2009年09月

2009年09月30日

おかあさん

川本三郎さんが函館にやってくる!
2日目はシネマアイリスにて成瀬巳喜男監督作品「おかあさん」の上映と、川本さんトークです。

昭和27年公開作品です。
6人家族のお母さんを田中絹代さんが演じております。

家族みんなでクリーニング屋さんを再建!
だけど長男が病気で亡くなってしまい、おとうさんも・・・。
おかあさんは女手ひとつで家族を支えます。
いろいろな哀しい事やつらい事がおきても、この映画はユーモアを忘れません。

映画館の中は上映中、50年以上前の日本になるのです。
悲しんで、大笑いして、おでかけの時はおめかしするんだと思い出して下さいませ。

当事の小学生から募集した作文をもとに作られた脚本。
生涯未婚だった田中絹代が演じる「おかあさん」を、とくとご覧下さい。

川本三郎さんが函館に!2daysの2日目は10/4(日)、シネマアイリスで9:30開場、10:00スタートです。
前売り1,500円当日券1,800円ですが、71席限定です。
まだチケットを買っていない函館近郊の方はお早めにシネマアイリスへご連絡くださいませ。

チケット販売:シネマアイリス(Tel.0138-31-6761)


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2009年09月29日

タイトルをつける

いよいよこの土日に川本三郎さんが函館にやってきます!
飛行機はおキライなので、列車かフェリーか車か、はたまた歩いてか?

東京?北海道間はなかなか歩かないとは思いますが、街を歩くのはぴったりイメージにはまります。
著作にもそれを連想させるものがいくつも。

「ちょっとそこまで」
「町を歩いて映画のなかへ」
「東京の空の下、今日も町歩き」

イベントでは函館や、海炭市を歩く事も話題に出てきそうですね。
函館の地だからこそのスペシャルなひとときです。
販売コーナーでは著作もいくつかご用意いたします。
お買い上げの方にはサインも!!!

土曜の公民館での、どっぷりと海炭市のイメージにそまった空間でのお話し。
日曜の成瀬巳喜男映画のあとの、昭和に時が戻ってのお話し。

それぞれその日だけの、またとないイベントとなります。


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2009年09月28日

川本三郎さんと同じステージにて

いよいよ今週の土曜、日曜は川本三郎さんが函館にやってきてのイベントです!

10/3(土)は公民館での講演会。
10/4(日)はシネマアイリスでの映画トーク。

公民館は座席がたっぷりあるのでチケットはまだ買えますが、今のうちに確保したほうが良いかも。

函館の街を舞台のモデルにした「海炭市叙景」は、函館の街を知る者にとって特別な世界を味わうことができます。
今回の講演会はそこをテーマに、そんな函館の函館山の麓で開催いたします。
ものすごく特別なひとときになります。

川本さんの講演の直前には、その世界観を別な形でも味わっていただくべく、市内在住ジャズマンによる映画音楽や、市内在住の読みがたりすと(読みがたらー?)による「海炭市叙景」からの抜粋の朗読(BGMはピアノの生演奏です)や、これまでの映画製作のドキュメント短編の上映も行います。昨日の函館山での朝日を見に行った映像も公開予定・・・担当スタッフがフル回転で製作中です!


・・・佐藤泰志と「海炭市叙景」の世界Part3川本三郎講演会「わが町から生まれる文学」・・・

評論家・川本三郎氏を迎えての「映画『海炭市叙景』」関連イベント2daysの1日目です。
映画化に賛同する川本三郎氏による、「わが町から生まれる文学」と題した講演で、佐藤泰志が函館をモデルに描き出した「海炭市叙景」の世界を紐ときます。

日時:2009年10月3日(土)
13:00 開場
13:30 第一部「函館市公民館が海炭市になる!」開演
     ・音楽で聴く「海炭市叙景」ジャズLIVE
     ・小説「海炭市叙景」朗読とスライドショー
     ・映像「海炭市叙景」スペシャル・メイキング映像(初公開)
     ・「海炭市叙景の世界」パネル展
14:40 休憩
14:50 第二部「川本三郎講演会」開演
16:30 終演

