2010年05月

2010年05月31日

またひとつ、区切りがつきました

3月末に函館ロケが終わり、ひとつの区切りがつきました。
そして5月も末となり、音を重ねてのダビング作業が終了し、またひと区切りです。

いわゆる「0号」となった作品を色々な方に見ていただき、劇場での上映に向けて更なる作業を加えていきます。

まずは、0号完成にほっと一息。
録音の吉田さんからメッセージをいただきました。

"函館スタッフの皆さん、「海炭市叙景」
ダビング終わりました。
6月の0号試写で完成です。
いろんな思いが全部詰まっています。
本当にありがとうございました。"

日々の吉田 2010,5,28

こちらこそ、ありがとうございました!
いっしょにメタリカ絶唱したかったっす!
「シーク・アンド・デストロイ」とか!

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2010年05月30日

さよなら、イージーライダー

デニス・ホッパーさんがお亡くなりになられました。

体調がよくないという知らせは聞こえてきていたので覚悟はしていたつもりでしたが、とてもショックです。

最近だと「スピード」での悪役や、スーパーマリオの実写版、TVシリーズの「24」などバラエティにとんだ活動で目にした方も多いかと。

「地獄の黙示録」や「ブルー・ベルベット」での強烈な印象の方ではありますが、やはり「イージー・ライダー」がまっさきに思い浮かびます。
脚本・監督・主演を努め、音楽も既存のロックなどを1曲1曲「映画に使いたい」と許可をとって歩き、馬ではなくオートバイで移動するカウボーイの物語を生み出しました。

「海炭市叙景」と似ている点をたくさん感じる映画です。
スタジオ撮影の予算がなくオールロケで撮影していたり。
登場人物への不条理な扱われ方に、言いようのない想いがこみ上げてきたり。
既存の映画製作手法とは、明らかに違う道を走っていたり。
カメラマンのラズロ・コヴァックスさんには、一方的に深い思い入れがあるのですが、これはまた別の機会に。

やっとジェームス・ディーンと再会できているのでしょうか。
安らかな眠りをお祈りしています。


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2010年05月29日

5月も終わりに

5月もラストを迎えます。
日が昇るのはほぼ4時くらい、日が沈むのは19時を超えるようになりました。

桜の次は、サツキやフジの季節。
どんどん夏に向かって景色が変わっていきます。

6月中旬には関係者用の試写が行われます。
映画に携わっていただいた方々との対面やら、懐かしい顔ぶれとの再会やら。
旅費や休日を工面できた函館スタッフも東京に行ってきます。
抱えきれないほどの土産話を持って帰ってきてくれることでしょう。
ハンカチではなくタオルを持っていくスタッフも、たくさん(大げさではなく)いそうです。

そして半年後には、函館を皮切りに全国の映画館で「海炭市叙景」が一般公開されはじめるのです。

その時にどんな気持ちになっているのか。
映画館に来ていただいた方々は、どんな表情なのか。

おっとっと。
ニヤニヤする前に、これからの計画をたてます。
告知方法やら、イベント実施やら、宣伝費用の捻出方法やら。

まだまだ厳しくも楽しい仕事が盛りだくさんにあるのです。


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2010年05月28日

彼等が演奏します

ダビング最終日を終えて。
今頃は。

「監督、飲みに行きましょうか」
「おおっ、いいっすねえ」

なんて会話の後においしいお酒を飲んでいる頃でしょうか。

ダビングでは、撮影時になかった音もプラスされます。
その中には、劇中のお店の中でかかっているBGMの音楽なんかも。

その曲のひとつは、函館のジャズファンクの雄「ノールーム・プロジェクト」の演奏です。
昨年の春のバル街イベントでも演奏していただきました。
もう、理屈抜きのかっこよさなのです。
映画では、ノリノリではないしっとりとしたナンバーを使用させていただきました。

そんな彼等のライヴ!
直前ですが、この土曜日の夜に、函館のライヴハウスの老舗中の老舗である「あうん堂」にて行われます!
19:30のスタートに間に合う方は、ぜひ!

