますように。


今後ともチーム海炭市としてよろしくお願いいたします。

お誕生日おめでとうございます!

 

20100219撮影4日目12




















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2011年02月25日

週明けにネットラジオで朗読

イベントやラジオ番組での朗読はありましたが、ついにパソコンで聞ける朗読をしていただける事になりました!

朗読は、北海道札幌市の様々な場所やラジオ番組で、佐藤泰志作品を何度も取り上げていただいている一条綾香さん。
今回は「海炭市叙景」の『まだ若い廃墟』の朗読です。


「SL音楽ステーション~海炭市叙景朗読会~」

日時 : 2011年2月28日(月)22:00~
ネットラジオ http://std1.ladio.net:8010/bb.m3u

このアドレスは、放送していない時間はつながりませんのでご注意ください。
当日の放送時間の少し前からアクセスできる予定です。


また、この番組は”セカンドライフ”のコンテンツです。
僕も今回はじめて知ったのですが、パソコンの中での仮想空間として、全世界規模で大勢の方が多くの試みをしているのですね。

映画を見ることは、別な人生を生きることの体験だと思っております。
このセカンドライフは、まさにそのインターネット版といった感じでしょうか。
登録すれば(無料ですが、一部有料のものもあり。18最未満の年齢制限もあります)この世界で新しい別な人生を体験できるのです。


セカンドライフ
http://secondlife.com/?lang=ja-JP

セカンドライフでのこの番組のデータはこちら。

場所:*Balmy Breeze* & Cafe W
   (Cafe スペース)
SIM名:Little Cat Resort
DJ:Yukino

セカンドライフの中に作られているライブ会場でのイベントとなります。


ブログも、ツイッターも、そしてこのセカンドライフも。
「海炭市叙景」によって色々な発見をさせてもらっております。

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2011年02月24日

週末は東北と九州の4劇場でスタート


11/27の上映スタートからほぼ3ヶ月、函館では14週目の超ロングランです。
「ひょっとして3月までも上映になるかも」と話していたのが、本当になりました!
ご来場、ありがとうございます。


そして、今週末からは、東北・九州の4劇場でも上映が始まります。


2/26~

山形県 山形市
フォーラム山形
http://forum-movie.net/yamagata/


福島県 福島市
フォーラム福島
http://forum-movie.net/fukushima/


大分県 大分市
シネマ5
http://www.cinema5.gr.jp/


宮崎県 宮崎市
宮崎キネマ館
http://www.bunkahonpo.or.jp/cinema/

 


そして、なんと!
北海道札幌市では、アンコール上映が2/5~18となり、それが25日まで延長され。
そして更にこの後3/4までの延長となりました!


北海道 札幌市
シアターキノ
http://theaterkino.net/

 

ありがとうございます!

みなさまに見ていただく事で、こうして再延長を実現できるのです!


札幌に見に行けるというエリアのみなさま、引き続き劇場で海炭市民がお待ちしております。

 

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2011年02月23日

それぞれの受け取り方


解釈の仕方は、小説でも映画でも、受け取った方それぞれの数だけのものがあります。

それは、演出した監督にも、演じた役者にも。
そして映画でも小説でも、受け取ったそれぞれの方にも。


兄妹の兄が、山頂の駅で妹に見せた笑顔、あの時にどんな気持ちだったのか。
死を選んでいたのか、これからも二人で生きていくのだから心配するなという笑顔だったのか。

そして小説で描かれた、その後に待っていた妹の次の行動までに費やした間の気持ちは?

大晦日に電車に乗り合わせた人々の考え込んでいる表情の意味は?


佐藤泰志も、受け取った方々に委ねていると思います。
熊切監督も、撮影時に演者に指示は出しますが、それはわざわざ公表せず、見た方それぞれの受け取り方に委ねるという、ごく当たり前の映画人としての立場を貫くのです。


「見終わったあとはただ戸惑い、何日か後に感情がこみ上げてきた」
「どれも中途半端で終わり、消化不良だった」
「映画でしかできない表現を、久し振りに堪能した」


ほんとうに様々な感想をいただいております。

皆様それぞれの感性で受け取っていただければ幸い。
また、齢を重ねた後に再び見ていただき、別な感じ方になったならば、教えていただければ嬉しく思います。

きっと時が経てば、我々も違う感じ方であると思うのです。


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2011年02月22日

撮影のため、住んでいる家もお借りしました

日曜日のイベントでは、撮影中にご協力いただいた方々にも来ていただけました。

そのうちのお一人に、小林薫・南果歩夫婦の家をまるごと貸していただいた方も。

ちょうど留守にする事が多い時期に重なり、「好きに使って下さい」と信じられない条件で快くOKをいただいたのでした。

南果歩さん演じる春代が使っていそうなベッドや鏡台、高校生の息子・勉の部屋にありそうな机やら服やらスノーボード、ポスター、小林薫さん演じる隆三の星に関する書籍や小物などなどを運び入れ、そのほか家にあっておかしくないアイテムは遠慮なく画面に納めさせていただきました。


新品でピカピカとは正反対なものを求めていたため、お褒めしたつもりが結果的に失礼な言動・行動も多々ありましたよね・・・大変失礼いたしました。

にもかかわらず!
常に青空のような広い心で接していただき、感謝するやら恐縮するやら。
本当にありがとうございました。


御留守の時にお邪魔する事が多かったので、文通のようなやりとりもありました。



そのうちのひとつ。
寝る場所を撮影準備で奪ってしまったお詫びと、にも関わらず更なるお願いのお手紙を残しておいた日のこと。


「海炭市撮影スタッフです。
布団を飾りで使わせて頂いております。
お手数ですが、夜、お休みの際はベッドで寝ていただくか、布団をはがしていただいて結構ですので、テーブルなどを移動させて奥の部屋などでお願いします。
動かした物は、明日こちらでもどしますので、そのままで結構です。
御迷惑おかけして申し訳ありません。
宜しくお願いします。」

 

”困ります”とか、”そんな状況ならもう貸せません”とか。
そうなっても仕方ない状況。

なのに。

翌日訪れた我々は、その手紙の隅にあるお返事メモを発見。

 