講演会終了後、川本氏著作の販売会&サイン会を行います。

入場料 1,000円

チケット取扱所

シネマアイリス
美容室アイズ各店(WEST、PRISM、NUBOU、CREAM)
魚まさ各店(五稜郭店、美原店)
Bar杉の子
サウダージスタジオ
函館市地域交流まちづくりセンター(cafeオタジイラ)
水花月茶寮
ほかで販売中

歴史を感じさせる会場で、ぜひお会いしたいのです!


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2009年09月27日

密度の濃い4日間が終了

監督と脚本家がそろって函館に滞在してのシナリオ・ハンティングは本日が最終日でした。
たくさんの収穫と、更なる宿題を生み出して無事に終了!

本日は、函館山から陽の出の瞬間を見る事からのスタートでした。

熊切監督は、ここ半年の間に函館山から陽の出を見たのは3回目。
今回が一番美しい景観でした。
雲にも邪魔されず、はっきりと太陽が姿を現したのです!

何度見ても息を呑む瞬間です。
お二人の表情を写真に撮ろうと準備してましたが、その瞬間は目の前に広がる光景にただ見入ってしまいました。

映画ではとても重要な、そして象徴的なシーンになります。

被写体を求め、映画製作の前準備をひとつづつこなし、更により多くの方に知っていただくべく、函館チームは明日から動きを加速させていきます。


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2009年09月26日

探し物がたくさんあります

映画の舞台になる場所をあちこち探しております。
「こんな感じの家」とか。
「こんな雰囲気の店」とか。
「これと、これと、これが3拍子そろった場所」とか。

実行委スタッフが目を輝かせながらデジカメ撮影してましたら、ぜひそっとしておいて下さいませ。
迷惑という場合はデジカメデータは消去いたします。
我が家を撮影されてたらびっくり!ですが、参考資料であって悪用はしない事
はお約束いたします。

怪しげなサギに見えたら、実行委連絡先の「シネマアイリス」にご確認くださいませ。
この画面の右側「リンク集」の一番上が我々のHPで、連絡先も表示しております。

ひょっとして後日「映画の撮影に使わせていただけませんか」とお願いにあがるかも。
ぜひご協力いただければ幸いです。

一緒に映画を作っていただけませんか。


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2009年09月25日

シナハンって何?

「シナリオ・ハンティング」の略です。
現在、函館の地で着々と進行中!

「ロケハン」はロケの場所を探しますが、「シナハン」はシナリオ執筆時点で行います。
現在は第2稿が出来上がっております。
このあと3稿になり、練りに練った後に準備稿が完成、そして最終的に完成稿となります!

今回のシナハンによって表現が深くなったり、場所の想定が変ったり。
様々なことが起きるのです。
そのために、あちこちを回っております。

来年秋は、我らが「海炭市叙景」以外にも色々な映画があり、エポックメイキングなことになるかも。

その記念すべき年の最重要作品とするべく、みんなが力を出しております。


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2009年09月24日

監督と脚本家がそろって来函中

昨夜からの雨もなんのその。
お昼前から函館は青空が広がりました。
そしてやってきたのは映画「海炭市叙景」の監督・熊切和嘉さんと、脚本家・宇治田隆史さんです!

2人で最新作「ノン子36歳(家事手伝い)」までたーっくさんの作品をタッグを組んで作り上げてきました。
宇治田さんは脚本のほか、監督としても映画を作っております。

明日は僕の車で函館のあちこちを見て回る予定。
これは車内がプチ映画祭状態ではないですか!
おおっ!
なにか夜中にひとり興奮して、修学旅行の前日みたいになっております。

映画にさらに生命を吹き込むべく、函館滞在をサポートしていきます!