詳しくはこちらをご覧下さい。

NOROOM PROJECT 活動記録


映画ではどう使われているか、こうご期待です。


4月19日バル28
















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2010年05月27日

火災に遭遇

1年前に、函館ドックの火災に遭遇しました。
昨日のブログで「大きな災害にならず、本当に良かった」と書きましたが、言葉が足りませんでした。

あの火災で倉庫は全焼、倒壊しています。
隣接する倉庫やボートにも燃え広がりましたが、鎮火する事が出来ました。

幸いケガ人はなく、全員無事だったと聞いております。

たとえ1人のケガ人も出さずにすんだとしても、「大きな災害」にならなかった状況ではありません。
大変失礼いたしました。

あの時の我々は、午前10時の始発ロープウェイを待って山麓駅にいました。
スタッフから「ドックで火災が起きたらしい」と連絡を受け、ドックの方角を見たら真っ黒な煙がもくもくと上がっていたのです。
函館ドックの構内あちこちで撮影をしていた我々には、すでに他人事ではありませんでした。

とりあえず山頂で少しだけ必要な撮影をこなし、急いで下山してドック近くに向かいました。
多数の消防車などで緊迫した状況の中、それでもほぼ鎮圧に向かっているとわかった時点で、少し安心しながら次の撮影に向かいました。

映画「海炭市叙景」は、こうしたサイレンが鳴り響く場面も用意されています。
それは、この時の緊迫した記憶がベースのひとつになっています。


実際の火災で、ケガ人すらでなかった事は本当に良かった。



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2010年05月26日

ダビング作業進行中

4日間の日程でのダビング作業は、順調に折り返し地点を迎えたようです。

音楽のジム・オルークさんも駆けつけてくれた!
映画館の音響で聴きたい、そして、できればヘッドフォンでも聴きたい。
そんな音楽です!

録音の吉田さんのブログのほか、プロデューサーのスローラーナーのブログでも、作業の様子を伝えてくれています。

スローラーナーblog


そうそう、1年前の今日は4日間の8mm撮影最終日。
函館山からの日の出をねらった早朝ロケを行っていました。
無事に撮影終了後、少し休んで再び山頂からの撮影を準備していたら、あの火事に遭遇したのです。
大きな災害にならず、本当に良かった。


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2010年05月25日

音を重ね合わせます

さあ、いよいよ。
映像と音を重ね合わせる作業が始まりました。
週末までかけてダビングを行います。

作業をする場所はCSW~シネマサウンドワークスです。
2月から3月の撮影も、CSWから吉田憲義さんと助手の西條博介さんが海炭市に駆けつけてくれました。

この2人の仕事ぶりはすごいです。
細部の細部までこだわって、吉田さんから西條さんに「マイクはもうちょっと右、もっとギリギリまで!いや、もっとだ!」と、どんどん指示が飛んできます。

実は吉田さんはCSWの執行役員。
ただでさえ過酷な条件のこの撮影の中、西條さんを更に成長させるべく愛のムチが容赦なく叩き込まれる毎日でした。
その指示に食らいつきながらも、自分の考えを主張する西條さんの姿にも、若手ながらプロとしてのこだわりがしっかりある事を感じさせてくれました。
「ケンカになるかも」なんてやり取りの中、恐ろしいほどキッチリと自分のやるべき仕事を、常に"更に上"を見ながらこなす2人を見て感動。

とても刺激的な、そして我が身を引締めさせてくれるチームなのです。

吉田さんには、ご自身のブログでロケの日々を最終日まで綴っていただきました。

吉田さんのブログ「日々の吉田」

1ヶ月以上の期間全て、ホテルで相部屋となり、撮影もそれ以外の時間も一緒だった「サイジョウくん」との微笑ましいエピソードもちらほら出てきます。

未読の方は、ぜひさかのぼって見てみて下さいませ。
今日から始まったダビング作業の様子も、ブログで教えてくれないかな、と期待しております。

左が吉田さん、右が西條さんです。
似すぎです!