「スタッフの皆様
今日も寒いと思います。
よければストーブをお使いください。
昼過ぎに一度、家に戻ります。」

 

ただただ、感謝です。
こうした想いに助けられ、映画が完成しました。

ありがとうございました。

 

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2011年02月21日

ああ、あれが去年の今日か


最近、当ブログの「去年の同じ日を読み返している」という話をよく耳にします。
特に実行委メンバーなら、「あの日から1年」という撮影の日々を思い出すヒントになるのです。


ちなみに去年の今頃。
前日は大沼の夜の森で、小林薫さん・南果歩さん夫妻の回想シーンを撮影しました。
心配していた吹雪にはならず、家族3人の幸せな時間となったのです。


そして2/21はトキ婆さんの家に市役所職員が訪ねて来るシーンなど。
山中崇さんと撮影の合間に、”「わたし出すわ」という作品で昨年函館に来て、今年も来れて嬉しい”なんてお話をお聞きしたりしました。

そしてその夜。
映画のクライマックスとなる電車のシーンでした。
加瀬亮さんの初日。
南果歩さんは最終日。

晴夫とアキラの親子は、あの電車が撮影スタートだったのです。


そして日付が変わりそうな時間帯に、撮影隊は一路、室蘭へ。
2/22はプラネタリウムのシーンを撮影し、小林薫さんもオールアップ。

エピソードの転換期でした。


昨年2/21の当blog
http://kaitanshi.dreamlog.jp/archives/2705668.html

録音チームの吉田さんの同日のblogはこちら
http://ameblo.jp/sensya74/entry-10466157065.html



函館以外のロケでは、室蘭に1泊(時刻的には日帰りでしたが)しました。

しかし厳密な住所で言うと、大沼は函館のお隣の七飯町。
ガス屋の軽トラックが海沿いに停車してタバコを吸うシーンは、やはり函館のお隣の北斗市。
住んでいる僕らの感覚では、ここから線を引いて隣町ってイメージはなく、日帰りどころか”いつも行くあの場所”という大きな生活範囲としての「函館圏」という感じでしょうか。


実際、住む場所と働く場所・通う学校は、この函館圏を行き来するという方もとても多いのです。

「北海道函館市」「北海道北斗市」という目線だと、「東京都新宿区」「東京都渋谷区」みたいな感覚といえば想像しやすいかも。


いずれにせよ、”すぐそこ”に撮影したくなる場所がたくさんあるという事実は、住んでいる我々をとても豊かな気持にさせてくれます。

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2011年02月20日

あの喫茶店でのイベント終了!

さきほど、あがた森魚さんがマスター役だった喫茶店を会場に開催したイベントが無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました、

最初の朗読は、ジム・オルーク作曲の「海炭市叙景」の音楽を生演奏BGMにしてお送りしました。
市民キャストの中村和雄さんは、自身が演じた裸足の男のストーリーを自ら朗読!
ストーリーテラーとしての世界観が素晴らしく、ぐっと引きつけられました。

委員長と事務局長トークでは、情熱や想いの他、意外と(?)計算もしっかりしての映画製作計画だった事や、「映画人は夜が遅く、文芸人は朝が早い」なんて事実も確認できました。

市民キャストのトークでは前出の中村さんのほか、加瀬亮さんの奥様役の東野智美さん、その義理の父役の川守田康彦さん、そして我々もびっくりしたのですが、小林薫・南果歩夫妻の息子を演じた信山紘希さんがお母様と妹さんと札幌から駆けつけてくれたのです。

かなり興味深いエピソードも飛び出しました。

そう。
ここに今いる人たちだけの秘密っていう門外不出ネタがたっぷりだったのです。

ああ、しゃべりたい!


とりあえず、春になったら見たいものや買いたいものがたくさんありそう。
とても待ち遠しい事がたくさん生まれました。


そして。
人に恵まれて完成した映画だという事も、あらためて確信できました。


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2011年02月19日

日曜の函館イベントに多数のお問い合わせ


いただいております。
2/20(日)の函館でのイベントへのお問い合わせ。

とりあえず、ほんのちょびっとだけ、まだ席に余裕があります。
「行こうと思っているけど、何の連絡もしてない」という方は、念のため連絡いただけると嬉しいです。

お問い合わせは会場となる水花月茶寮(みかづきさりょう)
明日20日の午前11時以降に、電話0138-45-6737へお願いいたします。


希望人数によっては、座席レイアウトを変更してテーブルを寒空の下に出しちゃってもいいな・・・なんて考えております。

市民キャスト等による「海炭市叙景」の朗読。
映画愛と文学愛の邂逅・・・我らが実行委ツートップの対談。
市民キャストが語る撮影の日々、舞台裏
そこにいる人みんなの「海炭市叙景」観

楽しくなりますよお。


そして。
実は2/17に佐藤泰志さんのお母様である幸子さんがお亡くなりになりました。
86歳でした。
佐藤泰志一家がある一時期に函館に引っ越したのは(「海炭市叙景」の構想は、この時に生まれたようです)、幸子さんの看病のためだったそうです。

安らかにお眠りください。


明日のイベントでは私、「海炭市叙景」の中の”息子が結婚の意志を親に話す”というシーンを朗読いたします。
物語の中では父親に話すのですが、幸子さんに捧げるために朗読させていただきます。

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2011年02月18日

仕事についての物語、家族についての物語


「海炭市叙景」は仕事についての物語。
「海炭市叙景」は家族についての物語。

決して”疲弊する地方都市”としての側面だけではなく様々なテーマを、受け取った方それぞれに感じていただいています。

それは、佐藤泰志の他の作品についても言えること。

クレイン社の「佐藤泰志作品集」には、そんな小説やエッセイが詰め込まれています。


小説は続々と文庫化が実現し、この春は佐藤泰志作品が大いに注目を集めそうな予感です。
しかし、エッセイはおそらく「佐藤泰志作品集」以外では、いまのところ触れるのが難しそう。


言葉を選び抜く作家だからこそ、短いエッセイでのひときわ輝く存在感が際立ちます。



「大学入学のために上京した僕は、時々両親の職業を尋ねられ、いささかの誇りを持って闇米のかつぎ屋だ、と答えたものだが、一体いつの話しをしているのだとあきれたような顔をされるのが落ちで、自分でうんざりすることがしばしばあった。

 多くの人にとっては、戦後はその表面において跡形もなくなったということであり、両親の過酷な労働を中心とする僕の家族には生活の次元で持続しているのだと了解した。
 だから僕は戦後民主主義も高度経済成長もうさん臭く思うばかりで、だまされやしないよという気持ちが今でも強い。」

(エッセイ「青函連絡船のこと」 / 佐藤泰志)



3・12 撮影25日目19

















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2011年02月17日

今週末は、高知・岩手・静岡・石川・三重で上映スタート


この週末からは、高知県を皮切りに岩手・静岡・石川・三重での上映がスタートします!