とある日の東京は新宿での打ち合わせにて。
左が熊切監督、右が宇治田さんです。
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2009年09月23日

映画のテロップに自分の名前

いくつかの映画に、エキストラとして出させていただいた事があります。
なかでも印象深いのは「パコダテ人」。
函館の街を舞台に、ある日突然お尻にしっぽが生えてしまった女の子を若き(今でも充分若いんですが)宮崎あおいさんが演じております。

僕は興味本位で追いかけるマスコミの一人。
自分が映るシーンは見てられませんでしたが、最後にテロップで自分の名前が出てきた時のことは強烈に鮮明に覚えています。

まぎれもなく、ほんの少しですがこの作品の完成に力を貸せたのかも。

函館の市民映画館を作る!という時にお小遣いをやりくりして協賛金を出し、今でも映画館に「この映画館を作った人」の一人としてパネルに名前が残っていたり。

あまり自慢できる人生ではありませんが、この事は貴重な胸を張って自慢できることになったのです・・・いやほんとに演技はトホホですけども。

\10,000以上の協賛で、我らが「海炭市叙景」の映画にもお名前を記させていただきます。
決して小さい金額ではありませんが、ここまでものすごくたくさんの方のお力を頂いております。
そして、あと少しで映画を作ることができるのです!

おかげさまでオファーしている映画人の方々から、脚本や企画そのものに大きな関心を頂く事ががかなり多く、上映規模から見直すことになるかも!

一緒に完成した時の想いを共有しませんか。
すごい事になりそうです。
その時を、たくさんの笑顔と涙で迎えられそうなのです。


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2009年09月22日

「海炭市」を歩く

函館市をモデルに想像された街「海炭市」。
やはり歩いて見てみるのが良いと思います。

たとえば函館駅から、海を背にして歩いていくと15分ほどで海にたどりつく。
この不思議さはなかなか他にはなさそう。
あちこちに歩くスピードでないと見逃してしまう風景や建物、ちいさな存在ががっぱりとあります。

どこの街もそうかと思いますが。
車のスピードでは見逃してしまう事柄が少なくないのです。

映画では、カメラがじっくりと映し出すことができるのが魅力です。
函館市=海炭市。
どんな場所をどんな視線で切り取るのか。
住み慣れた自分には気づかない角度での映像がたくさんありそう。
ワクワクしております。


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2009年09月21日

雪国でのスポーツ

北海道では雪が多いため、グラウンドでのスポーツは不利とされてきました。
しかし甲子園で優勝し、絶対的な不利ではないという事が証明されて道産子は熱狂!
あの熱気はいまだに体の中にあります。

高校のときは、体育の授業でラグビーがありました。
雪の中でのタックルは、衝撃がやわらぐ・・・という理由があったようななかったような。
「海炭市叙景」でも、ラグビーをする少年が登場します。
これって他の土地では、どのくらいポピュラーなのだろう?

北海道出身と話すと、「スキーが上手なんでしょ」と言われる場合が圧倒的に多いのですが、僕はスキーをしたことがありません・・・。
北海道イコール「スキー」「スケート」のようなイメージでしょうか。

住んでいるからこその文化を、ぜひ紹介したいものです。



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2009年09月20日

「フリージア」

ここ最近。
函館のビデオ屋さんチェックをしております。
熊切監督作品を探す旅です!

最新作「ノン子36歳(家事手伝い)」が話題となっておりますが、その前の2007年公開「フリージア」に出会う確率が最も高いようです。

近未来が舞台。
遺族の訴えに答える「敵討ち法」が認められ、法を執行する者と犯罪を犯して敵討ちを受ける対象者。
護衛が認められているため、激しい戦いが繰り広げられます。
原作とは設定を大きく変えての熊切ワールドにぐいぐい引き込まれっぱなし。