20100305撮影18日目10





















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2010年05月24日

ガンズ・アンド・ローゼズの想い出

マイカーを使って、ロケハンや撮影の移動をする事が多々ありました。
熊切監督は、車に乗り込むと決まってする事のひとつに「CDチェック」があるのです。

そしてガンズ・アンド・ローゼズの「GN'R ライズ」を探し出しては、5曲目からスタート!
LPではA面4曲がデビュー前のライヴ、B面4曲がアコースティック・ナンバーで構成されています。

その時々で車に積んでいるCDは変るのですが、何度か監督との車移動をしてからは、このアルバムだけは常時積むようになりました。

このアルバムは、小説「海炭市叙景」の中の『この日曜日』というエピソードに出てくるのです。
バンド名や曲名が少しづつ違ってはいますが、産業道路を探し物をしながら車を走らせるカップルが聴いています。
小説では、前半のアップテンポなライヴナンバーが彼らのBGMとして、2人の想いも代弁しています。

そして我々のドライヴでは。
アコースティックギターと口笛が切ない「ペイシェンス」からのスタートです。

海沿いを走ったり。
日の出を見るための深夜の函館山山頂への道だったり。
雪の国道5号線だったり。

映画の「裏サウンドトラック」を作るとしたら、この曲ははずせない・・・そんな想い出の曲なのです。


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2010年05月23日

撮影したもの、しかし使われなかったもの

去年の今日から4日間にわたり撮影された映像は、本編ではほんの何十秒かのシーンとなります。
使われなかったものの方が、圧倒的に多いのです。

でもこれは、おそらくどの世界でも同じ。
1を作るために10を用意するのは、ごく当たり前の話ですし。
それだからこそ、最終的なものが素晴らしいものになる場合はとても多いと感じています。

8mmで撮影された映像は、ゴライアスクレーンがあったあの頃の美しい想い出として登場します。
胸を締め付けられるような思いになるのは、撮影の苦労を思い出すからではなく、主人公達の今と昔に思いをはせるからなのだと思います。


作品では他にも。
まったくのシルエット撮影で、顔がわからない方や。
とある人物の表情をカメラがとらえていて、その場でおこる人間模様を演じる方々が声以外ほとんど映っていなかったり。
雷の中を何時間もかけて移動して撮影したものが、結局は使われなかったり。

まさに、ものを作るという事そのものです。
努力していただいた皆さんへの感謝と、作品に露出することで努力に答えることは全くの別物のはなし。
その努力に感謝するとともに、ご期待に応えられなかった場合は誠に申し訳ありません。

カメラの前にいなかった、周辺でのあらゆる作業をしていただいた方も同じですが、完成した映画に自分が映っていなくても、エンドロールに名前がなくても、我々は最大級の感謝をしております。
それはオーディションに来ていただき、結果発表を長く待たされ、そのあげく落選だった方もすべてです。

勝手な話しですが、みなさんの存在こそが、我々を奮い立たせ、最後まで撮影を成立させ、今も上映に向けて努力する活力になっているのです。

映画に出ていただけなかったり。
出ていただいたのに自分がどこに映っていたかわからない状態だったり。

ご期待に添えなかったほんとうに大勢の方に、ご期待させてしまい誠に申し訳ありません。

ただ、この映画が完成したのは、自分が尽力した事が一助になったんだと、上映時に思っていただければ幸いです。

我々は、みなさんに力を貸していただいたこの映画を、できるだけたくさんの方々に見てもらえるよう、これから動き出します。


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2010年05月22日

クランクインから1年たちました

本日のブログは長文になります。

2008年に構想をはじめ。
2009年1月に最初の集まりを持ち。
2月に本格的な打ち合わせをはじめ。
3月に印刷物などの準備を行い。
4月に監督とプロデューサーを迎え入れ。
そして5月23日に8mmでの撮影を行いました。

函館ドックのゴライアスクレーンがなくなってしまうという状況の中、大急ぎで準備しての撮影。
あれが実質的なクランク・インでした。

あれから1年です。

我々は実行委メンバーの中でメーリングリストを作り、参加できないメンバーとも現況を伝え合ってきました。
それは今も続いています。

あの日、クランク・インとなった撮影初日に帯同したスタッフからのメールを紹介させてくださいませ。
我々は、こうした積み重ねで絆を深めております。
今、この瞬間も。



実行委・加藤さんからのメール

「先週は実にめまぐるしい一週間でした。
23日は土曜日にもかかわらず6時起床。
7時50分に七飯を出て、途中西堀さんを拾って空港着8時半。
9時05分到着の熊切監督とカメラマンを出迎えました。