 

2/18~

高知県高知市 とさりゅう・ピクチャーズ (2/18~19の2日間のみ)
http://www5.ocn.ne.jp/~tosapic/index.html

 

2/19~

岩手県盛岡市 フォーラム盛岡
http://forum-movie.net/morioka/

静岡県静岡市 静岡シネ・ギャラリー
http://www.cine-gallery.jp/

静岡県浜松市 シネマe_ra(イーラ)
http://cinemae-ra.jp/

※昨日の館主様blogにて、新聞記事といっしょに紹介していただきました
「blog~シネマイーラ 館主の呟き(2011,2,16)」
http://ameblo.jp/cinemae-ra/entry-10802963445.html


静岡県駿東郡 シネプラザサントムーン
http://www.shizukatsu.co.jp/cineplaza/

石川県金沢市 シネモンド
http://www.cine-monde.com/

三重県伊勢市 進富座
http://www.h5.dion.ne.jp/~shintomi/

 

高知では金・土の2日間のみの上映となります。
足を運べるというエリアの皆様、ぜひスケジュールをやりくりしてご覧くださいませ。

また、今週末から上映となる地域のほとんどは、最近の最高気温が10~15度くらいって感じかも。
劇場では氷点下の世界が出現いたします。

フィルムでの撮影にこだわった結果の、降りしきる雪の質感なども味わっていただければ幸い。


劇場でお会いできますように。

20100218撮影3日目24

 















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2011年02月16日

その場に集ったみんなで対話するイベント

「この日曜日」というストーリーが「海炭市叙景」に収められています。
「週末」も。

無理やり関連付けますが、この日曜2/20に函館でイベント開催!
・・・日曜は「週末」ではなく週はじめですよね、まあ目をつぶってくださいませ。


映画や小説の「海炭市叙景」を掘り下げる(?)、かなり興味深いイベントになりそうです。
最近、長文ブログ気味なので、イベント詳細はこちらをご参照くださいませ。
http://kaitanshi.dreamlog.jp/archives/4099111.html


実はそろそろ定員に達しそうです。
ご予約がまだで、当日は函館でのこのイベントに足を運べるという方はお早めにお問い合わせくださいませ。


「裸足の男」を演じたあの方が、小説のその部分を朗読したり。
蔵出し貴重映像(ひょっとしたら2度と見られないかも)の上映があったり。
カユい所に手が届く、ネタバレ必至のトーク続出だったり。


来ていただいた皆様と、かなり自由な感じの対話ができればと思っております。


ただ、会場は駐車スペースが限られているのです。
なるべく公共交通機関のご利用、もしくはどなたかに送迎をお願いしてのご来場のほうが安心かと思います。


2/20(日)18:30から。

劇中であがた森魚さんがマスターを務め、加瀬亮さんと三浦誠己さんがやってきた、あの喫茶店でお待ちしております。

20100318撮影31日目23


















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日々の連絡メール

クランクインからちょうど1年です。
色々な面でこれまでにない映画製作体制・・・これは、我々のほとんど全員が映画作りの現場を知らなかったという事も無関係ではありません。
今となっては、なまじ知っていたら「いや、それは無理だな」なんて思ってやらなかった事がたくさんあるのかも。

現場のフォローの仕方も、日々の撮影の中で少しづつ形を作っていったのです。

我々は、一斉メールでやりとりをしていました。
私、日々の連絡調整係でしたので、下記のような連絡を送り続けました。

撮影初日(2/15~この日はリハーサルのみ)が終わった、その夜の連絡メールです。
人名・地名は伏せてますが、こんな感じでした。


* * * * * * * *

2010,2,15 22:57

夜分すみません。
お疲れ様です!

いよいよ明日、クランク・インです。
みなさまよろしくお願いいたします。

きっとこれまでの苦労がリハーサルだった事に気づくくらい、大変な日々が始まると思います。
早い方は、明日の朝6時集合をお願いしています。

「でも、どんなことがあっても、僕はそこから、飛び込む。」
僕個人はまさにこの心境です。

どんなことがあっても、です。
後悔は、微塵もしておりません。


行動や、お金や、物資や、さまざまな応援を実にたくさんの方から今もいただき続けています。
よい映画を作って見ていただく以上に、それに答える術を知りません。
全力で、映画のための日々を楽しみたいと思っております。


明日からのメール連絡は、なるべく早い時間帯にしますね。
すみません。

とりあえずプレ連絡です。


・明日(2/16)の予定

6:45~ 「隆三編」**町の一般住宅での撮影でクランクイン
送迎:***、2t車運転:***、スチール撮影:***

食事
11:30着 29食
配送 ***
受取 ***

17:30着 29食
配送 ***
受取 ***

夜食 22:00着 0食
配送 なし
受取 なし

 
* * * * * * * *

 

これ以降は、その日の撮影の様子を短く紹介したり、ロケ現場に来れなかった仲間に向けた内容もプラスされていきました。
この時の想いは、僕個人だけではなく、メンバーそれぞれが同じような想いだったと勝手に感じていました。
”どんなことがあっても”という中には、5~6件の不安が入っていたと思います。

いまは、完成した作品を皆様に見ていただけるのが何よりも嬉しいのです。
そして、ご協力いただいたとても多くの方々にも見ていただけて、「協力してよかった」と感じていただければ・・・と祈っております。

2・16 撮影2日目24

 

 

 

 

 

 

 

 



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2011年02月14日

函館では12週目の上映、札幌ではアンコールを更に延長

函館での完成披露試写会は、昨年の11/18でした。
小林薫さん、谷村美月さん(超多忙の中を、なんと日帰りでスケジュール調整していただきました!)、そして熊切監督が舞台挨拶に立ったあの日からほぼ3ヶ月。
季節ひとつぶんの歳月が過ぎました。

つい先日、という思いです。
でも考えてみると、各地での上映がスタートし、さまざまな映画祭・映画賞でスポットライトを当てていただき、文庫の増刷につぐ増刷と新たな佐藤泰志作品文庫化のニュース。
密度の濃い、とても濃密な3ヶ月ですね。



函館シネマアイリスでは12週目の上映という、もはや「異例」という言葉では足りないくらいの展開になっております。

そして、札幌シアター・キノでは、アンコール上映が始まり、更にその期間が1週間延長となりました!
すごい!
ありがとうございます!