やるせない気持ちになりながらも、明日への希望を描き出す手腕と、宇治田さんの脚本の静と動のテンポ感がたまりません。

荒廃を感じさせる街の色。
海炭市はどんな色に映し出されるのか、期待してしまいます。


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2009年09月19日

秋が来て冬に

すっかり風が秋のひんやり感を運んでくるようになりました。
子供の頃は春と言えば雪解けで道路がグチャグチャ・・・なイメージで、秋のほうが過ごしやすかった印象があります。
今は舗装道路ばかりなので、春のイメージはがらっと変った感がありますね。

短い秋のあとは、長い冬がやってきます。
冬になれば、いよいよ撮影!
同じく熊切・宇治田コンビによる「フリージア」でも雪のシーンが出てきました。

函館での冬の撮影は、白い息なども合成せずにそのままをフィルムに収められると良いな。

まずは短い秋を楽しみながら、冬への準備をしていきます。


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5連休ですね

夜が明けたら連休スタート!
函館にいらっしゃる方も多いのですよね、いらっしゃいませ!

海も山もあり、懐かしいような見たことがないような街並み。
住んでいても見所だと感じております。
できれば歩いてじっくりと見てみてくださいませ。

僕らはいわゆる「観光名所」ではない場所を撮影しようとしております。
素敵な場所がありましたら、ぜひ教えてくださいませ!!!!!


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2009年09月17日

街並みを見渡すと

映画になった時の事を考えると。
「あの家はここ」
「あのアパートはここ」
「あの道は」
なんて感じで街を歩いたり車を走らせながらキョロキョロしてしまいます。

どんな人が住んでいるのか。
撮影のお願いを受け入れてくれそうかな、とか。

必要な1のために20くらい用意するイメージです。
いや、それでもまだ足りないのかも。

映画を完成させるためにやるべき事が山ほどあります。
順番をつけながら、ひとつひとつこなしていく日々は、大変でありかなり楽しいものです。

この日々が終わらなければいいのに、と思ってしまうくらいです。


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2009年09月16日

貧乏を考える

「海炭市叙景」の最初のエピソードに出てくる兄妹は、大晦日に二人とも無職という状況でした。
それでも家中の小銭をかき集め、ロープウェイにのって山の上から初日の出を見ようとします。

本日、ものすごく長い間続いたひとつの党がすすめてきた日本の政治が終わりを告げ、新しいページを開きました。
どちらにせよお金に困ったことがなさそうな国のトップですが、それでも底辺の人々の気持ちを理解できないはずはない!

僕は数年前、給料日前日に愛車のガソリンが底をつきそうになり、かの兄妹のように車内の小銭をかき集めた経験があります。
お財布の残金と合わせて200円!
ガソリンスタンドで、「レギュラー200円分」と注文したとき、恥ずかしさはみじんもなく、「これで明日までなんとかなる」というほっとした状況でした。

まわりの人に言っても「うそうそ、たったそれだけのお金がないなんて」てな感じで、自分たちは富裕層か中流層で、それ以下の人は別の世界の話・・・という雰囲気。

いやいや、いるのです。
10円単位で予算を計算するのです。
僕は住む部屋があるだけ、ありがたいと思っております。
今でこそ、少し楽になりましたが。

新しい政府には、そういうギリギリで生きている人たちに、ぜひ注目していただきたい。
そういう人たちも一票を入れるため投票所に足を運んでいるのです。

「海炭市叙景」の登場人物も、そのほとんどがギリギリのところで生きている市井の人たちなのです。
希望を失いそうになりながらも生きていく彼等を、どうしても映画にしたいと思いを新たにしています。


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2009年09月15日

トレイラー

「海炭市叙景」の映画を作っています!という内容の予告映像(トレイラー)を作りまして、実際に街角で一般の方にまぎれて流れる映像をチェックし改善点を見つけては改良しております。
僕には手の届かない緻密な作業の世界!