到着ロビーでそれらしい背格好の男性が見えたものの、半ズボンにサンダル履きというスタイルでとてもその人とは思えず、二人で「まさかあの人じゃないよね」といっていたらやっぱり熊切監督でした。
一番最後にゲートを出てこられようやく挨拶。カメラマンは高橋さんといい四国は愛媛県出身の方。

走行34万キロの加藤車(すでに筏の材料が積まれていて狭い。そこにカメラや機材を積んでさらに窮屈)に乗り込み産業道路などを走りながら途中、猫を抱いたばあさん?の家はこの辺だったのですが等と話している間に菅原さんの水花月茶寮へ着きました。

打ち合わせ開始、そして早めの昼食。
すぐに函館ドックへ行く予定が、ちょっと回り道をすれば函館山やクレーンを対岸の上磯方面から眺められるとなって、雲に頭上を覆われた函館山を撮影しました。

映画人は決断が早くフットワークも軽い。
映写機が回り始めた瞬間(12時頃)です。
クランクインは静かに始まりました。

その後ともえ大橋を通ってドックへ~橋からの眺めは想像通りだったようです~急ぎました。
ドック内の○○号館で子役の中野兄弟、ご両親と会いました。
利発そうな印象で実際もその通り。
打ち合わせの後、撮影に入ったと思います。
思いますというのはこの後廃材探しに海岸へ出かけたため、実はよくわからないのです。

当初加藤の計画ではのんびり撮影見物の予定でしたが、急遽いかだ作りの話が舞い込みこの後すぐに西堀さんと実行委員の中野さんと3人で啄木公園裏へ出かけました。

しかし最近は海浜清掃が行き届いているのか単に運が悪いのか、流木や廃材は簡単には見つかりません。
場所を移動しながらようやく、それらしく見える素材や浮き球を車に積み込み急いでドックへ戻りました。
廃材を今日の撮影に使うとのことだったからです。

幸い監督がすぐにそれらを小道具として使ってくれて3人はひと安心。
小雨の中を中野兄弟(けいすけ君と桃ちゃん)は頑張りました。
いかだを造るシーンもかなり時間をかけて準備していました。
二人は寒さもこらえ文句も言わず、いやがるそぶりも見せず見事に一日目をやりきりました。」



文字通り、昨日の事のように思い浮かびます。
あの撮影が、間もなく完成した作品として産声をあげるのです。
とても特別な気持ちになっています。

長い文章を読んでいただき、誠にありがとうございました。


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2010年05月21日

「ボックス」という名の2つの映画

映画「海炭市叙景」に関わっていただいている方々の映画が、あいついで上映となっております。

このあと上映される、「ボックス」というタイトルの2つの映画。
タイトルどおり、どちらもボクシングに関する物語です。
ひとつは今まさにボクシングの世界に生きている若者の物語。
もうひとつはボクシングから離れて、別な戦いをしている若者の物語。

「ボックス!」には、谷村美月さんが出演しています。
この土曜日から公開!
予告編を見ているだけでじっとしてられなくなってきます。
詳しくはこちら。
「ボックス!」公式HP

そしてもうひとつの「BOX 袴田事件 命とは」の配給は、プロデューサーである越川道夫さんのスローラーナーです。
今月末から公開!
実際に起きた事件で、今も戦い続けている方の物語です。
詳しくはこちら。
「BOX 袴田事件 命とは」公式HP

今を生きる若者の姿と、今を奪われた若者の姿。
お近くで上映の際は、ぜひご覧くださいませ。
って函館ではどちらも上映予定なし・・・。

だがしかし。
「ソラニン」も当初は予定がなかったのですが、この土曜から函館での上映となりましたし。
願えばかなう!
そう信じることが大切なのだと実感しております。

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録音にOKが出ました

函館チームの録音作業にすべてOKが出ました。
撮影済みのシーンに、ちょっとした、しかし重要な声をプラスしたり。
劇中でかかりっぱなしになっているラジオから流れてくる、架空の番組を作ったり。

ジム・オルークさんの音楽を重ね合わせる際に、一緒にダビングいたします。

気が付けばクランク・アップから2ヶ月。
映画はいよいよ、最初の完成形になろうとしています。


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2010年05月19日

George-Kさんハッピーバースデイ

5月は誕生日ラッシュですね!
5/20はGeorge-Kさんのお誕生日!
30代へようこそ!