まだ見ていないという方はもちろん、「もう一度見たい」という声も多いのだと思います。
リクエストいただき感謝です。



”映画館で見ることが出来てよかった”という声も、ほんとうにたくさん耳にいたします。
これから更に、色々なリクエストに応えられるよう草の根広報をしてまいります!



ちなみに去年の今日は、クランクイン前日!東京から来てくれた精鋭スタッフとの顔合わせでした。
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2011年02月13日

あがた森魚さんのニューアルバム

2/14は、あがた森魚さんのニュー・アルバム「俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け」の発売日です!

1995年から続いている「函館港イルミナシオン映画祭」を作り上げ、育てている映画人としての顔。
そして「赤色エレジー」でデビューして以来ずっとワンアンドオンリーな音楽世界を作り上げているミュージシャンとしての顔。

どちらもたまらなく素晴らしい!
そのあがたさんのニューアルバムです。
タイトルからして他の人には生み出せそうにない孤高の存在感です!


この後も精力的にライヴが行われますが、4月と5月にはスペシャルイベントも!

4/2には
「ムーンライダーズデビュー35周年記念『火の玉ボーイ コンサート』」 at メルパルクホール(東京)
出演 : あがた森魚、細野晴臣、矢野顕子、徳武弘文ほか

5/15には
「矢野誠プロデュース『1 9 7 4(イチ キュウ ナナ ヨン)』 ~第二夜 『噫無情』」 at 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみメインホール(埼玉)
出演 : あがた森魚、鈴木慶一、駒沢裕城、鈴木博文、鈴木茂、武川雅寛、上原裕、緑魔子、矢野誠

チケット・お問い合わせ先などは、公式HPをご確認くださいませ。

あがた森魚 morio agata・official site ~ ライヴ情報など
http://www.agatamorio.com/live.html

 

今年も更なる活躍を楽しみにしております!


撮影の合間に、当実行委員長(実は喫茶店のマスターが本業)の実演を見つめるあがたさんです。
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2011年02月12日

2/20函館イベントはスペシャルな内容に


函館でのイベントまで、実はあと1週間なのです!
「2月にイベント」と前々から考えてはいたのですが、出演者や裏方スタッフの調整がなかなかつかず、しかも日曜の夜という出かけやすそうで実はそうでもない日程になってしまい申し訳ありません。

なんにせよ、地元ならではの、そして「ネタバレOK」という前提でのイベントになりますので、かなり特別な内容になりそうです。

とはいえ、あまりきっちりと内容を事前決定するつもりもありません。
キース・ジャレットのソロピアノのように・・・というと言いすぎですが、その場の空気で会場に来ていただいた皆様の聞きたいことに、なるべくお応えしたいなと思っております。
私、当日の司会進行をいたしますので、最後のフリートークコーナーでは遠慮なく想いをお話しいただければ嬉しいです。


我々の始まりは実行委員長・菅原和博が、事務局長・西堀滋樹に映画化の話しを相談したところから始まります。


でも、でも、でも。
それ以前に「佐藤泰志作品集」がクレインから出版されたり。
更にそれ以前に事務局長を含むとても大勢の方が、佐藤泰志の存在を長きに渡りずっとアピールし続けていて。
更に更にそもそも佐藤泰志の作品や人間そのものに”確固とした存在感”があり、時代がやっと追いついたのだとすら思う魅力があったのです。


始まりはきっと、そこなのです。


2/20(日)の函館でのイベント、まだ座席は確保できそうです。
函館でのイベントに足を運ぶことができるという方は、ぜひ会場でお会いしたく思っております。
作品にふれてからずっと持ち続けている想いや質問など、我々にも明確な答えは出せないかもしれませんが、みんなで共有したいと思うのです。

ぜひ、その仲間になってくださいませ。


「海炭市叙景」市民トーク・セッション

日時 : 2/20(日)開場18:00 開演18:30
会場 : 水花月茶寮(北海道函館市 富岡町3-29-12 電話0138-45-6737)
http://www.cinemairis.com/link/index.htm
参加料 : 500円(ワンドリンク付)
定員 : 40名限定

内容

朗読 「海炭市叙景」を読む(映画の5編を中心にピックアップする予定です)
対談 映画「海炭市叙景」製作実行委員会
 菅原和博・実行委員長
 西堀滋樹・事務局長(劇中に電車の運転士・達一郎役で出演)
トークバトル 市民キャストが語るロケ現場の裏側のご紹介
フリートークセッション 会場に来ていただいた皆さんに、自由に発言していただきます


ご予約・お問い合わせ
電話 0138-45-6737(水花月茶寮)
Email nisibori@ms7.ncv.ne.jp(実行委アドレス)


先週、我々の元にフィリピンの「第12回シネマニラ国際映画祭」のグランプリと最優秀俳優賞(個人ではなく出演者全員を讃えていただいてのアンサンブルに対して)の2冠を讃えるトロフィーが届きました。
ありがとうございます!
そして、我々から会場に受け取りに行けず大変失礼いたしました。
そういう状況の低予算映画という事情も充分にご理解いただけて、ただただ感謝しております。

手にしたトロフィーは、想像より、見た目より、ずっと重いものでした。

これは、きっと選んでいただいた方の想い、そしてこの映画を会場で見ていただいた方の想いもしっかりと込められているのだと、その瞬間に感じました。

ありがとうございます。
このトロフィーは、来週のイベントに足を運んでいただく皆様にも見ていただきます。

量産されるものとは正反対の、ワンアンドオンリーを体現しているかのようなトロフィーです。
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2011年02月11日

北海道、青森、栃木、広島、鹿児島でスタート!