プロもアマも関係なく、ものづくりへの情熱とこだわりの作業に触れるのは楽しいものです。

現在、末広町のまちづくりセンターでガラスごしに外に向けて流されている映像が日々進化しております。
10/3の川本三郎さんを招いてのイベントでは、時間も大幅に増え、音もついたパワーアップしたメイキングムービーを見ていただくべく、職人スタッフが毎夜の作業を続けております。

乞うご期待!

まちセンでは、日中は太陽光でよく見えないので、日没後にトレイラーを繰り返し流していただいております。
見に行ける!という方はぜひぜひ。
見に来てくださいませ。


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2009年09月14日

映画村があればいいな

函館は特別な街なのだ。
あきらかに特別な何かがあると、本日わけもなく確信しました。

前々から。
定期的に素晴らしい音楽家が現れる、と音楽業界が常に注目しているという話を聞いたり。
撮影したくなる場所があちこちにある、と映像関係者が頻繁に訪れたり家を買ってしまったり。

いろんな話を聞いては来ました。
そして本日、酒井充子監督の「台湾人生」上映とトークショーで、函館の街に住んだことが大きなきっかけになっていると知りました。

漠然と感じていたけれど、ほんとなんだ。
4年しか函館に住んでいなかったけど、その間にこの方は確信したんだ。

まるで「ブルース・ブラザース」のジェイクとエルウッドのように、これだ!という光を見ることができる街なのだと、そういう光を見たのだと勝手に解釈しました。

酒井さんは、まっすぐに更に先を見ていました。
台湾の人々を、もっと深く見つめる目線でした。
「台湾人生」がこのあと多くの人々の心を揺さぶり、次の作品を待ち焦がれるようになると思いました。

函館に映画村などの撮影環境が整ったり、音楽が更に街中にあふれる展開になれば、もっともっと素晴らしいことが起きると確信した夜でした。
ただただ感謝!


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2009年09月13日

函館が産んだ映画作家

明日9/14(月)に、シネマアイリスで酒井充子監督をお招きしての「台湾人生」上映とトークショーが開催されます。
酒井さんは山口県の出身で、北海道新聞函館支社での勤務で地元の映画祭である「函館港イルミナシオン映画祭」に関わり、映画への想いがあふれて退職し、本格的に映画製作の道を歩み始めました。

そして!
ドキュメンタリー作品の「台湾人生」が大きな話題となり、函館での凱旋上映となりました!
シネマアイリス"イベント情報"

昨年のイルミナシオン映画祭でも上映されたので、ご覧になったという函館の方も多いことでしょう。
明日、月曜日の19時から上映、その後に酒井さんのトークショーです!!!

台湾を日本が統治した時代。
その頃を生きた台湾の方々へのインタビューで、台湾と日本の関わりを映し出しています。
出演者はみなさん日本語がペラペラです。

「ごほうびが欲しいんじゃない。
 日本人として、国のためにあの戦争に行ったんだ。」

日本を今も愛する(ひょっとして日本人以上に!)台湾の方々の言葉は、日本人として作品を見ている僕に雄弁に言葉以上の事を語りかけてきました。
明日の夜、シネマアイリスでぜひその想いをお確かめください。

函館の地で映画への想いを確信にした、素晴らしき映画監督の生の言葉とともに。


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at 19:59|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック ひと | 他の作品

2009年09月12日

声に出して読む

先日の劇団G4のみなさんによる朗読を、ここ何日か繰り返し聞いています。
聞けば聞くほど新しい発見があるのです。

文章として読んだときは、とてもシャープな目線を感じました。
今回の朗読は、とまどいや安堵の感情が生々しく伝わってきたのです。
距離を置いて彼らの物語を見るのではなく、自分が当事者になったように物語の中にいるのです。

語り部の力。
「朗読」が持つ力。
そしておそらく「人間の声」や表情が持つ力。

自分の想像力や読解力をおぎなって余りある、「声」によって作られる深みにやられております。

次は10/3の公民館での川本三郎さんをお迎えしてのイベントです。
実行委の猛者たちが、すでに準備をすすめております。
自分もイチ観客として体感できるのが楽しみでしょうがありません。
今回は、本物のピアノでの伴奏!
さあ、あと3週間待てばいいのです!