映画「海炭市叙景」では、短いシーンながらもその声や背中で大いに存在感を示していただきました。
大勢に罵倒される若きリーダー。
なのにカメラが回っていない時の好青年ぶりがきわだっていて、とってもまぶしかったのです。

函館港イルミナシオン映画祭のシナリオ大賞から産まれた映画「うた魂♪」で、ヤンキー合唱部の一員として出演されていて、函館とは縁があるのです。
ちなみに役名は黒柳徹夫でした、おおっ!

先月の函館でのイベント「1980.」でのシンガーとしてのステージが、未だに目に焼きついています。


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2010年05月18日

更に録音します

先日の函館チームの録音にOKが出ました!
みんなお疲れっ!

だがしかし。
自分が担当した部分は再び録音です。
更に良いものを作るために!

ここから業務連絡。
どうやら1人で録音作業ができそうです。
先日の録音チームの皆様は、穏やかな日常を過ごしてくださいませ。

さあ、原稿を作ります!


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坂井真紀さんハッピーバースデイ!

熊切監督の作品でヒロインといったら、まっさきに思い浮かぶのが坂井真紀さんです!
5/17がお誕生日!
おめでとうございます!

実は「海炭市叙景」を映画化しようとした時に、熊切監督が真っ先にオファーしたのが坂井さんでした。
酔った席でのお願いながらも、即答でOKのお返事を頂いていました。
しかしぴったりの年齢の登場人物がいなくって泣く泣く断念。

画面には出ていなくとも、仲間の気持ちでいさせていただいております(かなり一方的・・・すみません)。

すべてが始まった2008年12月の、函館での映画祭。
次の機会でお会いいたしたく、その時を心待ちにしております。


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2010年05月16日

録音終了

何人かの市民キャストの方に時間を作っていただき、ほんのちょっとの収録をさせていただきました。

びっくりする時のひと声!
なんてリクエストに10種類くらいびっくりしてもらったり。
興味深く、楽しいひとときでした。

再会ってだけで嬉しいものです。

さあ、熊切監督に速達で郵送だ。
待っててくださいませ!
夜の蝶たちからのスペシャルメッセージも一緒に収録してあります。


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2010年05月15日

函館メンバーだけでの仕上げ用作業

あと10日ほどで音の最終ダビングが行われます。

その前に。
ちょっとした声などを追加録音するべく準備しております。
しかし予算と時間の関係もあり、函館のメンバーだけでの作業です。

ほんとに一瞬だったり、何十秒かの、しかしどうしても必要な声を録音して東京に送ります。
さあ、この短い期間に録音し、送り、更に要望を聞き、再度録音し、それを送り。
残された時間でどこまでできるでしょう。

まずは日曜夜のレコーディングです。
なんと私にも大役が与えられております。
すでに24時間より短い準備期間ですが、原稿製作を力いっぱい行い、声のバリエーションを増やすために必要なトレーニングを行い、そしてやるのみ!

なのです。


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2010年05月14日

さらに「マイ・バック・ページ」のお話し

チーム海炭市で川本三郎さんの「マイ・バック・ページ」に先月から参加している方に、美術の山本さんもいらっしゃいます。

妥協しない男!
「海炭市叙景」では、通常3~4人でやるような仕事内容を1人で抱えていただきました。
函館サイドからのヘルプは、映画の美術は初めて・・・というスタッフばかり。
とても大変だったことは、想像に難くない。
というより見てて「ああ、明らかに寝てないな」って感じでした。
ありがとうございました!