週末2/12(土)からは、新たに北海道、青森、栃木、広島、鹿児島の劇場で上映スタート!


北海道 室蘭市 ディノスシネマズ室蘭
http://www.geodinos.jp/cinema/mu_info.php?StoreID=3

青森県 八戸市 フォーラム八戸
http://forum-movie.net/hachinohe/

栃木県 那須塩原市 フォーラム那須塩原
http://www.forum-movie.net/nasushiobara/

広島県 広島市 サロンシネマ
http://www.saloncinema-cinetwin.jp/

広島県 福山市 シネフク大黒座
http://www.furec.jp/fc/cinefuku/index.php

鹿児島県 鹿児島市 ガーデンズシネマ
http://kagocine.net/


北海道の室蘭市は、撮影でもお世話になりました。
海炭市にあって函館市にはないもの・・・プラネタリウムでのシーンは、室蘭の「室蘭市青少年科学館」での撮影だったのです。
http://www.kujiran.net/kagaku/

現在、「海炭市叙景パネル展」を劇場内で開催していただいております。
ひょっとしたら上映期間中に、プラネタリウムでの撮影の様子を紹介した写真パネルなども追加となるかも。


室蘭をはじめ12日から上映となる劇場のエリアの皆様。

お待たせいたしました。

ぜひ、海炭市の空気や、匂いや、人々の息づかいを劇場で感じて下さいませ。

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2011年02月10日

2/11は松本で1日だけの上映、そして高崎映画祭のチケット発売日!


2/11は、長野県松本市で「海炭市叙景」が上映されます!


「松本CINEMAセレクト・アワード『海炭市叙景』上映会」
http://www.cinema-select.com/

日時 : 2/11(金・祝)14:00~
場所 : まつもと市民芸術館小ホール(長野県松本市深志3丁目10-1)
http://www.mpac.jp/
料金 : 一般1,400円(当日1,800円)、大学・高校生1,400円(要学生証)
お問いあわせ : Tel.0263-98-4928(松本CINEMAセレクト)


なんと2010年の最優秀映画賞をいただきました!
受賞理由はこちらです。


『海炭市叙景』は、函館出身の作家・佐藤泰志による函館をモデルとした同名小説を、函館ロケで映画化したいという函館市民有志を中心とする「市民参加型の映画づくり」によって完成した2010年の日本映画を代表する作品です。

テレビ局が製作に大きく関与し、テレビでの連日の宣伝を通して観客を動員しようとする映画が幅をきかせる現代の日本映画界において、『海炭市叙景』が実践した、市民が単にエキストラ出演や撮影協力をするだけでなく、思想・信条に依らずに製作資金集めまで行うという真の意味での「市民参加型の映画づくり」は、日本映画史上極めて希有な試みです。

また、函館生まれの作家による函館をモデルとした小説を函館ロケで映画にするという点で函館という一地方都市に徹底してこだわりながら、映画づくりを通して地方都市を活性化し、地方から文化を発信していこうとする全国の地方都市にとって先駆的なモデルとなっている点、 さらには、完成した映画が単に函館市民の映画ではなく、国境を越えた世界中の映画市民の映画となっている点も、特筆に値するでしょう。

2006年よりNPO法人として松本という一地方都市において「コミュニテイシネマ(公共上映)活動」を行っている「松本CINEMAセレクト」市民スタッフ一同から、心からの敬意と賞賛の意を込め「2010年セレクト・アワード最優秀作品賞」を『海炭市叙景』の製作に関わった、熊切和嘉監督始め、函館市民、製作スタッフ、キャストなどすべての方々に授与いたします。

特定非営利活動法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト


ありがとうございます!

脚本の宇治田隆史さんが当日のゲストとして参加いたします!
行けるという方は、ぜひぜひ!



そして。
2/11は、高崎映画祭のチケット発売日でもあります。

「第25回高崎映画祭」
http://www.wind.ne.jp/tff/2011/

期間 : 3/26~4/10
場所 : 高崎市文化会館、高崎シティギャラリー、シネマテークたかさき
料金 : http://www.wind.ne.jp/tff/2011/ticket.html
お問いあわせ : Tel.027-326-2206(高崎映画祭事務局)


高崎映画祭では、特別賞に選んでいただきました。

ありがとうございます!

こちらは来月、3/26~4/10の開催です。
16日間で、54作品が上映となります!

行けるという方、ぜひ今のうちに予定に入れておいてくださいませ。

20100319撮影32日目37

















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2011年02月09日

札幌で2/13イベント、2/10は実行委・大野友莉さんのお誕生日

まずはイベントのお知らせ!
北海道・札幌で朗読イベントが3連休最終日に行なわれます!

札幌シアター・キノでのアンコール上映を祝しての、勝手に応援・宣伝企画!


「海炭市叙景ミニ朗読ライブ」

日時 : 2011,2,13(日)18:00~
出演 : 一条綾香
読み物 : 「海炭市叙景」より「まだ若い廃墟」

料金 : 入場無料、飲物などのご注文をお願いしております
会場 : カフェ喜庵(札幌市西区発寒3条6丁目10-28)
 http://www.k4.dion.ne.jp/~tanzu/CI16.htm
お問い合わせ : Tel.011-663-3599

札幌近郊で行けるという方はぜひぜひ。
小説とも、映画とも違う朗読の世界をご堪能ください!

 


そして。

2/10は実行委の大野友莉さんのお誕生日です!

垣根を取り外したかのような、自由な発想でギャラリーを経営し。
ギャラリー内のカフェでも腕をふるい。
歌に鍵盤楽器にドラムまでこなすミュージシャンで。
イラクの子供達への支援を続けていたり。
「海炭市叙景」をはじめ、アートだったりコンサートだったり様々なイベントで力を発揮して。

もうとんでもなく素晴らしい!
いつ休みをとってるの?

