2009年08月15日

産業道路と電車道路

函館は歩いてこそ街の魅力がわかると常々感じています。
「海炭市叙景」の主人公は街そのもの。
熊切監督が来函した際に車であちこち移動しましたら。
そしたら「全国チェーンの建物が多いと、どこの街に来てるのかわからなくなる事が多い」とおっしゃってました。
そして繁華街の裏通りなど、ふだん撮影隊がロケしないような場所へ、次々と足を運んでいたのです。

小説「海炭市叙景」には電車の運転手や、産業道路を車で走り続ける夫婦が登場します。

函館の街は、車道の真ん中を路面電車が走ります。
路面電車の終点「湯の川」からは、車の行き来が激しい産業道路が大きな半円を描いて延びています。

小説では電車や車に乗った視点で、街の個性を映し出しています。
それは、電車の速すぎない慎重なスピードだったり。
産業道路を探し物を求めてひた走る疾走感だったり。

歩いている時にはわからない見方で街を見てるのですね。
映画なら、さらに他の角度からも街を見る視線を取り入れられるかもしれません。


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