「マイ・バック・ページ」では、かなりスケールの大きな美術製作を行っているようです。
まだ言えませんが、我々の作品とは根本的に予算やスケールが違うんだなっていう世界です。
そして、どちらにも全力以上に打ち込むのが山本さんの素敵なところ!

おそらく暗がりでほとんど映らないであろう、プラネタリウムの作業ブースに散りばめられた、人物像を想像したくなるアイテムの数々・・・細やかな仕事です!


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2010年05月13日

川本三郎さんの自伝的作品を映画化

映画「海炭市叙景」を応援していただいている評論家の川本三郎さんの自伝的著作「マイ・バック・ページ」が映画化されます。

実は、昨年10月に講演会で来ていただいた際に「まだオフレコで、今日ここに来てくれた方だけの秘密ですよ」と言いながら映画化の事を話していただきました。
その時は、今年の秋頃のちょうど「海炭市叙景」と同じ時期の公開を予定しているとの事でしたが、どうやら来年の公開になったようです。

若い頃の自分を妻夫木聡さんが演じる事になって・・・と照れたような笑顔でおっしゃってました。

チーム海炭市の照明・藤井さんや、撮影・近藤さんが先月から現場で活躍されています。
3年ぶりにメガホンをとる山下監督は熊切監督と同じ大阪芸大出身だし。

とっても楽しみ!

日本の文学を原作とした映画が注目される時が、やってきます。


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2010年05月12日

ジム・オルークさんの故郷

音楽のジム・オルークさんは、来月に神奈川の湯河原温泉でのイベントに出演されます。
なんと、ヒカシューの巻上公一さんも同じイベントに!
日曜のまっ昼間から温泉郷で現代音楽・・・どんな世界になるのでしょう。
「湯河原現代音楽フェスティバルvol.2(2010,6,13)」

あまり遠くない時期に、「海炭市叙景」のために作られた音楽が録音され映像に重ね合わされます。
そして来月の今頃には0号と呼ばれることになる、映画の最初の完成形が誕生するのです。

先週、熊切監督と、音楽のジム・オルークさんの打ち合わせが行われました。
そのあと深夜にいただいたメールで、熊切監督が音楽の完成をいかに楽しみにしているかが、ひしひしと伝わってきました。

シカゴ生まれのジムさんに、自分のふるさとを想って音楽をつけて、とお願いしたらジムさんはこう答えたそうです。

「僕の音楽は、どうしてもそういう風になる」


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森谷文子さんハッピーバースデー!

日付が変ってしまいましたが、5/11は森谷文子さんのお誕生日です。
「裸足」のメインの舞台となるスナックの女性の1人を演じていただきました。

圧倒的な演技力!
なのに突出するのではなく、共演している函館の一般キャストに同化するように溶け込んでいるのです。
そして場をリードしながら空気も作っていく!

まさしくプロの仕事でした。
すごい!

現在上映中の森谷さんの出演作「無防備」では、本当の妊婦さんと共演してらっしゃいます。
週末からは群馬県の「シネマテークたかさき」で上映されるようです。

予告編だけでも、その存在感にほれぼれ。
「無防備」公式HP

リンダちゃん、お誕生日おめでとうございます!


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2010年05月10日

「海炭市通信」第4号が完成しました

我々の映画作りの現在状況をお伝えするもののひとつ、「海炭市通信」の最新号が完成。
ご協賛いただいた方のもとへは、そろそろ届いている頃でしょうか。

「通信はネットで読むから、自分のために印刷費や郵送費をかけなくて良いですよ」という、ありがたいお申し出も多数いただいております。

お待たせしました。
実行委HPから、ご覧いただけます。
最初のページをダブルクリックしていただければ、次のページに進みます。
「海炭市通信第4号」

2~3月のロケの様子を中心に、大変に多くの方のコメントを収めることが出来ました。
その様子が少しでもイメージしていただけると嬉しいです。


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2010年05月09日

海炭市の春

小説「海炭市叙景」の第2章は、春から初夏の海炭市を舞台にしています。

函館も春。
桜が咲いて、千代台球場では北海道のプロ野球チーム「日本ハムファイターズ」がこの土日に試合を行い、楽天を迎えて2連勝(チーム自体は3連勝)して勢いがつきました。