という方です。


ためしに「大野友莉」で検索してみたら、ものすごく色々な活動がとってもたくさん紹介されてました。
・・・検索で出てくるゴルフ選手は同名の別人の方です。


「海炭市叙景」では、会計やら、イベント司会やら、こないだの12月の竹原ピストルさん絵画展主催やら。
やはりマルチに活躍していただいております。
実行委間のメーリングリストや、ミクシィなどでの情報発信も、この方がいなければ思いつきもしなかったかも。


頼りにしてます!
でも倒れない程度に!

今後とも末長くよろしくお願いいたします。

お誕生日おめでとうございます!

110209blog

 

 

 

 

 








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2011年02月08日

毎日映画コンクールとキネマ旬報で「海炭市叙景」が評価されました

本日は、第65回毎日映画コンクールの表彰式でした。
TVの生中継をご覧になったという方もいらっしゃるのでしょうね。

音楽賞のジム・オルークさんの、素敵なスピーチが聞きたかった!
https://twitter.com/kaitanshi_pub/status/34922027248779264

また、撮影賞の近藤龍人さんは、熊切監督との新作撮影まっただなかで出席できなかったそうです。


そして。
受賞理由が発表されています。


---音楽賞---

「ジム・オルークの音楽は、全編を通して情感を増幅する。

雪が積もる北国の地方都市に暮らす5組の人々の人生を切り取り、オムニバス・ストーリーの構成にして、街に起こった冬の出来事を描いたこの作品で、各物語のそれぞれの人物の人生に寄り添う。

メロディーも楽器も過剰な主張はせず、控えめに陥らず、しかも映画音楽の重要な鍵となる音楽の付けどころが当を得ているので、テーマから遊離しない。

すべての楽器を自ら演奏したと聞くが、これが五つの物語の調和を保つ要因になったのではないだろうか。」(きさらぎ尚)


---撮影賞---

「海炭市」は函館がモデルである。

鉛色の空、夜の雪に息づく小さな灯、初日の出の一条の光に浮かぶ顔の深い皺(しわ)……。

CG(コンピューターグラフィックス)や合成処理を排し、映りすぎるHD(ハイビジョン画質)撮影を避け、16ミリフィルムで撮影された奥行きの深い繊細な映像は、凍(い)てつく寒さの中に手触りの暖かさをわずかに感じさせ、いまここに生きていることが希望なのだと語りかける。

カメラはここで原作者佐藤泰志の絶望を超えた。

近藤は1976年愛知県生まれ。
大阪芸大卒。

撮影の新人賞である第54回三浦賞もダブル受賞し、さらなる飛躍が期待される新進気鋭の撮影監督である。」(小野民樹)




選んでくださった皆様、ありがとうございました!
そして、受賞したお二人、おめでとうございます!

 

また、2/5発売の(函館は今日発売?)キネマ旬報2月下旬決算特別号では「2010年 第84回キネマ旬報ベストテン&個人賞発表」が!
「海炭市叙景」が語られているページに付箋を貼っていたら、付箋だらけになってしまいました!
すごい!

日本映画ベストテンで第9位に選んでいただきました。
ありがとうございます!


なかでも驚いたのは。
「個人賞選評」で、選者の方お一人お一人のセレクトを紹介しているページ。

村上淳さん、谷村美月さん、三浦誠己さん、加瀬亮さん、小林薫さんは、「海炭市叙景」以外の出演作も含めて選ばれています。
脚本の宇治田隆史さんも複数の選者がベストに選んでいらっしゃいます。

そして。

そしてそして。

映画評論家の宇田川幸洋さんは。

「新人女優賞 中里あき」
「新人男優賞 西堀滋樹」

とセレクトしているのです!


ありがとうございます!
正真正銘の新人です!
しかし2人とも、シャイな性格そのままに「もう2度とやらない」とおっしゃってますが、どうしましょう?

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2/20に函館で海炭市イベント!


(2/8 20:26 一部改訂しました)

速報!
函館にてイベント決定!


「海炭市叙景」市民トーク・セッション

日時 : 2/20(日)18:30~
会場 : 水花月茶寮(北海道函館市 富岡町3-29-12 電話0138-45-6737)
参加料 : 500円(ワンドリンク付)
定員 : 40名限定

内容

朗読 「海炭市叙景」を読む
対談 映画「海炭市叙景」製作実行委員会
 菅原和博実行委員長
 西堀滋樹事務局長(劇中に電車の運転士・達一郎役で出演)
トークバトル 市民キャストが語るロケ現場の裏側のご紹介
フリートークセッション 会場に来ていただいた皆さんに、自由に発言していただきます


ご予約・お問い合わせ
電話 0138-45-6737(水花月茶寮)
Email nisibori@ms7.ncv.ne.jp(実行委アドレス)


映画「海炭市叙景」製作実行委員会が主催するイベントです。
数々の映画賞をいただいた、ご報告のイベントでもあります。

会場では、つい先日届いたフィリピン・シネマニラ映画祭のグランプリのトロフィーも見ていただけるかも!

当日は参加者全員に、ささやかなプレゼントもご用意しております。
そのほかにも抽選で素敵な○○が当たるかも?!


会場となる喫茶店「水花月茶寮(みかづきさりょう)」は、劇中であがた森魚さんがマスターを務めたあの喫茶店です。
「でも、もうあるし・・・」とつぶやいた、あの浄水器も見ることが出来ます!


