脚本家・宇治田隆史さんに会いたい夏祭りの季節

2009年08月01日

傷つけられたのは、傷つけたから

「海炭市叙景」には18のストーリーが存在します。
季節ごとに9つのストーリー。
本来ならば四季それぞれ9つのストーリーで36の短編からなる物語の予定でした。

佐藤泰志の死で物語は永遠に中断されたまま。
でも僕が受け取った18のストーリーからなる物語は、不思議と途中半端な印象を受けません。

そう思って読んでいるからか、そうなる予感で書いたのか。

映画となる「海炭市叙景」は、その中からいくつかのストーリーをピックアップする形です。
登場人物は、それぞれの重たい人生を歩いています。
明日には良いことがあると信じているのです。
でも、自分や、自分の大事な人や物が傷つけられる事があるのです。

自力ではどうしようもない環境の変化だったり。
世の中の変化に対峙した結果だったり。
そして自分が傷つけたことが理由だったり。

どのシチュエーションも自分の歩いてきた道で思い当たってしまうのです。
それが切なくもあり、明日の光へのヒントだったり。

気付かずに人を傷つけているという事に、気付いてないであろう自分にがっかりしながら。
明日は気付けると思ってみたくなるのです。


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