「海炭市叙景」でも、朝野球を題材にした「大事なこと」という物語があるし。
再開発で立ち退きを迫られているトキ婆さんを主人公にした「ネコを抱いた婆さん」も、映画は冬の撮影でしたが小説では5月中旬の海炭市が舞台です。

この季節に読み返してみると、また特別な感じで受け取ることが出来そうです。

まずは1年のうちのほんの数日間となる、桜の季節を楽しむことにしましょうか。

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お花見してきました

桜が見頃!
お花見してきました!

週末とはいえ忙しい方も多く、それでも20人くらいが集まりました。

ロケ中のエピソードや、今だから言える事や、現状報告やら。
今後の作戦会議も含めてとってもたくさんの話しが!

会場では色々な偶然の出会いもとっても多くて。
とても短い期間しか咲かない桜が、そういった出会いを作ってくれているのだな、と思ったのです。


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2010年05月07日

寒くてもお花見

函館でも桜が咲き始めました。
道路沿いなど、暖かい場所の桜はすでに見頃ですね。
夜は1ケタ台に気温が下りますが、それでもお花見は楽しいもの!

ジンギスカンやら、焼酎お湯割りやら、ホットワインなんかも。
もう少しで函館の桜は満開を迎えます。

そして5月といえば、思い出すのは去年。
去年マリエンバートで、ではなく函館どつく等では「海炭市叙景」の先行撮影が行われました。

5月の下旬とはいえ、初日(5/23)は寒かった!
しかし、なんと。
熊切監督は裸足にサンダル、高橋カメラマンにいたっては日が暮れても半そででした。
地元の僕らのほうがよっぽど厚着で、撮影初日から映画人のパワーを見せつけられたのです。

8ミリで撮影されたこの時の映像は、胸を締め付けられるような想いとともに物語の中で輝きを見せています。


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竹原ピストルさんのアルバムが完成

小説「海炭市叙景」は「まだ若い廃墟」という物語で幕を開けます。
大晦日を前に失業してしまった兄妹の心の動きを、妹の視点から語っています。
映画では、兄の視点もふんだんに取り入れています。

その兄を演ずる竹原ピストルさん。
ミュージシャンとして、野狐禅を離れソロとしての初のフルアルバムが完成しました。
6/23発売の全12曲、タイトルは「BOY」です。
発売決定のお知らせ

タイトルトラックのほか、熊切監督が大プッシュする「BROTHER」や中島みゆきさんのカバー「ファイト」等も収められています。

アルバムをひっさげての函館ライブは、発売から1週間ほどたった7/1です。
このほか、各地でのライヴも続々と決まっている様子。
ライヴスケジュール

アルバムもライヴも楽しみにしております!


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2010年05月05日

低予算映画なのに登場人物が多いのです

映画の上映時間も長めで、登場人物の多さイコール衣装もかなりの数になります。
そこで奮闘したのが衣装の小里幸子さんです。
実は撮影初頭で現場を離れる予定だったのですが、「気になっちゃって」とノーギャラで最終日まで帯同していただいてしまいました。
なんと感謝の気持ちを伝えればよいのでしょう!

更に、初めて映画の世界に飛び込んだ函館在住の女性をアシスタントにしていただき、撮影中はずっと優しく指導までしていただきました。
彼女は映画の世界で生きることを決め、この春から東京の小里さんの下で新しい人生を歩み始めました。

映画「海炭市叙景」参加きっかけに東京でスタイリスト修業へ 高橋恵里さん ~函館新聞 2010,4,22


実は熊切組の撮影で、以前も竹原ピストルさんと仕事をしている小里さん。
ピストルさんブログに紹介された時に、実はまだキャスト正式発表前だったので「ああ、皆さんにこのブログを読んでほしいな」と思いつつ・・・。
今ならもうOK、ですね。
3ヶ月ほど前の竹原ピストルさんのブログです。