先着40名で定員となってしまいますので、お早めにお申込みくださいませ。
会場でお待ちしております。

20100302撮影15日目9-2

 

 

















※実行委メールアドレスを改訂しました(2011,2,8 20:26)



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2011年02月06日

クランクイン直前を思い出すと

クランクインは昨年の2/16でした。
つまり去年の今頃は「あと10日で撮影がはじまる!」という時。

ワクワクというより、準備しなきゃいけない事がまだまだたくさん!
という状況で、嵐のようなバタバタでした。

 

その頃に大急ぎで探していた物は。


・屋外で使う暖房の燃料を格安で提供していただける方

・機材車(できれば2トン車もしくはハイエースくらいの大きさを3台、1ヶ月、やはり格安・・・できれば無料で貸して頂ける方)

・屋外用発電機(小型の物で構いません600w~1.6kw位の物)可能であれば期間中ベタで。

・ハシゴ12尺(3,6m)以上の物。必要なタイミングで随時

・ロケ弁の汁物を運べるフタ付の寸胴(給食で使うような、パチッと蓋を固定できるもの希望)

・登場人物が乗る車(小林薫さんが息子を送り迎え、ガス店の軽トラック、勝子が塾に迎えに行く、いかにも市役所職員が乗っていそう・・・な車)

・部屋の小物(10歳の男の子の部屋、16歳の男子高校生の部屋、造船所で働く兄妹の部屋)

 

平行して行なっていたのが


・ロケ弁の食材集め

・人員確保(撮影終了までの現場はりつき・機材車ドライバー・弁当配達・撮影予定場所の準備作業・美術小物などの作製・貸していただける物のトラックでの受け取り・記録写真やビデオ撮影担当・エトセトラエトセトラ)

・日々の使用可能な車の振り分け、足りない日のチェックとその対応策

・オーディションの結果連絡、出演していただく方との打ち合わせ

・エキストラが必要な日程の調整と、その日に来れそうな方への連絡(特に船の進水式と、真夜中から翌朝にかけての初日の出シーンは100人単位でエキストラが必要!)

・まだまだ足りない製作費のための協賛依頼&募金集め(ロケがはじまると、どんどん支払いが!)



自画自賛のようですが、普段の仕事や家事をこなしながら助け合ってこういった事をひとつひとつ解決していきました。
みんな、よくがんばった!

いま、普通に睡眠をとれる事がとても幸せな事なのだと、あらためて思い返しております。

とはいえ、連絡不足など至らぬ点も多々あり、ご迷惑をおかけしてしまった方も大勢いらっしゃいました。
大変申し訳ありませんでした。



東京から来てくれた精鋭スタッフ達にも、望みどおりのものを調達できず、負担をなかなか減らせなかった部分も多かったことと思います。

なのに常に感謝の言葉をいただく毎日。
あらためて、こちらこそ感謝申し上げます。



現在は

北海道の函館・札幌
宮城の仙台
東京の渋谷と新宿
愛知の名古屋
熊本の熊本市

で「海炭市叙景」をご覧いただけます。

次の週末は北海道・青森・栃木・長野・広島・鹿児島でも!



こうして我々が作り上げた物が、あなたに何かを届けますように。

 


ちなみに竹原ピストルさんと谷村美月さんの部屋は、最初はこんな状況でした。
20100219撮影4日目4

 

 

 

 







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2011年02月05日

海炭市民になってくださいませ

2月も最初の週末、待ちに待った各地での公開初日に来ていただいた方の感想も届き、予想以上の高評価に嬉しいやら驚くやら。
見ていただき、ありがとうございます!

そしてまだまだ待ちに待っている皆様、ぜひ楽しみにしながらお待ちいただければ幸いです。


我々の想いと同じく、つらかったり、切なかったり、どうしていいかわからなくなったり、真っ暗な中を一歩踏み出してみたり、先は見えなくても「大丈夫」と声をかけてあげたり。
映画を見て、様々な感情を感じていただければ、そして共有する(せざるを得ない?)部分がもしあれば、もしくは想像していただければ嬉しく思います。

あの頃だったり、今まさにだったり、これからだったり。
自分でも映画を見るたび、小説を読むたびに色々な自分自身を感じるのです。


まだ暗いうちから起きて。
仕事をして。
家で漬物を切って食事をし。
疲れたらひと眠りして。

そういった日常のなんでもない生活が、何かを伝える映画だと思っております。


これからご覧いただく皆様。
そしてもう一度見ようと思っている皆様。

ぜひ、不器用な海炭市民を見つめて、できれば一緒に海炭市の空気の中で過ごしてくださいませ。

スクリーンでお待ちしております。


20100221撮影6日目76

 

 











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日曜の仙台でのイベントにキャンセル枠が出ました!

日曜日の仙台でのイベントは、ご予約が45名定員に達しましたがキャンセルが3名でたとのこと!
行けるという方は、お早めにお問い合わせくださいませ!



「佐伯一麦 夜の文学散歩vol.4 『海炭市叙景』をたずねて」

日時 : 2011年2月6日(日) 18:30~20:30
場所 : せんだいメディアテーク7階 会議室ab(仙台市青葉区 春日町2-1)
http://www.smt.city.sendai.jp/
定員 : 45名 (お申込み先着順)
参加費 : 2,000円

出演:
佐伯一麦さん(作家)
岡崎武志さん(ライター)
越川道夫さん(『海炭市叙景』プロデューサー)


お問い合わせ : book cafe 火星の庭 (Tel. 022-716-5335)
OPEN 11:00~19:00
E-mail kasei@cafe.email.ne.jp



岡崎さんは当実行委が立ち上がってすぐの2009年6月に講演会のために函館に来ていただきました。
その翌日には、函館ドックのゴライアスクレーンの撤去が始まる・・・というタイミングの日。
東京で映画化をずっと応援していただき、つい先日は東京・渋谷のユーロスペースでも上映前のトークをしていただいたのです。

ありがとうございます!

日曜は、小説「海炭市叙景」をたっぷりと語っていただく日になるのかも。
実は岡崎さんには、4月に発行となる佐藤泰志「移動動物園」の文庫版解説も書いていただけるのです。

重ねて感謝です!
日曜日もよろしくお願いいたします!