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at 22:21|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年09月11日

川本三郎さんをお迎えしての2days

今宵のバル街も晴れ!
23時ちょっと前のこの時刻、まだまだ楽しい夜を過ごしている方も多いことでしょう。
うらやましい!

負けないくらいステキなイベントのお知らせ!!!
川本三郎さんを函館にお招きいたします。


10/3(土)
「佐藤泰志と『海炭市叙景』の世界 Part3 川本三郎講演会『わが町から生まれる文学」
川本さんの講演のほか、同時開催「函館市公民館が海炭市になる!」もあります!ジャズライブ、朗読、パネル展、撮影風景などを盛り込んだスペシャル・メイキング映像の上映です。

会場:函館市公民館(函館市青柳町12-17・・・護国神社のすぐ下です)
時間:1部は13時30分から、2部(講演会)は14時45分から
料金:1,000円(税込)
チケットはシネマアイリス、美容室アイズ(WEST、PRISM、NUBOU、CREAM)各店、魚まさ(五稜郭店、美原店)、Bar杉の子、サウダージスタジオ、まちづくりセンター、水花月茶寮ほかで販売中です。


10/4(日)
「映画『おかあさん』上映と川本三郎トークショー 川本三郎が語る『成瀬巳喜男と昭和の風景』」
成瀬巳喜男監督、田中絹代主演の昭和27年の作品「おかあさん」の上映と、"成瀬作品で最も好き"と公言する川本三郎さんのトークは必見!

会場:シネマアイリス(函館市本町22-11)
時間:開場9時30分、開演(映画)10時から、川本三郎トーク11時50分から
料金:1,500円(税込)
チケットはシネマアイリスで販売中

すごいことになっております!
2日連続です!
特に2日目は71席限定ですので、お早めにチケットを手に入れてくださいませ。

「海炭市叙景」や「佐藤泰志」をキーワードに、様々な見つめ方を知ることができそうで、とっても楽しみです。


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at 22:37|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年09月10日

明日ははしご酒

明日9/11(金)は五稜郭タワーでのパネル展最終日です。
8時?19時ですので、見ようと思っててまだ行っていないという方は明日ぜひ足をお運びくださいませ。

そして同じく明日は「バル街」です。
函館の西部地区を飲み歩く楽しいひととき。
実行委としてのイベントはありませんが、ほほ赤らめて飲み歩きながらチラシを配るスタッフがあちこちに出没する予定です。

また、スタッフの店でバル街に参加しているのは「舶来居酒屋 杉の子」です。
このページ右側のリンク集にある「実行委員?君の瞳にラムハイを」は、メンバーである"杉の子永遠の看板娘"によるブログなのです。
店で「海炭市叙景」の話をしていただけると、もれなくとびきりのスマイルをプレゼント(?)シテクレルトオモイマス。

みなさまが楽しい夜を過ごせますように。


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at 22:04|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント | 実行委

2009年09月09日

映像作品を作りました

末広町の「まちづくりセンター」では函館PR映像が常に流されています。
本日から、「海炭市叙景」のPR用映像作品が流れております。
実行委メンバー"なかのっち"の渾身の作品です。

深夜、家族が寝静まってから黙々と製作した3分半の力作です。
函館の西部地区に足を運べるという方は、ぜひご覧いただきたい!
この金曜は「バル街」イベントで、西部地区をはしご酒する方も多いと思います。

佐藤泰志紹介映像やら。
映画化PRイベントやら。
先行ロケの映像やら。
音がなくても伝わるように編集されております。

来年の今頃は全国的に大変な話題になっている(と希望!)映画「海炭市叙景」のロケ風景などを、ぜひぜひご覧くださいませ。


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at 22:58|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実行委 | メディア

目の覚めるような夜

まさに「魂の叫び」でした。
昨夜の竹原ピストルさんの函館でのライヴ!