竹原和生A.K.A.竹原ピストルのブログ 2010,2,4



こうしてつながっていきます。


3・4 撮影17日目27























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2010年05月04日

こどもの日

映画「海炭市叙景」に登場する子役は、すべて道内の一般の子供なのです。
東京から来た俳優陣と同じスクリーンに映るプレッシャーを感じつつも、その俳優陣からは逆に"自然体で、とても新鮮"と言葉をいただいていました。

中には札幌から単身泊り込みで撮影に参加した高校生(子供という年齢ではありませんね、失礼)も。
小林薫さんと撮影の合間に話したりして、アドバイスを真剣に聞いています。

メインキャストの子供役、もしくは子供時代を演じた彼等。
5月5日は撮影の緊張感を忘れて、楽しい一日になりますように。


20100320撮影最終日10




















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2010年05月03日

思いやりと優しさ

どちらかというと思いやりを持っている人に憧れます。

個人的な定義ですが。
優しさを持っている人は、すべて受け入れてくれるイメージ。
思いやりは、言い出せない自分に声をかけてくれるイメージです。

そして「海炭市叙景」を作っているメンバーには、思いやりを持っている方がとっても多いのです。
声をかけてもらうたびに「いやいや、あなたの方が絶対に大変ですよ」と言ってあげたくなる場面が何度あった事か!

そんな撮影現場にどっぷりと関わった方、後方支援をし続けた方、みんなに分からない場所でフォローを続けた方。
そんなメンバー達を一歩ひいたところで見つめ続け励まし続けたのが事務局長・西堀滋樹です。
日曜の北海道新聞に寄稿が掲載され、先日発売された北海道の情報満載の季刊誌「KAI」の春号でも函館市文学館を特集したページでインタビューを受けています。

季刊誌「KAI」vol.7

様々な世代、個性の強いメンバーが集まり、極限に近い状態での1ヶ月以上の日々を支えたのは、同じ夢を描いている一体感と、思いやりだったと感じています。
そして、その想いを支えたのは、まぎれもなく事務局長、あなたです。

映画の完成、上映までまだまだ大変な日々です。
引き続きよろしくお願いします。


091023まちセンにて































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2010年05月02日

南果歩さんとの日々

本日の北海道新聞の別刷りに、南果歩さんのインタビューが掲載されていました。
エッセー集「瞬間幸福」を刊行した事、夫である渡辺謙さんと息子さんとの3人の日常の事、そして「海炭市叙景」の事も。

ロケの合間にご一緒させていただいた時に、一瞬だけチラリと携帯の待ち受け画面が見えてしまいました・・・すみません。
おそらく親子3人の画像であろう写真でした。
幸せな雰囲気が、一瞬でしたがふわーっと漂ってきました。

ロケの時に、雪で撮影が危ぶまれながらも、美しい星空になった日が印象深いとインタビューでお話しされたそうです。
きっと大沼でのロケですね。

深い雪を踏み固めて撮影の足場や道を作り、夜には星空が出るようにとずっと皆で祈っていた日です。

撮影が始まる頃には、見あげると星空。
何かが起きていると、その時も感じました。


CIMG6266



















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春らしくなってきました

5月になり、桜もそろそろ蕾が花開く直前の様子です。
待ちきれなくって、函館の桜の名所では大勢の方が、花はなくとも花見を楽しんだ5月の初日でした。

ウグイスが初鳴きしたり、ツバメがやってきたり、4月30日にはスイセンも開花しました。
函館の春は、桜が咲いたらホントに実感できます。
たぶん、あと一週間くらいの間です。

映画「海炭市叙景」は冬の寒さの中、だんだんと春に近づいていく季節を舞台にしています。
その期間の光景も、様々な色合いを見せてくれます。
たぶん、函館に長く住んでいる方でも「こんな色合いは見たことがない」という函館の一面をお見せできると思います。

生意気に響くかもしれませんが、これまで多くの撮影でスポットを当てられた函館の街並みとは違う、佐藤泰志独自の視点を感じるところからはじめた映像です。
ぜひ、函館をベースにした「海炭市」の住民となって、映画の世界に入っていただけると嬉しいです。

函館では、つくしもどんどん伸び始めています。

CIMG7865























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