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2011年02月03日

真夜中に雪を待つ

今日はあたたかい1日でした。
なんと日付が変わって今日になってから、日没までずっとプラスの気温だったのです。
調べてみたら、最低気温がマイナスにならなかったのは昨年の大晦日以来のこと。
このまま24時までプラスのままだったら、1ヶ月とちょっとぶりに冬日脱却です。

「冬日(ふゆび)」というのは最低気温がマイナスになる日の事。
そして「真冬日(まふゆび)」というのは、最高気温でさえもマイナスになる日のことを言います。


昨年の2月から3月にかけて行われた撮影では、屋外のシーンもたくさんありました。

天気待ちのシーンも多々ありましたが、中でも真夜中に雪を待つ事が何度か。
1日の撮影で疲れきって、しかも真冬の真夜中に、最後の最後にただひたすら夜空から舞い降りる雪を待つのです。

直前まで吹雪だったのが、屋内シーンを終わって外に出てみるとすっかりおだやかな天気だったり。
チラチラと降ってはいたけど、「ここだっ」という時にはすっかりおだやかだったり。

うまくいかない時は、うまくいかないものです。

そして「ついに降って来た!」というあの瞬間の嬉しさといったら!
みんなでダダーッと準備して撮影、ニコニコしながら長い一日を締めくくる事ができるのです。


ずっと待ち続けて撮影し、それでも完成作品ではカットされてしまったシーンも多々ありますが、その魂は作品に入り込んでいると感じております。

20100219撮影4日目103

 















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2011年02月02日

今週末は北海道から九州までの各地で上映スタート!

今週末からは関東から九州にかけての劇場で上映スタート!
そして北海道では早くもアンコール上映がはじまる劇場も!


2/5(土)からスタートするのは

東京都 新宿区
K's cinema
http://www.ks-cinema.com/

愛知県 名古屋市
名古屋シネマテーク
http://cineaste.jp/

熊本県 熊本市
Denkikan
http://www.denkikan.com/index_pc.html


そして2週間のアンコール上映がスタートするのは
北海道 札幌市
シアターキノ
http://theaterkino.net/


名古屋シネマテークの永吉直之さんは、現在発売中の「映画芸術」誌の”2010日本映画ベストテン&ワーストテン”で、「海炭市叙景」を10点満点に選んでいただきました。

”『海炭市叙景』の突出した印象は強烈だ。ひとりひとりの登場人物の息づかいや街を取り巻く長い歴史までが写し取られているようで、繊細な描写と切迫した息苦しさやダイナミックな躍動感が絶妙に支えあっている。”
(「映画芸術」434号[最新号]より)


ありがとうございます!
名古屋で、そして新宿で、熊本で、札幌で。
待ちに待っていただいた方々にやっとお届けできます。

ぜひ劇場で、お会いできますように。

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2011年02月01日

脚本の宇治田隆史さん、お誕生日おめでとうございます

2/2は脚本の宇治田隆史さんのお誕生日です!

1975年生まれの年男!
おめでとうございます!

大学時代から熊切監督とのコンビネーションで数々の作品を世に送り出してきました。
「海炭市叙景」でもタッグを組んでいただいたのです。

2人そろって取材に応じ、密度の濃い内容となった「INTRO」のわたなべりんたろうさんによるインタビューはこちら。
http://intro.ne.jp/contents/2010/12/29_1728.html


宇治田さんには、撮影前に一度来ていただき、山からの日の出も見ていただきました。
あの時は真っ暗な中を「急がないと日が昇っちゃう!」と早足で、しかも懐中電灯ひとつだけの灯りの中を山頂を目指しました。
メイキングビデオに登場する日の出シーンは、この時のものです。


撮影中にも一度来ていただき、この時はあがた森魚さんの喫茶店シーンの撮影の日でした。
加瀬亮さんにとっては撮影最終の日。
加瀬さん初の主演作品となった「アンテナ」の3人が、再び同じ場所に集ったのです。

監督、加瀬さんと共に3人で写したこの日の写真は、加瀬さんも大事に部屋に飾っているとか。

 

そして。

2/11(祝・金)には、長野県松本市でのイベントに出演です!
「松本CINEMAセレクト・アワード『海炭市叙景』上映会」なのです!
http://www.cinema-select.com/

”2010年松本CINEMAセレクト・アワード最優秀映画賞”をいただいた事での、「海炭市叙景」上映会です。
ありがとうございます!
上映前のセレクト・アワード授与式に、「チーム海炭市叙景」代表として宇治田さんに登壇していただきます。

 

「松本CINEMAセレクト・アワード『海炭市叙景』上映会」

日時 : 2/11(金・祝)14:00~
場所 : まつもと市民芸術館小ホール(長野県松本市深志3丁目10-1)
http://www.mpac.jp/
料金 : 一般1,400円(当日1,800円)、大学・高校生1,400円(要学生証)
お問いあわせ : Tel.0263-98-4928(松本CINEMAセレクト)

 

宇治田さん、3月には「チーム海炭市叙景」としてまた別の大仕事をお願いできそうな予感ですね。
発表できるようになったら、このブログでもすぐにお伝えさせていただきます。


今後とも、末永くよろしくお願いいたします。

 

日の出を見つめる宇治田さんと熊切監督です。

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2/6は仙台でイベント!

今週末は仙台でイベントです!

「佐伯一麦 夜の文学散歩vol.4 『海炭市叙景』をたずねて」

2011年2月6日(日) 18:30~20:30

出演:
佐伯一麦さん(作家)
岡崎武志さん(ライター)
越川道夫さん(『海炭市叙景』プロデューサー)

場所:せんだいメディアテーク7階 会議室ab(〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 代表電話022-713-317)
http://www.smt.city.sendai.jp/
定員:45名 (お申込み先着順)

課題図書:『海炭市叙景』(小学館文庫)
課題映画:映画「海炭市叙景」

※当日までに本と映画をご覧いただいてご参加ください。

参加費:2000円


『海炭市叙景』の復刻と映画化を記念して、book cafe 火星の庭でおこなってきた読書会「夜の文学散歩」を今回はメディアテークに会場を移して、拡大版でおこないます。
ゲストにライターの岡崎武志さん、映画プロデューサー越川道夫さんをお招きして、たっぷり作品世界をあじわいます。


お問い合わせ : book cafe 火星の庭 (Tel. 022-716-5335)
OPEN 11:00~19:00 (定休日 毎週火曜・水曜)
E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
URL http://kaseinoniwa.com

 

先着45名で受付締切となります。
お問い合わせの上、足をお運びくださいませ。

会場の「せんだいメディアテーク」を見るだけでも価値がありそうです。
先日、平成22年度地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞!おめでとうございます!
http://www.jafra.or.jp/j/news/detail.php?num=162

 

20100224撮影9日目20

 

 

 

 

 

 

 

 



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