ギターと歌とハーモニカで、ものすごいパワーだったのです。
耳だけでなく、体全部で受け止めなければ消化しきれません、すごかった!
力強さと繊細さが同居していて、スタッフや、お客さんや、そして店内のレコードジャケットを通じて視線を送る先達音楽家への尊敬の想いが随所に感じられました。

紳士でした。

「海炭市叙景」の話をしたら、「そうそう、熊切監督に『ひとあし先に函館に来てます』ってあいさつしようと思ってたんですよ。僕も出演させてくれないかなあ」とおっしゃってました。
監督、この場を借りてお伝えいたします。

純粋で純朴でまっすぐな方でした。
「『ロケのときに、必ず函館に応援に来ます』とブログに書いてくださいね!」ともおっしゃっていただき、じーんとしてしまいました。
竹原さん、末永く、末永くよろしくお願いします!!!!!!!!


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at 08:22|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 出演者 

2009年09月08日

音楽イベント盛りだくさんです

音楽のイベントが続いております。
6日は物語に登場する音楽のコンサートがありました。
今夜は熊切監督の作品「青春☆金属バット」や「フリージア」に出演している竹原ピストルさんの函館での弾き語りライヴ。
10月3日には川本三郎さんを招いての講演会で、ジャズ・ミュージシャンによる映画音楽のライヴを予定しております。

「目で読み、耳で聴く」
そして映画が生まれるなんて、なんと素晴らしいのでしょう!
子供の頃から「パイロットになりたい」「野球選手に」「ミュージシャンに」なんて夢と一緒に「映画に出たり作ったり」というのも当然のようにありました。

映画を作るという事は、我々にとってすでに夢ではなく"すぐそこに"あるという手ごたえを持っているのです。
その想いが、どんどん広がって大勢の想いになっている事を実感として感じております。
もうすぐなのです。

竹原さんの言葉を借りるなら
「なあ、友よ
 夢っていう言葉は
 きっとあきらめた人が発明したんだろ」

大げさに言うなら、このくらい夢が夢でなく現実としての手触りが出てきました。


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at 18:43|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年09月07日

青春☆金属バット

いよいよ竹原ピストルさんに会えます。
野球部で万年補欠だった男が、「究極のスイング」を手に入れるために10年間ずっと金属バットを振り続ける!

主演作「青春☆金属バット」で見せる、不器用で一途な男にただ涙。
寝入ってしまった坂井真紀さんを抱きしめようとするけれど、やっぱり我慢して毛布をかけてあげ、そして素振りするために部屋を出て行くシーンにやられました。

歌う竹原さんは、どんなだろう。

函館のフォーク酒場での弾き語り、それを待つ我が身のこのワクワク感はいったい何なのだ!


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at 23:49|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 出演者 | 他の作品

2009年09月06日

竹原ピストルさんが北海道ツアー中

本日の五稜郭タワーでのイベントに足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
告知が直前だったにも関わらず、当イベントを選んで来ていただいた方に、大変感謝しております。
朗読のときに、目を閉じて聞き入っていた方が多かったのが印象的でした。
僕もピアノ伴奏をしていなければ、そうしたかった瞬間が多々ありました。
劇団G4のメンバーにも感謝!

そしてすぐ次の火曜日に。
北海道ツアー中の竹原ピストルさんが函館にやって来ます!
すごい名前です!
竹原さんは、「海炭市叙景」監督の熊切和嘉さんの作品「青春☆金属バット」の主演俳優であるあの方です!
加瀬亮さんや菊池凛子さんをいち早く起用した熊切監督ですので、音楽家としてのほか演技者としても大注目!!!

自身のグループ「野狐禅(やこぜん)」を解散し、ソロで歌う旅に出ています。
北海道ツアーでの函館は
9/8(火)「魂のフォーク亀しょう」(函館市本町7-4)
開演20:00
チケット¥2000-

目の覚めるような一夜になりそうです。


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at 20:00|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 出演者 

2009年09月05日

音がよく響く会場

明日9/6(日)はいよいよ五稜郭タワーでの朗読&コンサートイベントです。
さきほどまで前日リハーサルでした。
楽器の音も、声もよく響く!
響きすぎるくらいなので、3人での朗読や、2人での演奏などの少人数がぴったりです。

いつもの曲が、かなりのプラスアルファな要素つきで聴こえました。

9/6(日)13:00?15:00
「目で読み、耳で聞く、佐藤泰志「海炭市叙景」の世界 at 五稜郭タワー」開催です。
入場無料
お車の方は、近隣の有料駐車場がチケット料金と思って・・・いかがでしょう。


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at 22:31|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年09月04日

Happy Birthday to 熊切監督

おめでとうございます!
といっても・・・9月1日のお誕生日!
遅くなりましたが、おめでとうございます!

エレファントカシマシとかコブラとか日本の個性的なミュージシャンにいちいち反応してくれた熊切監督!
「Tシャツは映画関連のものしか持っていない」と言っていた熊切監督!
面白そうなものに瞬時に反応して駆け出していく熊切監督!

ああ、函館に住んでしまえばいいのにってくらい愛しております。
釣りのポイントも探しておきます。

Happy Birthday!

・・・3日も遅れてのお祝いで誠に申し訳ありません。


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at 23:04|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック スタッフ 

2009年09月03日

文字を微妙に

文字を微妙に変えてある場合がよくあります。
海炭市の町名でも「東金町」は函館の「東川町」を連想させ、「駒形の倉庫」は「駒場車庫」を連想させます。

曲名でもガンズンローゼスの「レックス・ライフ」は、本物のガンズの「レックレス・ライフ」を彷彿とさせます。
これは「reckless」だと"むこうみずな人生"という意味が、小説では「reck?注意深い?」となり、探し物をしながら車を走らせるカップルになぞらえているのかも。

色んな仕掛けを、ひとつひとつ謎解いてみるのも楽しいものです。
正解かどうか、答えは求めないにしても。


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at 20:02|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 小説「海炭市叙景」 

2009年09月02日

次の日曜にステージイベント

9月6日(日)に五稜郭タワー1Fアトリウムにてステージイベントを開催します。
11日まで継続中のパネル展といっしょに、ぜひお楽しみくださいませ。

当日は10時からスタッフが会場でセッティングを行ってます。
ステージでは

13:00 音楽ライヴ
13:30 朗読「まだ若い廃墟」
14:00 音楽ライヴ
14:30 朗読「週末」

という予定です。
朗読は函館で活動する「劇団G4」のメンバー(3名予定)です。
劇団G4公式HPはこちら

音楽は函館のパーカッショニストといえばこの方!という荒良木亮さん。
そして私がギターやらピアノ(キーボード)やらで弾き語るデュオでの演奏です。
物語に登場するガンズやエアロやトム・ウェイツあたりを取り上げます。

乞うご期待!
入場無料!
出演者は本番に向け鋭意準備中!


これをきっかけに「海炭市叙景」との距離が更に近くなっていただけますように。


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at 21:33|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント 

2009年09月01日

突き動かされて生まれた言葉

「海炭市叙景」パネル展では、佐藤泰志の若かりし頃の文章も読むことができます。
本日、地元函館のケーブルテレビに取材していただきました。
高校生の時に書いた、ベトナム戦争に突き動かされた文章をじっと見入っていたのが印象的でした。
同世代の周りの仲間たちとは、あきらかに違う視点と感性から書かれた言葉が綴られております。

夢を語って、嘲笑されたりした経験はありませんか?
早熟で珠玉の才能・佐藤泰志の立ち位置は、それが故の孤独だったのかも。

時間をかけて読めば読むほど、彼の言葉が身体の深い底のほうで響いてくる感覚に気づかされました。


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at 22:44|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック イベント | 佐藤泰志